7月に入り、競輪界は後期に入り
後期最初の記念開催となった
小松島記念では、準決勝で
嘉永に島川ー小川真
古性に小倉竜ー堤 と
他地区に地元を介護させる
まるで九州の記念や競輪祭のような
地元忖度番組の連発によって
徳島勢が5人決勝に勝ち上がり
犬伏ー島川ー小川真ー小倉ー久米良と
5車連携した徳島ラインに
昨年の犬伏に続く地元勢連覇の
期待がかかっていたんですが…
優勝は123期の新鋭・西田優大クン。
犬伏の死に駆け気味の打鐘発進に
3番手の小川真がちぎれて、前受けの
菅田ー慎太郎がハマって迎えた
最終バックで、高速の捲り一閃
そのまま後続をちぎって押し切り
123期のトップでの記念制覇。
「信じられないです、ビックリです。
123期は不作だと言われているので、
少しは挽回できたかなと思います。」
すでにS級で活躍している
中石湊や森田一郎を擁する125期に
押され気味でいる123期は、前年の
ヤンググランプリには出場選手ナシ
今後も125期や127期の早期卒業生
市田龍が台頭してくることを考えると
おそらく史上初の
「ヤンググランプリに2年連続で
ひとりも出場できなかった期」
となってしまう可能性もありましたが…
この優勝によって同期の奮起も
ありそうですね。
おめでとう!西田クン!
なお、この週末は多忙であったのと
久留米記念の疲れもあって
決勝のみ打ちましたが、慎太郎の軸で
西田クンのアタマ車券は買っていませんで
当然のようにハズレ
3連単17万かぁ……。
続く弥彦記念は、地元地区のトップで
過去、当地記念3連覇を果たし
表彰式で号泣したことのある
泣き虫野良犬・諸橋愛が欠場
セミの鳴き声をかき消すような
イナガキネーサンのハイトーンな声援が
バンクに鳴り響いていた最終日
デビューから10年を経過し
初の地元記念の決勝進出で
地元の期待を一身に受けた
末木浩二が、脇本・新山・松浦の
SS3人を相手に、見事に優勝
松浦が石原と呼吸が合わずに
分断されてしまって、その石原の
先行にズッポした坂井の番手捲りを
単独マークすることができて
ワッキーは後方から捲り届かず…と
いろいろと信じられないような
展開の利があったとはいえ
たいへん立派な記念初優勝でした。
「今年は新潟支部のエースの諸橋さんが
欠場になってしまったので、
前検日に地元のみんなで
『諸橋さんの分も、地元から
誰かしら決勝に乗ろう』
と話していました。地元地区から
優勝者を出せて良かったです。」
だそうで…
6月の岸和田高松宮杯では決勝進出
そして今回の地元記念初優勝と
今年の急成長株となった末木、
果たして今回の玉野サマーナイトでも
関東ラインの中で、存在感のある戦いを
見せることができるでしょうか。
おめでとう!末木!
そしてありがとう!
甲信越の皆様!
