皆様、ご無沙汰しております。
(定例の挨拶)
更新をサボっていた間に開催された
各地記念の振り返りですが…
オールスター直後の小田原記念では
決勝に6名進んだ神奈川勢と
キック鈴木がラインを組んで
競輪歴はまあまあ長い筆者でも
一度も見たことがない南関7車連携
……で、
青板バックから死に駆けの新村を
打鐘3角過ぎに北井が番手捲り
で……捲ってきたワッキーがすでに
一杯になった最終バックで松井が
番手捲りする三段駆けを
ゴール前で郡司が差して優勝。
(レースの画像は割愛)
SNSでは賛否両論があって
内林さんのツイート(無断転載)
「あんなんで優勝して何が嬉しい
4番手以降回るやつ信じられへん
選手として恥ずかしいし、
ファンの方に失礼やな」
を筆頭として、けっこう過激な
賛否両論のご意見がありましたね。
筆者としては、7車が嫌なら買わなきゃ
いいと思いますし、神奈川のファンは
地元優勝にブチ込んで儲けるチャンスで
めでたしめでたし……の結末では
なかったか、と思いますんで
いろんな見方があっていいと思います。
5〜7番手のマクル・松坂原人・キックも
今後もまだまだ続く選手生活を考えると
世話になる前の4人に逆らうことは
できないでしょうから、仕方ないですよね。
個人的には、つまらないレースを
見せられることになりそうだったし
7対2の戦いでは穴車券は出そうに
ありませんでしたので……
もともとこの開催は打つ気がなくて
決勝もメンツを見て車券を買うのは
止めときました。
しかしながら……………
同県というククリではありませんが
かつての盟友だった村上兄と市田が
記念の決勝で互いにラインを背負って
別線に分かれてバチバチの叩き合いを
したレースは、見ていてグッと来ましたし
今年の奈良記念決勝では、村上兄と市田の
イズムを引き継いだ古性とワッキーが
同じようにラインを背負って別線で戦い
バチバチの叩き合いを繰り広げて
地元の三谷竜が捲って優勝
これも見ていてワクワクする戦いでした。
なので、意見としては内林さん寄りですが
まあ、あそこまで過激な投稿をすると
ヒマで揚げ足取りとクレームがお得意な
アンチの相手をしなきゃいけませんので
このくらいにしておきます。
(ラーメンハゲの正論)
続く富山記念は、台風10号の影響で
開催が危ぶまれましたが、概ね問題ない
天候で実施され…
決勝は新山が率いる東の4人ラインと
石塚が率いる西の4人ライン、単騎の
吉田拓矢での戦いとなり
古性のS取りで前受けした石塚が
叩こうとする新山に猛然と抵抗して
結局1周以上の併走の末に最後は
自ら頭突きして主導権を譲らず
なおも外で抵抗する新山と
自力で捲った守澤を、古性が
二人まとめてブロックする
「二重の極み・総身」を使って
吹っ飛ばして最後は自力に転じて
捲りで優勝。
石塚の気合と、それに応えて優勝した
古性の技術と強さが印象に残った
レースでした。
富山はわりと好きなバンクなんで
打とうかと思ってましたが
ちょうど開催の前半の木曜・金曜に
台風が筆者の住む地域を直撃して
全ての公共交通機関が止まってしまい
でも所属する黒い組織からは
強制出勤命令が出まして……
けっこう疲れ切っていたので
勝ち上がりはダイジェストを見るだけで
決勝のみ打ちましたが古性から流して
3着菅田を外してしまうヌケ目で失敗。
でもまあ、単騎の鼻ペチャを含め
自力選手の意地のぶつかり合いが
見られて面白いレースでした。
しかしながら……準決のあった時間に
黒い組織で台風で業務が遅延した分を
休日出勤して処理をしてたら
当ブログ特別解説員・灰人さんから
今年3回目(たぶん)の恐怖新聞
準決10Rの15万車券を
3枚ほど獲られたそうで
まったく心がこもってない感謝の言葉と
イヤミたっぷりの画像が送られまして…
この開催で負けた金額は数千円でしたが
精神的なダメージはプライスレス。
本年度の灰人さんとの
10万車券を巡るイヤミ合戦は
現在、筆者の1勝3敗ですが
今年中に完膚なきまでの
リベンジをする予定です。
(ラーメンハゲの正論・2)
最後の前哨戦となった向日町記念は
ワッキーとチカヨリが別線を選択
今年の取手ウィナーズカップでは
決勝でツッパリ死に駆けをして
ワッキーを優勝させたチカヨリが
地元記念でお返ししてもらうのかと
思いましたが
「ライン先頭で戦いたい」
というチカヨリの強い意向で
ワッキーも3番手を固めるのは
プライドが許さず、かといって
チカヨリと山田久の間に割り込むのも
いかがなものか…と苦渋の別線選択
チカヨリー山田久ー大森
ワッキーー武藤
謎の混成ラインが誕生
レースは後ろ攻めの清水ー松岡貴が
中団のワッキーと併走してましたが
前受けしたチカヨリが駆けるかと
思いきや、超スローペースだったので
辛抱たまらず清水が打鐘から先行
