
「獲ったあとに、獲らせるなんて、
すごい男になった。急に後ろのことも
考えるようになった(笑)。
グランプリも頑張ってほしい。」
松山オールスターに続いて
大師匠・オグリューのコメントから
引用させていただきましたが…
20年前にオグリューが獲ってから
GⅠタイトル不毛の地だった四国に
立て続けにタイトルホルダーが誕生
不遇な時代を経て、毒舌を交えつつも
後輩たちを鍛えてきた大師匠も
感無量な思いでしょう。
弥彦寛仁親王牌を制したのは
GⅠの決勝2回目となる、石原颯。

松山オールスターで「獲らせた」
犬伏の死に駆けに乗って番手捲り
松本貴と四国ワンツーを決め
年末の、いわき平GP進出決定。
元々は陸上競技をしており
2016年の立川GP
(優勝は村上義弘)を見て
競輪選手を志すようになり
高校3年生の時に適性で受験をするも
不合格で、翌年に技能で合格
デビュー後は約半年でS級に昇格
寺崎、菊池岳が早期卒業を決めて
山口拳や町田といった注目選手がいた
エリート揃いの117期の中では
目立つ存在ではないものの
先行基本に勝ち星を積み重ねて
2021年、2022年と
ヤンググランプリに出場するも
特にインパクトのある活躍はなし
…が、今年に入ってから急速に力を付け
高松記念(小松島の代替開催)で
記念初優勝を果たし
高知サマーナイトフェスティバルで
GⅡ初優出、松山オールスターで
GⅠ初優出を果たし、
今回でビッグ初優勝。

「決勝2回目で、タイトルに近い
位置を回らせてもらった。
周りに感謝です。
前日は寝られないかもと
思ったけど、意外とすぐ寝ました。」

「後ろは松本さんと分かったので、
どちらかが獲らないと。
準決はタレたけど、今日は踏み直せた。
松本さんにも良かったと
言ってもらえて嬉しかった。」
今後については
「今度は意識される側になるが、
それでも勝てる脚力を付けたい。
まさか自分がグランプリの舞台に
立てるようになるとは
思わなかったです。」
テレビで見て、選手を志すきっかけに
なったGPに立つ石原
今度はまた、犬伏の前で戦うことに
なると思いますが、初のGPで
風を切って戦うことになるでしょうか。

おめでとう!石原!
でも、車券的には松本貴に
差されて欲しかったぞッ!
レースのポイントは
・初手中団の四国勢
・木村皆の死に駆けvs
犬伏のカマシ先行
・ヨシタクと郡司の併走
・ハンドルを投げる荒井
まず…初手の位置取りは
意外にもヨシタクが出て関東が前
単騎の荒井が続き、中団に四国勢
そして郡司は7番手の後ろ攻め
赤板前に郡司が犬伏の外に追い上げて
併走し…犬伏は多少抵抗するも下げて
中団に郡司ー阿部阿部ラインが入り
打鐘前に木村皆が踏み上げて先行

犬伏はカマシ気味に踏み込んで
あまりカカっていない木村皆の先行を
あっという間に飲み込んで…
ヨシタクが多少抵抗するも、四国3車で
あっさり出切って、この時点でもう
勝負あり

郡司は四国勢に続いて追い上げるも
4番手でヨシタクと並走になってしまい
お互いに脚を削られて伸びず
最終2角過ぎに番手捲りを打った
石原が、追走の松本貴を寄せ付けず
そのまま四国ワンツー
3番手のインで郡司に踏み勝った
ヨシタクが3着、ゴール前の争いで
必死にハンドルを投げた荒井が
郡司に踏み勝って4着。
石原の勝因は…犬伏の仕掛けが
前受けのツッパリでもなく
押さえ先行でもなく、木村皆が
ミドルペースに上げたところに
カマシで踏み込んだこと
前受けしていたら早目に木村皆が
上昇して、踏み込む前に石原のヨコで
ウリウリ…みたいな展開もあったかもで
後ろ攻めからヤワに押さえに行ったら
イン粘りで分断を狙われたかも…で
そんなに楽には出切れなかったはず
完全にスピードに乗った犬伏を
止めるには、奈良記念の決勝で
村上博がやったみたいな自爆覚悟の
ブロックが必要で、ヨシタクも
そこまではできなかったはず

