20年後の師弟V・松山オールスターの結果 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

頑張れ、熊本。


大師匠・オグリューからのコメント



「ぼく以来ですか…。不思議な感じやね。
 学校(日本選手養成所)を2回落ちて、
 貧乏暮らしして、また目指して。
 まさかこんなになるとは予想外やった。
 いいものは持っていたけどね。
 今まで厳しく言ってきて、
 何回か破門にもしたけど、今回取ったし
 ぼくが逆破門されるんちゃうかな(笑)。
 どんどんかかっていく
 特殊な踏み方なんやけど、
 今年に入ってそれが一段階上がった。
 異次元のスピードになった。
 だから今回は取るんちゃうかなと
 思っていた。
 地元地区で取ってくれてよかった。」




徳島勢として、また四国の選手として
2006年の競輪祭を優勝した
小倉竜二以来となるGⅠタイトルを
獲得したのは、阿波の怪物・犬伏湧也。



 

石原のカマシ捲りに乗って
バックからは自分で踏み込んで
先行する眞杉の番手から追ってきた
ヨシタクを振り切って優勝
GⅠ決勝8回目での戴冠。
昨年もSSだったんですが、
期の途中での繰り上がりだったため
グランプリには出場しておらず
今年の年末の、いわき平グランプリが
初出走となる犬伏

プロ野球選手を目指していたが
オグリューのすすめで競輪の道を目指し
大学と中退して練習に励むも
113期・115期の試験に落ちて
一時はスポーツジムのトレーナーで働き
再度、119期を受験して合格

その後は順調に成長を遂げて
119期の在所成績1位で
デビューして4ヶ月でS級に昇格
ルーキーチャンピオンにも優勝し
得意のカマシ、捲りで勝利を重ね
デビューして2年足らずで記念初優勝
GⅠ4回目の挑戦の2023年
平塚ダービーで初の決勝進出

ただ…そこから足踏みが続き
タテ脚はトップクラスに成長するも
ヨコの動きに極端に弱く
ここが勝負、というレースで
ライン先頭で消極的な仕掛けをしたり
叩き合いを避けたり、勝負どころで
躊躇したり…というのが続いて
「弱い相手にはドーベルマン
 格上や同格にはチワワ」

と酷評されることもあり


師匠の小倉竜二が


「どちらかにタイトルを獲って欲しい」
と番手を回して犬伏ー松本貴ー小倉で
連携した昨年の寛仁親王牌では
逃げイチのメンバーなのに仕掛けず

1度も先頭に立つことがなく終了
レース後には自身のXに、ほぼクレームの
リプが300件以上付いて、小倉からも
「犬伏くんは何をしたかったのか
 まったく解らなかった。
 彼の師匠を募集します」

の…辛口コメント


そんな時期を乗り越えての優勝に


「本当に夢のようです。
 まだ実感が湧かないです。
 何度も決勝には上がれるけど
 全然結果として残せていなかったし、
 優勝出来るイメージが
 なかなか出来なかったけど、
 今回決勝に四国4人で乗ることが
 出来てそのおかげかなと思います。

 なかなか優勝出来なかったのは
 もどかしかったし、悔しかったし、
 本当はもっと出来るんじゃないかと
 いう気持ちで日々練習してきて
 やっと実現出来た感じがあります。」

今後については
「中四国が今凄く盛り上がっている中で、
 自分がもっともっと引っ張って
 いきたいなと思いました。
 まだグランプリまで時間はあるので、
 中四国から1人でも多く自分が
 連れていきたいなと思います。」



 

「やっとタイトルを獲って正真正銘の 
 S級S班になれたなと思います。
 小倉さんにはタイトル獲ったら
 逆破門して良いとは言われたけど、
 もう1つくらい獲ったら
 しようかなと思います(笑)。
 徳島勢として小倉さんの次に
 タイトルが獲れたのは感慨深いですし
 良かったなと思います。」



タイトルは二つ目を獲って本物、
という言葉がありますが
今回、決勝に乗った四国の仲間たちは
いずれも成長を遂げていますし
1つ目を獲った成功体験によって
自信も深まって行くでしょう。
今まで足りなかった、自信と経験を
手に入れた犬伏には
「もう1つくらい」は
そんなに先の話では無い気がします。



おめでとう!犬伏!
そしておめでとう!オグリュー!




車券はカスリもしなかったけどな!