ドリルマンになった単騎の松谷が
9番手から4番手まで内をしゃくり
バックで5番手のチカヨリ、8番手の
ワッキーがそれぞれ捲って……
チカヨリが勝ったか、と思った
ゴール前でギリギリ、ワッキーが届き
自身3回目となる向日町記念制覇。
解説に来ていた村上兄が
「チカヨリは悔しかっただろうけど
出し切っての負けなんで仕方ない。
気持ちを感じるレースだった。」
と、満足そうに語る別線の近畿の
ワンツー決着。
近畿の別線二人も立派でしたが
地区違いの松岡貴を連れて先行した
清水が、助演男優賞でしたか。
あのままワッキーの外に併走して
中団取りもできたとは思いますが
レースを壊すことなく仕掛けたのは
清水らしい動きでした。
これから向日町は5年間かけて
リニューアルされるそうで
現在のバンクでの開催は最後
「施設は昭和のまま」と言われ
日本有数のボロ競輪場だった向日町は
何度も廃止の危機にさらされましたが
村上兄弟や稲垣といった地元選手の尽力で
ようやく改修➝存続の決定がされて
地元ファンも喜んでいるでしょう。
「村上魂劇場」と呼ばれ、全盛期には
お兄ちゃんの信者たちが詰めかけた
スタンドでは、今回も多くのファンが
現在のバンクでの最後の記念開催を
見届けたそうで……
いや…アツいですね、向日町のファン。
5年後の再開に、どのくらいの方が
また来ることができるでしょうかね…。
車券の結果?
準決と決勝は打ったんですが
何も触れていないことから
お察しください。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
さて、ここからようやく
宇都宮共同通信社杯へ
宇都宮競輪場は現在では
3ヶ所しかない500バンク
直線が長くカントが浅くて
捲りが膨れて流れやすい走路
直線が63.3mと長いので
追込み・差しが決まり手としては
多いのですが、現行ルールでは
誘導員の退避する距離が
333バンク 青板バック
(残り832.5m)
400バンク 赤板ホーム
(残り800m)
500バンク 赤板バック
(残り750m)
となっているので、自力型が
運行する距離は500バンクが
一番短く、333のように主導権を
争って展開が目まぐるしく変わる、
みたいな先行争いは少なく
「駆け引きの少ない力勝負」
になりがちなレースが多い傾向です。
そしてラウンドガールを務めるのは
「らいりんガール」
別名「雷神バンク」と呼ばれる
宇都宮のマスコットキャラ
「らいりん」に仕える神様候補
だそうで……
個人的には……う〜ん……。
(あくまで個人の感想です)
共同通信社杯の特徴は
自動番組で、予選は選考順位
二次予選は初日の着順により
組み合わせが自動的に決定。
地区ラインで組み合わせるいつもの
番組とはひと味違った
偏ったメンバーになってしまうので
「なんじゃこりゃ」みたいな番組が
例年できてしまうんですが……
まあ、年に一度のことなんで
そこも楽しんでいきましょう。
特選シードがないため
SSも全員予選からの出場で
勝ち上がりはなかなかのユルユル
一次予選➝二次予選A
1・2着と
3着のうち選考順位上位3名
一次予選➝二次予選B
3着のうち選考順位の下位9名
4・5着
6着のうち選考順位の上位3名
二次予選A➝準決勝
1〜5着
二次予選B➝準決勝
1〜3着
勝ち上がりがユルいために
ガチ勝負をしてくる選手と
着拾いで中間着を取りに来る選手の
温度差が感じられる開催なんで…
500バンクなだけに道中は
ひたすら脚を溜めて直線勝負で
力尽きた選手を拾い続けて
中間着取り、みたいなことも可能
一次予選と二次予選のAは
選手の熱量をどうやって見極めるかが
ポイントになるでしょうね。
ラインがしっかりしないレースは
展開予想も難しいので、
初日・2日目はレースを絞って
小銭勝負の穴狙いが良いのでは…
と思います。
特注選手は……
地元のSSで、メガネボーイから
バトルジャンキーに変身を遂げ
自力から自在になりつつある眞杉匠
そして競輪界きってのイケメン
そろそろタイトルがほしい男
青スーツの坂井洋
アツい期待がかかるところ
で…今回もナショナルチームの
小原佑太・太田海也が参戦
中野慎はまだ怪我が治ってないんですね。
パリから強行軍で戻ってきて参加の
平塚オールスターのときより
体調やセッティングは当然のように
上がっていると思いますので
先行で長い距離を駆ける両者は
上位まで行きそうな予感
初日と2日目は自動番組なんで
運次第、っていう感じの開催ですが
果たして自動番組の恩恵を受けるのは
どの選手なのか…欠場➝補充が出るだけで
ガラッと番組が変わる可能性があるので
まずは初日の番組を楽しみに待ちましょう。
今回は4日間更新予定なので
皆様、最後までお付き合い下さい。
ご健闘をお祈りします。