一人千鳥、兄弟連携の試練・小倉GⅢ決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

おめでとう、ビッグハート寺崎。


宇都宮ガールズオールスターの
初代女王に輝いたのは
ナショナル最強・佐藤水菜。



カマシ先行の児玉をバックで捲り去り
後続をブッちぎって、文字通りの完勝。
これで今年のGⅠはすべて優勝し
グランプリスラムを達成。



ただ…本人には圧倒的な人気の
プレッシャーがあったのか
表彰式では涙を流す場面も。



ファンに向かってのコメントは

「このオールスターという舞台で
 ドリームレースを走らせていただき
 ありがとうございました。
 この結果で少し恩返しできたかなと
 思うと自分もうれしかったですし、
 ゴール後みなさんが喜んでくれて
 うれしかったです。まだまだ暑いですが
 競輪を楽しんでください。」


今回は3走とも他の選手を寄せ付けず
圧倒的な強さを見せた佐藤水菜ですが
その裏には練習と節制の積み重ねや
いろいろな重圧や苦悩もあるのでしょう。


それをすべて乗り越えたうえでの
「最強」という称号にふさわしい走り
一昨年辺りからのサトミナ一強時代が
いつまで続くでしょうか。




おめでとう!サトミナ!


そしてありがとう!サトミナ!
(小声)


決勝のポイントは

・初手で中団が取れたサトミナ
・ホームでダッシュする仲澤
・仲澤を叩き切る児玉
・スピードが違うサトミナの捲り


決勝までに時間がけっこうあったんで
いろいろと展開を考えましたが

アクシデント以外でサトミナが負ける
展開は、他の6人が一列になった
最後方に置かれて、二段駆けのような
競走になるか、初手で先頭になって
内に包まれたり、自分で踏み上げる先行に
なってしまった時…くらいでしたが

初手で小林莉子がサトミナの後位に
マークして、その後ろに児玉がいて
中団が取れたので心配御無用


 

で…前の二走と同じく最終ホームの
誘導退避に合わせて上昇した仲澤が
先頭の太田美穂を叩いて前に出るも
流したところをすかさずダッシュした
児玉が叩き切って先行


 

その後ろにはスッと切り替えた
久米詩ー柳原が入り、佐藤水菜は
バックから捲って…マークしていた
小林莉子は踏み出しでブッチン



 

そのまま加速した佐藤水菜が
後続を引き離して1着のゴール
2着は児玉の番手から直線で伸びた
久米詩で、3着は柳原が流れ込み
仲澤は最後にインから伸びるも
前に届かず4着。


佐藤水菜にとって大きかったのは
仲澤を叩いて内に詰めた児玉の動き
そしてその意図を読み切って
児玉の番手にスッと切り替えた
久米の競輪頭脳が光りましたね。


児玉も意地を出して仲澤を叩き切り
魅せる競走をしたので…なかなか
良いレースだったと思います。



車券の結果は…
線状降水帯による物凄い雨と
雷の音が鳴り響く中、午後の
小倉GⅢの準決から打ち始めて
飲みながら宇都宮までボチボチ
楽しんでおりましたが

小倉GⅢの準決11Rで
嶋津から佐賀の穴男・小林弘和に
流した車券が的中して3万シュー




 

宇都宮の1・2R負け戦は、
さすがに全く選手を知らないので
打つ気がせずにケンしまして…


4Rの新人アドバンスのレースで
丸山啓一の息子・留依クンのアタマで
マンシューを頂き

 



負け戦の7Rで鈴木奈央から流して
こちらも、ささやかながらマンシュー






その後はイマイチでしたが
小銭勝負で3本、万車券を獲ったので

わりとライフに余裕ができまして…
決勝はベッカム似さんのコメント予想の
6点を厚めに買いましたが


児玉と仲澤が叩き合ってしまい
共倒れになる展開もあるかも…で

アタマはサトミナで鉄板だったんで
自力があるけど叩き合いには参加せず
脚をためてサトミナの2着拾いを狙える
太田美穂と久米詩のヒモを買い足し
2枚だけでしたが的中


 

 



決勝はちょっと儲けた程度でしたが
ここ2日間の負けをリカバリーして
男のオールスターに臨むライフが
わりと充実いたしました。






そして…ベッカム似さん
3日間のコメント予想をいただき
ありがとうございました。


準決での13万車券の的中、
たいへんおめでとうございました。

特大のヒントを頂きながら
獲れなかったことは、誠に
痛恨の極みでございますが…
お許しください。



(頭をかきむしる養分)


また秋の競輪祭の女子王座戦で
よろしくお願いいたします。
もちろん男のオールスターの方も
コメントお願いします。


★★★★★★★★★★★★


さて…たぶん、世間一般には
ほとんんど需要は無いと思われる
小倉GⅢ・吉岡稔真カップ決勝へ


 



地元バンクのGⅢに燃える林兄弟

「本当に兄弟連係できるとは
 思っていなかったし、
 最初で最後になると思うので
 気合を入れて走りたい。」



岩谷・阿部英斗の不動会の二人が
早々に脱落してしまったものの
番組屋の思惑がうまくハマって
決勝には九州が6人勝ち上がり
兄弟連携で弟の慶次郎が駆けて、顔はノブ・名前は大悟の一人千鳥の
兄が番手発進して涙の地元優勝…





 


が…櫻井から番手競り宣言


「行くからには冷やかしに
 ならないように、ルールの中で
 しっかり勝負するつもり。」


マジすか…地元の、しかも

兄弟連携にジカ競りするの?


 

10年くらい前の、

S1になって売り出し中だった頃

厳しいヨコを次々に繰り出していて

短期来日の外国人選手相手にも

容赦のない頭突きを繰り返し
「クレイジーサクライ」
輪友の皆様に呼ばれていた
あの時に戻ってしまうのか?



阪本と小林弘も、競りの後ろの
5・6番手はさすがに…ってことで
九州は別れて戦うことになり、
ハラケンの後ろにつける嶋津は
もちろん初連携


なかなかカオスな戦いになりそうですが
初手は嶋津か、S早い阪本が取りに行って

32/65/4(19)87または
65/32/4(19)87

阪本と小林弘に裏連携があれば
32/4(19)87/65の初手で
イン斬りして林兄弟のアシストを
するってこともあるのかも。


いずれ、ハラケンは脚をためて
バック捲りの一撃にかけるので
「どこからレースを始めるか」は
実質逃げイチの慶次郎のハラひとつ


う〜ん…筆者のホームバンクの開催なんで
なんとか櫻井の競りをしのいで
大悟に優勝してほしいですが
そもそも現在の110点の点数ほどの
脚があるわけでもないし

櫻井がガチ勝負なら両者リングアウト
柳詰や上野の厳しい牽制もなさそうなんで
ハラケンが捲りきって優勝、で
イイんじゃない?
相手は追走の嶋津が中心で

3連単 3=2ー5678
    3ー258ー25678


あとは何らかのアクシデントが

起こってしまった場合の

慶次郎の残り目を少々…ですかね。



さて…函館オールスターの初日は
別に更新いたしますが


皆様、前哨戦のガールズの結果は
いかがだったでしょうか?
本日はさすがに中休み、という方も
多いかと思いますが、
小倉GⅢも忘れないでください。

ご健闘をお祈りします。