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ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。



前橋寛仁親王牌は、激闘の準決勝を終えて
いろいろなアクシデントや大穴が飛び出し
決勝進出の9名が決定。



3人ラインとなるのは四国
犬伏ー松本貴ー小倉の並びに

犬伏と小倉は師弟の間柄ですが

「見習い弟子の後ろは譲る。
 どちらかにGⅠチャンプに
 なって欲しい。」

と、徳島のビッグボス・オグリューが
譲る形で松本貴が番手に。



実質、逃げイチのメンバーになった
犬伏の番手は狙われる位置ですが
果たして無表情な男・松本貴治は
犬伏の番手を守りきって好連携を決め
四国に久々のGⅠタイトルを
もたらすことができるでしょうか。


ちなみに…四国の選手で最後にGⅠを
獲得したのは、ビッグボス・オグリューで
19年前の、2006年の小倉競輪祭
吉岡稔真の番手から、捲りの勢いを
もらって直線強襲してハンドル投げで
グイッと伸びての優勝






そして、決勝のゲストは、元プロレスラー
「極悪同盟」でヒールの頂点に立った
伝説の名悪役・ブル中野さん。



逆立てた青い髪が特徴で、
得意技はギロチンドロップ。
 

 

 

アジャコングとの金網デスマッチで
4mの金網の上から手を合わせての
ダイビングギロチンドロップを決めて
勝利した一戦で、女子プロレス界の
頂点に立った方なのですが…


トークショーの相手が、地元の
ガールズの河内桜雪選手

果たして、ちゃんと噛み合うような
マッチアップなんでしょうか…?

そして現役時代のブル中野さんの
イメージカラーは、青に染めた髪
4番車のサイン車券、ってことで



……オグリュー、なんでしょうかね。

★★★★★★★★★★★★★★★★★

準決勝振り返り

当ブログの専属解説員(逆報酬)


灰人さんの解説で送ります。


10R

灰人さん
「人気は眞杉ーヨシタクと
 深谷ー岩本で、あとはケンヤの
 単騎捲りって感じなんだけど
 誰にも警戒されていない
 人気の盲点があるんだよな。」

筆者
「逃げるのは調子イマイチだけど
 眞杉で、番手のヨシタクが
 絶好じゃないの?」


「まあ、2日間を見る限り
 ヨシタクの状態は良いんだけど
 眞杉はイマイチで、深谷は初日に
 村田祐を相手にイモ引いた競走で
 状態が良いとは思えないんだよな。
 ケンヤは確かに脚は良いと思うけど
 この2連勝は展開ラッキーも
 あっての出来過ぎ、細切れ戦で

 決め打ちができないメンバーなんで
 位置取りが難しい。」


「なるほど…。」


「で、それぞれのライン先頭が
 誰の仕掛けにベクトルを向けて
 警戒するかって話なんだけど
 眞杉は深谷80%、嘉永20%
 深谷は飛びつき警戒で眞杉90%
 嘉永に10%くらいの割合で
 嘉永は眞杉50%、深谷50%
 そんな感じで矢印が向けられて
 あとは、それぞれの番手選手は
 後ろにケンヤが入ったら警戒する。」


「まあ、『矢印の理論』を考えたら
 確かにそんな割合なんだろうね。」


「で…今回は誰にも警戒されずに
 自分だけの仕掛けで捲りが打てて
 高速バンクに向いた脚質の
 河端が絶好の狙い目。」


「……マジで?」



「PIST6で連勝を続ける王者河端
 小回りの屋内バンクならSS級の脚で
 現に二次予選では展開恵まれたとは
 いえ、新山の先行を最後方から捲ってる。
 高速バンクの前橋で、審議が厳しいから
 眞杉もヨシタクもすぐ落ちそうな河端に
 厳しいヨコの動きができない。」


「でもなぁ…河端、枠負けじゃないの?
 最後方から脚を使っていったん斬って
 次々被されて下げたら、ヨコができない
 河端は位置が取れないから、キツくない?」


「そこは確かにそうなんだけど
 眞杉はできれば前と最後方を避けて
 中団からスタートしたくて、深谷は
 あまり初手の位置取りには拘らない。
 嘉永は一発に賭けたいから1枠で
 前受けを取るだろうけど、河端が
 必死にインくれしたら、前か前中団が
 取れる可能性があるんだよな。」