レースのポイントは
・松本貴、光速のS取り
・眞杉と古性の強引斬り
・眞杉の腹括り先行
・石原ー犬伏の二段カマシ



まず、初手が注目されましたが
松本貴のS取りの早さが異常で
眞杉も出ましたがまったく及ばず
四国4車が前に出て、それから
単騎両者が続いて、
後方に東日本3車の初手。




赤板前に眞杉が上昇して石原と併走
古性も犬伏の後ろに追い上げて
ウリウリ…と牽制をするところで
石原は抵抗せずに車を下げてしまい
東日本3車が先行、単騎の清水は
守澤の後ろに切り替えて

 


 

古性は石原の後ろで仕掛けを待つも
打鐘を過ぎても石原が動かずに
前のペースが上がってきたので
やむなく石原を抜いて前団を
追いかける動きにチェンジ



 

腹を括った眞杉がペースを上げ先行
石原は最終ホーム手前から
強引にスパートして前に迫り
最終バックでヨシタクが合わせて
番手捲りを打とうとしたところで
追っかけてきた犬伏が踏み込んで
捲りきり、切り替えて追走する
ヨシタクー守澤を押さえて
犬伏が優勝。



犬伏の勝因は、苦手なヨコをいっさい
せずにタテ勝負に持ち込んだこと
そして、もう間に合わないと思った
車間を詰める動きを石原がやって
くれたことと、松本貴のSダッシュも
東日本の3車と古性に脚を使わせて
泳がせる効果があったことから
結果としては大きかったですね。


石原のあの引いてからの仕掛けは
後続の松本貴と佐々木豪が
いっさい反応できなかったので
おそらく作戦ではなかったでしょうし
石原自身のコメントでは

 


「突っ張りたかったんですけどね。
 いつも突っ張ってないツケが
 出てしまった。
 地元の2人に申し訳ないです。」

確かに、あのゼロダッシュみたいな
カマシを打ってしまったら
真後ろの犬伏は反応できた…というか
対応できる脚があったので追走が
可能でしたが、後続はいつ仕掛けるか
解らないダッシュに脚が回らず対応が
難しかったですよね。


眞杉が前に出て石原が引いて
その番手には古性がいた赤板では
「いや、もう四国は崩壊したわ」
と皆様も思ったでしょうが
結果から言えば、いったん崩壊したから
勝ち筋ができた…ってことで
石原がツッパリ先行してたら
犬伏のところに眞杉か古性の
どちらかが張り付いていて
簡単に番手捲りを打つ仕掛けには
ならなかったと思いますんで…


何度展開予想をしても、犬伏が

誰かに絡まれて優勝できない、という

結論に達していたんですが

そんな手がありましたか。

3番手を固めた松本貴治
4番手に引いた佐々木豪は
勝負圏外のレースになってしまって
納得いかなかったと思いますが
ヨコ勝負で犬伏が眞杉と古性に
勝つのはムリだったと思うので
これはやむ無し…でしょうか。

眞杉とヨシタクは、落車の影響が
ある中で、タテ勝負に持ち込まれ
苦しい戦いになってしまいましたが
準決勝でウマを使い果たしていたので
これも仕方なし



ヨコ勝負をスカされてしまい
腹を括って駆けるしかなかった眞杉は
悔しかったでしょうが、自力では
石原・犬伏に勝てない体調だったので
斡旋停止の9月に、しっかり身体を
治療して寛仁親王牌に向かって
欲しいですね。



で…車券の結果は
まったくカスリもしない完敗

 


最終日は負け戦でも
「あと一歩」のヒモ抜けや裏目で
好配当を外してしまうことが多くて
安いところしか獲れずに
決勝は石原のダッシュに、買った
松本貴と古性がチギレてしまった
時点で諦めました。

コメントで予想を頂いた

らいちゃん人形さん、

的中おめでとうございました。

次回の共同通信社杯に

弾みが付いたのでは…?



犬伏の勝ち筋を、なかなか

見つけることができなかったんで
決勝は仕方なかったかな、って
感じだったんですが…
ちょっと私的に多忙だったのと
準々決勝を含めてムリヤリ
6日制にした番組もあり
2日目の郡司の失格落車もあって
イマイチ盛り上がらなかった、
というのもありましたね。


売り上げも目標の160億円に
届かずに156億円で終わったそうで
地元・四国勢の大活躍で、現地の
スタンドは盛り上がってましたが




自身の失格と、落車した被害者の
選手の車券を買いづらくしてしまって
盛り上がりに水を差してしまった
途中欠場したGP王者の責任は重いですね。




で…いわき平GPを巡る戦いは
確定…ワッキー、古性、犬伏
濃厚…ヨシタク、眞杉
有力…深谷、松浦

そのあとはかなり差が開いて
ダンゴ状態の賞金争い
ヨシタクと眞杉は賞金で抜かれる
ことは無さそうなんですが
まだ深谷と松浦は油断ができない状況
中四国からもうひとりくらい乗ると
GPが面白くなりそうですね。
そして九州からも一人くらい…ねぇ。




さて…この後は
松戸記念、前橋記念、青森記念
奈良で開催の向日町記念と
青森を除けばすべて333バンクの
スピード勝負の記念開催

 

 



前橋と松戸は落車・失格が
多発するデンジャーなバンクなので
選手の皆様は、どうかお気をつけて。

奈良は審議判定が日本で一番
怪しい競輪場なので(個人の意見です)
投票する皆様は、露骨な地元判定に
どうかお気をつけて。


そして333シリーズのシメは
9月18日からの富山共同通信社杯

 



10年ぶりとなるGⅡ開催に
地元の皆様も楽しみでしょうね。

ブログ更新は、おそらく共同通信社杯まで
ありませんので、ご容赦下さい。


皆様、6日間お疲れ様でした。
またお越しください。