それぞれの幸せ | ひろみのBOOKブログ

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読書体験は自分へのギフト♡5年後、10年後、30年後の自分へ贈り物をするように読みたい。皆様と本の出会いをお手伝いできたら、嬉しいです♡表紙だけでも頭の片隅に置いておけば、書店で出会った時は、もう初対面ではありません。知ってる本なら手に取りやすい♡


クレヨン王国の花ウサギ

福永令三 作
三木由記子 絵

講談社

ウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギウサギ

悪魔のアオザメオニが、人間の優しさによって封じ込められ
人間の欲によって目覚めてしまう。

それをまた封じ込め、見張る役目を持った
花ウサギの物語です。

一度目覚めてしまったアオザメオニを再び封じ込めるか、それともしばらく放っておいて、人間に制裁を加えるかという大会議を、クレヨンたちが行います。
耳の痛い意見が出てくるせいか、この作品を夢中になって読んだという記憶がありません。

ですが、クレヨン王国に迷い込んだ校長先生が、ヒキガエルとして生きるというエピソードは、とても印象に残っています。

『校長ガエルは、つくづく、じぶんがカエルであってよかった、こんど、なにかにうまれかわるときも、ぜったいヒキガエルになろう、と思うのでした。』

どんな生き物にも、それぞれの幸せがあるのだということを教えてもらいました。


境目を
作っているのは
誰だろう?