クルマに乗るなら安全・快適に! | ふんわりしずかに…

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時間も場所も、自分からもちょっとだけ離れて…今、ここにくつろぎましょう。

 「クルマを発明していなかったら、人間は今の10倍幸せだったろう」

 写真家の藤原新也さんの言葉です。10年以上前になるでしょうか。どの雑誌で見たかも覚えていませんが、僕はこのひと言に心から共鳴しました。

 

 クルマの事故が多発しています。

ドライバーの不注意がもたらす事故から高齢者による運転、あまりに間違ったエゴが引き起こした犯罪。悪いのはクルマでなく、人です。そして悲しい犠牲に遭い続けているのも、結局は人なのです。

 

 僕は免許を持っていません。

スーパーカーブーム真っ只中の1980年代初め。僕も人並みの願望、というよりも思い込みがあったのですね。自動車学校に通い、3段階まで進んだんですけれども、いまいち気乗りがせず就職の関係もあって、やめてしまったことがありました。

父がクルマに乗らないこともあったでしょう。街に住んでいるのでクルマ抜きの生活に不便を感じたことはありません。当時はクルマ=男としての自分を表象するモノでしたけれども、僕は免許やマイカーが無いからと言って恥ずかしい思いをしたことはなく、仕事ではもっぱら運転する人の隣に座らせてもらいました。こんなとき運転してくれる人に尊敬と感謝の念を伝えると、むしろ人間関係が良好になれたような気がします。彼女とのデートも電車・バスで楽しみました。

僕は性格が悪いので、ハンドルを握ったらメチャクチャ暴走したと容易に想像できます(苦笑)。あ~、よかった。免許が無くて。

 

あなたは今日、どんな1日を過ごしてますか。

気分はいかがですか?

幸せな人、特別なことはなにもない人、苦しい人もいるでしょう。 

 

 この10年は若者のクルマ離れが顕著ですね。

国民の免許取得率は60%台まで下がり、特に都会で低くなっています。昨今の事故状況から免許、ドライバーに求められるカラダと特にメンタル面については見直しが進むでしょうし、進めなければいけない重要課題です。

 

クルマは生活を便利で快適にしてくれるツールです。

趣味としても素敵なアイテムだと思います。

ただし、クルマが私たちの生活時間のすべてスピードをアップさせたこと、時に弱い者を傷つける凶器になることを運転する人も、同乗者も忘れずにいたいものです。藤原さんの言葉の真意もここらにあったと僕は思っています。

 

今日も安全第一、快適ドライブで行ってらっしゃい&お帰りください。

家に着いたら、心身の疲れを取って今ここに安らいでくださいね。

 

ふんわり静かに・・・。