幸せはいつも自分の中 | ひろみのBOOKブログ

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読書体験は自分へのギフト♡5年後、10年後、30年後の自分へ贈り物をするように読みたい。皆様と本の出会いをお手伝いできたら、嬉しいです♡表紙だけでも頭の片隅に置いておけば、書店で出会った時は、もう初対面ではありません。知ってる本なら手に取りやすい♡


クレヨン王国いちご村

福永令三 作
三木由記子 絵

講談社

いちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちごいちご

いちご村って、タイトルが可愛いです。

盲腸の手術をした正くん。
夢の中に12色のクレヨンが現れて、それぞれの色にちなんだお話を始めます。

私は、むらさきクレヨンが話す「レールの中のスミレ」という話が大好きで
この部分だけ何度も読みました。

スミレの旅立ちが描かれるので
この季節にもピッタリです。

サラッと読んでしまえば単純な話しなんですが

本当の幸せとは?
本当の愛とは?
ということを考えさせられるお話です。

今いる場所が自分にとっての世界全てだったのに、実はそうではなかったと知った時、
まだ見ぬその世界に行ってみたい見てみたい、と思うことは当然のことです。

だけど、それが本当に自分にとっての幸せなのか?

幸せは、外側に向かって求めるものではなく
いつも自分の中にある、ということに気づかせてくれます。

最後は児童書らしく丸く収まるので、ほっこりします。