ええ、弥彦記念は最終日が休みだったんで
後半の負け戦レースから打ったんですが、
8Rで地元の柿澤が長島の捲りを差して
3着が人気薄の近藤夏樹で、
3連単約2万シューを頂きまして
10Rでは、やはり地元の治田が
菊池岳の先行を差し切って、相変わらず
筆者にライフを与えてくれるユキノリが
2着に飛び込んで…こちらもマンシュー
11Rはこれも地元の堀江が佐々木悠の
先行を差し切る車券を頂きまして
ここは配当は安かったですが
完全に地元の流れができてるな…と、
決勝は松浦を軸に買ったんですが
地元選手になかなかお世話になったんで
潤沢になりましたライフで
末木のアタマにも少々配分しまして…
3着ワッキーは1枚だけでしたが
頂きまして…6マンシュー。
もともと、わりと車券相性が良いので
筆者のお気に入り競輪場の弥彦ですが
今回は地元選手になかなかオイシイ
思いをさせていただきました。
ええ、「後出しの権利」を
行使させていただきました。
地元選手のアタマで買い続けるだけの
簡単なお仕事でライフが増えましたので
サマーナイトも楽しめそうです。
(後出しでドヤる養分)
★★★★★★★★★★★★★★★★
さて…玉野サマーナイトフェスティバルへ
今回で21回目を迎える開催ですが、
第1回の2005年は2日制となっていて
初日予選の着順で1着の選手のみが
決勝に進める開催となっておりました。
ナイターの特別競輪はこの時が初めてで
現在はオールスターと競輪祭も
ナイター開催となっておりますが
当時は画期的な試みだったんですね。
初代の王者は「北の番長」と呼ばれた
有坂直樹で、37歳にして初の
ビッグレース制覇。
この翌年の2006年にグランプリを優勝
さらに翌年には日本選手権を優勝…と
選手生活も後半に差し掛かってから
一気に飛躍するきっかけとなったのが
サマーナイトの優勝だったんですね。
その後は10年間、2日制の開催が
続いてまして…第11回となる2015年に
3日制の開催に移行、その開催の優勝は
先日に引退発表をした近藤龍徳。
3日制への移行に伴って
「前年のヤンググランプリの優勝者が
初日の特選にシードされる」
という規定ができまして、前年のYGP
覇者である近藤がその恩恵を受けて
特選シードから勝ち上がり
決勝ではレフト先輩・浅井の番手から
追い込んで優勝、3連単30万円という
大穴車券が飛び出す波乱となり…
この時あたりから優勝者を「夜王」と
呼ぶようになりました。
また、3日制に移行する前年からは
ガールズケイリンのトーナメントが
組み込まれておりまして
初代の優勝者は、小林優香
過去20回の大会の中で
複数の優勝を遂げているのは武田豊樹と
松浦悠士だけで、2021年から2023年まで
すべて番手からの追込で3連覇を
果たしている松浦が、近年の夜王
2023年の大会では、3連覇のために
これまでは別線で戦ってきたワッキーと
初の連携で松浦が番手を回る…という
サブライズ連携が実現。
番手から差し切ってワンツーを決め
策士・松浦の3連覇達成。
3日制最後の開催になり
また、ガールズの最後の開催になった
昨年の第20回大会は、眞杉匠が優勝
そしてガールズは、尾方真生が
ビッグレース初優勝と遂げまして…
付き合い始めた高校生カップルのような
初々しいツーショット
2→3→4日制と、発展してくる中で
様々なドラマのあったサマーナイト
果たして4日制移行の初回となる今回は
どんな戦いが待っているのでしょうか。
選手にとっては賞金が倍増したんで
ヤル気は十分と思いますが…
戦いの舞台の玉野競輪場は
直線が47.9mとかなり短く
海に面しているので風の影響が
非常に強い400バンク
風があるので、風向きによって
自力選手の脚が削られてしまう事が多く
直線が短い割に追い込みも決まりやすく
イエローラインの付近に伸びるコースが
あって、追い込み選手が絡む筋違いの
決着になるのが穴車券になりやすい傾向
近年にチャリロトの監修によるスタンドの
全面改装が行われ、競輪場に隣接した
ホテルが建築されまして…
一度は泊まってみたいですね。
バンクの名称はネーミングライツで
「チャリロトバンク玉野」が
2029年まで正式呼称になってまして…
いろいろと利権の匂いを感じますなぁ。
当ブログのガールズ専門解説員(無報酬)
現地参戦と仰ってましたんで
現地の状況をコメント欄でレポートして
いただけると思います。
過去には改修が完了したあとの
2022年にサマーナイトを開催
してまして…その時の優勝者は
その頃に比べると近況は落車や怪我で
イマイチの調子が続きますが…
弥彦記念では決勝こそミスがあって
優勝を逃したものの、勝ち上がりの
脚はなかなか良かったので復活の予感
そして地元の二人
太田海也と取鳥雄吾も
連携失敗した久留米記念の決勝の
リベンジを果たしたいところ
そして密かに穴で狙いたいのは
2センターからのイン突き名人
玉野のワープゾーンを知っている男
元首相こと、柏野智典。
ホームバンクの開催ですが、
2班なんでいい位置を回る番組は
組まれないでしょうが…
それだけに高配当が狙えそう
負け戦で位置のないときにオススメです。
筆者は初日と2日目は仕事なんですが
ブログは開催中、更新する予定です。
皆様のご健闘をお祈りします。