軍事マニアな人々♪~Death In June | ふんわりな日々

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90年代に大型CD店ロック売り場で働いておりました。その時の担当はアメリカ方面のマイナーレーベルとか、北欧のインディーズとか。ブリットポップ全盛期の思い出多し。思ったことを書き綴るブログ♪お喋りにお付き合いくださいませ♪

少しづつ…クリスマスに届いたメガネ王子(って、スティーヴン・ウィルソンさんよラブラブ)のDVDを見ています音譜
なにせ2時間もあるので、時間を作ってゆっくりと鑑賞したいっビックリマーク
そんなことを考えながら、子供を寝かしつけた後にこっそり?見ていると…
夫「あっ、今見てるの?ちょっと、ちょっと待っていて…」
なにかしら、と思ってリビングのソファーに座って待っていると、壊れて捨てよう、と思っていたミニコンポのアンプを持ってきた。
「何に使うの?」
「…これ、壊れているのはCDプレイヤーだけだから、たぶんテレビに繋げられると思うんだよね~ひらめき電球まぁ、見ていてよグッド!

スティーヴン・ウィルソンさんのCDおよびDVDって、5.1サラウンドの音で聴けるそうなのですが、音響システムに投資するほどの余裕もなく…
このオーディオは、結婚当初に池袋のサクラヤで購入したもの。
思い出があって、捨てよう、と思っても決心がつかずに、物置に置き去りにされていた。

手際よくアンプを設置する夫…さぁ、もうすぐ音がでますよ。
音が、出ましたビックリマーク
ライヴ映像を、ちゃんとした音で聴く…ということを初めて経験する私。
「…すごくいい音だね音譜ありがとうパパラブラブこれで、パパの持っているDVDも良い音で聴けるね~」
「…そうだろ?これで、戦争映画を良い音で見たいと思っていてさ~」
「戦争映画はてなマーク
「戦場の臨場感が味わえる…ドクロ

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、夫は軍事マニアなのですしょぼん
この冬は寒かったので、毎朝娘の通学班を見守りに玄関先にでると、氷が張っていた。
気温を確認すると、マイナスの表示…寒い雪

寒い、寒い…と口癖のようにつぶやいていると、夫が一言。
「-40度の気温の中、銃や戦車で戦争をしていた時代もあるんだ、それに比べたら、文句は言えない…」
「…それ、いつの話?」
「…第二次世界大戦中のロシアとか、ドイツとか…あの辺で戦争をしていた連中は、寒くて死んでるやつもたくさんいるんだ…。
だから、死なない程度に寒い、ということだけで、愚痴をいうなんて変だろ?」

はてなマーク

変なのは、アナタですよ叫び


そんな戦時下の兵士の置かれた状況にまで想いを巡らす夫、超読書家でもあるのですが、読んでいる本のほとんどが武器&戦争モノ(+宗教学的な本)。
いちばん驚いたのは、中世から近世のヨーロッパで使われていた武器が掲載されている本&ヨーロッパにある著名な城の造りを解説した絵本…これ、何のため?と思って訊ねたら…武器が有能でも戦略が悪いと負ける(??)ので、城の中も熟知する必要があるらしい。
時間ができると、お茶の間で嬉しそうに戦争映画を観ている…ドクロ


そんなアナタにピッタリなのは目



Death In June - Many Enemies Bring Much Honour

夫にこの映像を見せたら…
「…戦車はタイガーだな。
SSの迷彩スモックを着ていて、頭に巻いているのはヘルメットカバーだと思うけど…ツェルトバーンを加工したのかな?」



Death in June - we said destroy II

これ、有名なマークなのでお気づきかと思いますが…彼らのアートワークに使われているのは、大戦中のドイツ、ですね。
夫によると、宗教的にスカル&ボーンは、そんなにネガティブな意味ではないそうです。




Death in June - Golden Wedding of Sorrow

なにやらお顔を隠していますね、戦時下のドイツの体制を連想させるモノゴトばかりで、さすがに…誤解を生むのかな。
頭を隠している紐の束って、なんだろう?
夫に聞いたら、兵士が戦場で使うヘルメットの上からかぶるカモフラージュ=フェイスカバーだそうです。

☆デス・イン・ジューンは、イギリスのミュージシャン=ダグラス・ピアース率いるネオ・フォーク・グループ。81年から活動をはじめ、ポストパンク期には、彼らの特徴的な打楽器の使い方や、軍事を匂わせるアティチュードで注目を集めた。彼らが最も影響を受けていたのは、ジョイ・ディヴィジョンのサウンドである…Wiki英語版より。

初めてのライヴは、バースディ・パーティの前座かお
この時代、ネオサイケ、4ADやダークウェーヴ…暗い音楽って、常に存在していた気がします。

彼らの音楽のことを、ネオ・フォークって呼ぶみたいですね。同じくカレント93はフロント242(テクノ)みたいな音楽かと思っていた。90年代になっても活動していたのは、覚えているけど…YouTubeで試聴中目
ドラムなしのフォーク+4ADにブリティッシュ・トラッドが混じっている感じ…たしか、ピコピコした音もやっていたはず…探せないなぁ…まあ、いいや。
言いたいことを歌いながら裏の音だけは、いろいろと実験している?UKらしいポップなまとまり感もあって普通に聴ける…面白い、結構好きかも合格
ネオ・フォークに、ドラムやらエレキやらシンセやらのプラグをオンにして、ステージをそれっぽく演出したら、80年代の裏ロック=ゴシックに近い雰囲気もありますね。


最後になりますが…夫は戦争には、反対しています。
なぜならば、
「戦争には勝者も敗者もなく、すべてが犠牲者だから…」

そのとーりです、いいこと言うね~だけど、音楽には辛口な?夫なのでありましたニコニコ