クレヨン王国のパトロール隊長
福永令三 作
三木由記子 絵
講談社
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誰にでも気の合わない人というのは、いるものです。
それを教えてくれる作品です。
なにかしたわけでもない
なにかされたわけでもない
でも、なんか嫌い、合わない
そんな感情が出てくると、自分は優しくないんじゃないかと
自分を責めてしまう。
責めなくていいよ。
ただ嫌い、合わない
それでいいじゃない。
その上でどうするか、考えよう。
自分で答えを見つけるしかないんだ。
大人になった、今読むとそんなことを感じました。
私にとってこの作品は、異色で
クレヨン王国シリーズの中で、この作品だけ特別というか
どう扱っていいかわからないんです。
正に、なんか合わない、の状態。
自分の中の嫌な部分を見せられているようで、
児童書だけど、大人にもぜひ読んで欲しいです。