「なるほど…。」


「眞杉が先行で、中団で脚ためて

 自分のタイミングで一気に発進する

 河端の全力ダッシュに久米が切れて
 相手は眞杉の番手からヨシタクで
 3着は切る奴がいないから、全から
 あとは3着を多少絞って厚め買いだな。」



締め切り間際だったので、灰人さんの
能書きには納得しつつもノリでは
買いませんでしたが…


初手で嘉永が前受けして河端は3番手
青板バックで後方から斬りに行った
深谷を、嘉永が突っ張って前に踏み
そこを眞杉がダッシュして先行
ケンヤは嘉永と小競り合いの末
3番手をキープ




河端はホームで捲り発進して…
久米は踏み出しでブッチンして
ヨシタクの牽制も乗り越えて出切り

 


やむなく眞杉を捨てて切り替えた
ヨシタクがゴール前でタレる河端を
差し切るも…

ヨシタクー河端ー嘉永で入線




 

 

決定の瞬間に、隣から
久々の恐怖新聞が飛んできまして…

 







11万車券を3枚、獲ったそうです。


「まったく、解説料もくれない奴に
 御祝儀をくれてやって、その上に
 ブログのネタまで提供するんだから
 俺もお人好しだな。」


「……アリガトウゴザイマス。
 イタダイタゴシュウギハタイセツニ
 ツカワセテイタダキマス。」
(感情のこもらない声で)
 
嘉永はG1の初優出
たいへん嬉しいことではありますが
横でもの凄いドヤを頂きました上に
筆者の車券は外れましたんで…ねぇ。



11R
8Rの終了後くらいに、突如として
ワッキーの負傷欠場のアナウンス
肘の脱臼骨折だそうで、にわかに
ザワザワが起きるサテライト



全治40日ってことは、競輪祭にも
間に合いそうにないんですね。
もうGP出場は決めているとはいえ
なんとも残念な最強超人のアクシデント



「あらら…もう、こうなったら
 普通に清水ー犬伏で決まるわ。」


「前受けの菊池岳が抵抗しても
 軽く捲っちゃう?」


「犬伏は、強い相手や二段駆けには
 腰の引けた競走をしちゃうけど
 格下や弱い相手には、横綱相撲で
 圧倒的な強さで勝っちゃうからな。
 
 ワッキーのいないメンバーなら
 少々突っ張られてもすぐ引いて
 打鐘あたりからカマして楽勝。
 雨谷は牽制がヘタクソだから
 大外の届かないところを捲れば
 清水までは触られずに出切るだろ。」


「伊藤旭の捲りでワンチャンある?」


「タイム的には捲ってもおかしくない
 感じなんだけど…伊藤旭の捲りは
 叩き合いの勝負がついてからなんで
 菊池岳があっさり負けて引いたら
 届かずに3着くらいかもな。
 まあでも、普通に清水ー犬伏じゃ
 つまらないから、旭の絡みも買うわ。」


「嘉永が決勝進出決めてるから

 伊藤旭も勝ち上がったら

 さすがに連携するのかね?」


「そりゃ、特別の決勝で

 同県の高校の先輩後輩で

 別線なんて無いだろうよ。
 伊藤旭、前回り志願の死に駆けで

 嘉永もさすがに連携するんじゃない?」


レースは、ほぼ灰人さんの読み通りで
前受けの菊池岳を青板バックで犬伏が
叩きに行くと、突っ張って抵抗して
そのまま先行態勢の菊池岳



犬伏は打鐘でもう一回ダッシュして
今度はギアを上げてあっさり出切り
牽制失敗の雨谷は隊列に戻れず
で…クチが開いた岩津がなんとか
追い付こうと踏み込んだところで
恩田が外にブロック、ちょうど捲って
きた伊藤旭の前輪に弾かれた岩津の
後輪が接触して…

 

九州ファンの期待を乗せたはずの

伊藤旭の捲りは、車体故障でストップ



後続をぶっちぎった犬伏を
ゴール前でチョイ差しの清水が1着
3着で入った恩田は審議でしたが
「それぞれ」でセーフ、地元GⅠ優出。


 
「しかしなぁ…この恩田のセーフは
 明らかに車体故障の原因を作ってて
 一方的に岩津をブロックしてるのに
 地元だからって理由での、
 甘々な判定としか思えないわ。」


「確かにな。旭はほぼサラ脚だったし
 車体故障してなきゃ3着には
 来てたと思うのに…。」


「今回はけっこう審議が厳しいし
 失格にならなくても赤旗が上がる
 回数は多いんだけど…審議自体の
 基準がレースによって違うのは
 さすがに納得できんな。」


「せやな。」



12R
枠負けの四国両者が前受けして
四国ー近畿ー南関ー東北の順の初手
意外なことに新山が後ろ攻め



青板バックで後方の新山が動こうとした
ところ、他の全ラインが車を外に
持ち上げて牽制して…意を決して
ダッシュした松井の番手の根田は
クチが開いてしまい、前受けの
松本貴が番手にズッポシ