木村皆は今回最大のサプライズ
準決勝のレースは感心しましたが
決勝ではさすがにレベルが違い過ぎで
玉砕先行で終了しましたが…
まあ、中途半端に位置取りで勝負を
しなくてよかったと思います。
また次に、会心の肩パンを見せて
くれる日を待っております。

郡司は…ねぇ。
四国ラインとガチ勝負することは
無いだろうと思ってましたが
あそこまで、いっそ清々しいと
思うくらいの展開待ちの動き
最後は荒井に踏み負けての5着
下手にヨコに動いて失格もできないし
後ろの阿部拓や阿部力にはおそらく
何の義理もないし…で、心情的には
理解しますが、GPユニフォームを
着て決勝に乗った選手が
あそこまで消極的だと…ねえ。

まあ、灰人さんが苦言を呈す通り
展開待ちと二段駆けでしか
タイトルを獲れない郡司だから…
松本貴は、厳しい牽制を受けずに
石原に付いていけましたが
さすがにあれだけすんなりな展開で
石原も余力十分での番手捲り
2着でもやむ無し…の内容


2年連続の決勝2着は悔しかった
でしょうが、仕掛けない犬伏に
騙されたような形の昨年に比べたら
表情は清々しいものがあり
勝った石原を称える姿には
次こそは…の想いが感じられました。
車券の結果は…
朝から夜まで用事があったので、
レースを選んでネットで仕込んで
帰宅してからダイジェストで
見ましたが…
ボロボロだった3日間から
ようやく回復の兆しを見せて
6Rの庸平ー三谷竜ー山本伸を
庸平から別線に流して的中
今節初の万車券
で、10Rの寺崎ー岩津ー浅井を
岩津の2・3着狙い車券で的中
11Rでは深谷ー吉澤ー古性を
厚めに打って的中…と
もうちょっとでライフ全回復…まで
たどり着いた決勝で、裏を返さずに
松本貴ー石原ーヨシタク郡司荒井阿部力に
ぶち込み、裏を食って終了。

もはやこれまでッ…是非もなし。
3日目までのボロ負けで
心に余裕を失っていたので
オモテウラを配分…みたいなことを
できなかったのが残念。
トータルではけっこうヤラれて
終了でした。
さて…寛仁親王牌を終えて
賞金ランクの状況は下記の通り

いわき平GPへのチケット
ワッキー、古性、犬伏、石原が
タイトル獲得で確定
眞杉とヨシタクも賞金で下位の
4人以上に抜かれる可能性は
ほとんど無いので、確定
その下の松浦・深谷も有力ですが
確定とまでは行かず、佐々木悠が
ボーダーライン
この後の記念開催や競輪祭で
大逆転もあるかも…で
最後まで目の離せない戦いに
なって欲しいですねぇ。
さて…この後は、週末から早くも
ナイターで京王閣記念
そしてその後は熊本記念・火の国杯

熊本は現地参戦も考えてましたが
寛仁親王牌でボロ負けしたので
自粛することに…でも、準決と決勝は
メンバー次第でブログ更新します。
その後は清水記念…いや、防府記念
四日市記念を経て、今年最後のGⅠ
小倉競輪祭の開幕

小倉競輪祭は現地参戦予定で
GP出場者が決定する最後のドラマを
見届けたいと思います。
犬伏と石原によって四国の時代が
到来した感がありますが
九州の時代は、いったい
いつになったら来るのやら…
皆様、お疲れ様でした。
次回は熊本記念で更新予定です。