松井ー松本貴ー小倉ー松谷の順になり
やむなく駆ける松井に対し、新山は
打鐘過ぎに踏み込んで捲りに行くも
寺崎に合わされて不発、そして松本貴が
最終ホームで絶妙の番手捲り





 

バックで捲った寺崎は、オグリューの
牽制で不発、直線で内を突こうとした
松谷もオグリューに締め込まれ伸びず



不発の寺崎の後ろから強引に
切り替えて伸びた古性が迫るも
松本貴が押し切って四国ワンツー
もっと付くかと思ってましたが
意外にも3連単1万7千円


「う〜ん…ここは初手から展開が
 想定とぜんぜん違ってたわ。
 新山はこのメンバーなら
 先行できるのは自分だけって
 甘く考えてたのかなぁ…。」


「他のラインの警戒の矢印が
 全部、新山に向かってたからなぁ…
 赤板と打鐘前に仕掛けるチャンスが
 あったんだけど、2回ともスルー
 したのは、気持ちが弱いとしか…。

 しかしオグリューは凄いわ。
 初手から前々にいたから、

 ダッシュで脚を使う展開に
 ならなかったのはラッキーだけど
 内外の両方をきっちり止めて
 最後は古性にも踏み勝つとは…」


「せやな。」


車券の結果は…
いつものサテライトで
負け戦の3Rから参戦

5Rで、灰人さんから
「浅井は落車で壊れてるから
 川口が駆けても番手捲りできない」
とのアドバイスを頂き
2日目の動きが良かった友和から
流して、3着椎木尾で配当跳ねて

2万シューを的中




そして7Rでは、今回の新発見
塩島の先行から佐々木龍のアタマで
こちらも2万シューを頂き

 

 


今日はイケると思ったんですが…
準決勝で全敗

10Rの灰人さんの11万シュー
3枚的中にヤラれてしまい




トータル収支ではチョイ浮きでしたが
気分的にはボロ負けで終了

でもまあ、最終日を打てるライフは
十分に確保できたから…と

 

 

帰宅して日本シリーズを見たら

まあ、いい勝負ではありましたが

ホークスが負けちゃいまして

心のライフが激減しました。

 

ああ、ビールが苦い。


 

★★★★★★★★★★★★★★★



決勝予想


 

初手は1番車の古性が単騎なんで
微妙な感じですが…四国ラインに
前は取らせたくないので
ヨシタクが前受けと想定

26/1/38/5/974

そこから犬伏が青板バックで
いったん斬りに行くのを
ヨシタクも清水も牽制して…
犬伏は誘導を降ろして下げて
打鐘あたりで再ダッシュ


準決みたいな感じで出切れば
四国ラインでワンツーでしょうけど
単騎の古性も含めて別線の警戒が
全部、犬伏に向いてしまってますので
果たしてその警戒を越えられるか

近況は落車続きのヨシタクや
共同通信社杯でやらかした古性が
松本貴のところに飛びつくか
どうかは微妙ですが…
「出切られたら捲れない」犬伏の
カマシを簡単には出させないはず


犬伏が来なければヨシタクが
そのまま成り行きで先行、
そこに古性と清水ー河端が追走
清水は犬伏が来る前に捲り

嘉永は自分のタイミングで
最終ホームあたりからの捲り


う〜ん…普通に考えたら
実質逃げイチである犬伏=松本貴で
決まる可能性が高いと思いますが
前々に踏む他ラインの抵抗を
一手に受けると思いますので…

今回は穴狙いの当ブログの本命は

嘉永泰斗です。

他ラインの踏み合いに一切参加せず
ケンヤみたいに脚を溜めて捲る
ホームからのカマシ捲り一発狙い

相手は先行1車の犬伏、好調と思う清水
そして何らかの手を使って直線勝負には
参加していそうな古性

3連単 5=139ー13789

あとは犬伏から古性へ流し

3連単 9ー1=全


さて…落車・失格のアクシデントが
とにかく多かった今節ですが
できれば最終日はスカッとした決着で
審議なく、落車警察の出動も無しで
終わってほしいと思ってます。


(3日目は落車無しで待機中の捜査一課)


果たして、すでに平塚GP確定の
GⅠ覇者ワッキー、ヨシタク、寺崎に
続く選手は誰になるでしょうか。

皆様、4日間のお付き合い
ありがとうございました。


決勝のご健闘をお祈りします。