5連覇を目指す最強タッグ・取手ウィナーズカッププロローグ | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

GWの休みが少ない……。



WC前、優勝候補達の最後の
前哨戦となった松山記念は
開催を通じて4日間先行を続け
相変わらず好調が続く北井と
準決でワッキーに完勝した深谷が
南関別線でそれぞれ人気でしたが


優勝をさらったのは北井の番手を
マクルから強奪した古性優作。



 

前受けして赤板で上昇の深谷を
突っ張った北井に、6番手から
打鐘過ぎにダッシュして追い上げ
一撃でマクルをキメて番手を奪い
直線で差し切っての完勝。





特選ではワッキーに任されるも
北井のツッパリ先行の前に完敗も
決勝ではしっかり対策するあたり
やはりタテヨコ含め輪界最強の古性
でも優勝後のコメントでは

 


「まだ、残り5つのGⅠを獲るには
 足りないものが多すぎる。」

と…相変わらず自分に厳しい古性
昨年は3冠で最優秀選手なのに
満足しない姿勢は、素晴らしいですね。



優勝は果たせませんでしたが

4日間先行して確定板入りした

北井も力をつけてますね。
特選と準決の走りは圧巻でした。


しかしまぁ……古性の番手強盗は

いつもながら見事な手際なんで

仕方ないかな……とも思いますが

マクルと郡司はもっとしっかりしろよ、

せっかく同県に頼れる大砲が

出てきたのに。

 

 





そして……最終日に開催の123期の
ルーキーチャンピオンは、群馬県の
篠田幸希クンが優勝したらしいですが

 


まだ全員なんの印象もないメンバーで
S級に特進したのもいないらしいので…


ここ数年は、ケンヤ・北井・犬伏に
太田海や中野慎といった、デビューして
早期に特進をしてナショナル入りして
国際大会でメダルを獲ったり
グレードレース優勝で実績を残すような
インパクトの強い新人が多かったんで
123期の小僧どもは「谷間の世代」と
呼ばれないように頑張ってください。
 

このままじゃYGPにひとりも
進めない気もしますんで……。


筆者の情報不足かも…ですが
マジで誰も名前と顔が一致しませんね。


その後の伊東温泉での

なんちゃってGⅢは

岩本俊介が優勝しましたが


ほとんど見ていなかったので

あまりコメントはないんですが

セコい競走が目立つ道場クンが

地元でちゃんと死に駆けしたことが

立派だったくらいでしょうか。

 







さて……取手ウィナーズカップですが
文字通り、勝利者=winner
なった、選考期間に1着回数が多い
選手の上位30名が優先出場

ちなみに昨年のS級勝利数の上位10名は

1位 北井佑季 39勝
2位 眞杉 匠 38勝
3位 橋本瑠偉 36勝
4位 脇本雄太 34勝
4位 松井宏佑 34勝
6位 深谷知広 33勝
6位 古性優作 33勝
6位 野口裕史 33勝
9位 新田康仁 32勝
9位 島川将貴 32勝
9位 犬伏湧也 32勝



トップは北井だったんですね。
やはり2・3着が付きやすい
追込・マークよりも自力選手が
上位にきてるのは例年通り。


そしてヤンググランプリ出場選手も
優先権があるってことで
五輪を目指す太田海・中野慎が
欠場なのは残念ですが、
斡旋を見ると若手の自力選手が多数

激しい先行バトルがあったり
SSが登場する二次予選・準決では
「そういうこと」案件が多い開催


で……今回の開催で8回目ですが
直近4回の優勝者は


第4回(福 井) 松浦悠士
第5回(松 阪) 清水裕友
第6回(宇都宮) 清水裕友
第7回(別 府) 松浦悠士




輪界最強タッグである、松浦清水の
独占状態で…昨年の別府を除く3回は
両者が優出して連携し、後ろ回りが
前の仕掛けに乗って優勝を掴み取る
という好循環のたらい回し
ただ、今年は自力でも好調な清水に
対して、ライン先頭だと不安が残る
松浦の調子から、清水ー松浦の
固定の並びになりそう



地区のまとまり、という点では
南関の郡司、関東の平原、中部の浅井、
東北の新田・守澤といった
ラインの軸になる選手が不在なだけに
今回もタッグで5連覇を目指す

松浦・清水を擁する瀬戸内が有力
対抗するのは古性とワッキーの
近畿でしょうか。





ニッカンのサイトからパクってきた
メンバーを見る限りは、SSと他に
けっこう戦力差が有りそうですが
トピックスとしては……


 

10Rで新山にジカ付けできそうな
宮城の熱血巨人・萩原尚人は
自身10年ぶりくらいの特別競輪出場


玉野記念の準決で清水の前で動かずに
邪魔になっただけで終わった晝田は
罰ゲームみたいな再度の連携





今年は負傷でほとんど出走してないため
参加者中最低得点ながら、昨年の勝ち星で
特選シードになった松丸の旦那・
新田康仁は、ハンマー野口の番手


かつては97期ルーキーチャンピオンと
2012年ヤンググランプリを制覇して
中部の大砲と期待された松岡篤哉は
昨年の別府に続き出場


好調が続く藤井侑吾の番手


そして、嘉永やヒデノスケが出る前は
肥後のイケメンといえばこの人だった
松岡貴久も久々の特選シードで
同期の仲良し・北津留の番手で連携


筆者が現地観戦しに行った
2013年の熊本ダービーでは
選手代表で敢闘宣言をしたんだよなぁ…
(遠い目)


<追記>

ケンヤが病欠になったようなので

上記に掲載の特選の番組は変更されますね。

メンバーと並びは正式発表された番組表

改めてご確認をお願いします。



各レースの予想は次の記事でいたします。


取手バンクは直線54.8m
ほぼ標準の長さの400バンク
カントはややキツめで
冬場はホーム向かい・バック追いの
風が吹くことが多いが、
先行・捲り・追込どの戦法でも
戦えるクセの少ない走路



注目選手は……
やはり、成長著しい徹底先行

首から下はウォーズマンの北井佑季


そして昨年の後半辺りから
急激に力をつけてきた感がある
中部期待の徹底先行・藤井侑吾
あたりでしょうかね。




地元・取手の選手は……
特選に乗ってるのは昨年後半から

厳しい捌きと突っ込みで勝ちを重ね
プチブレイクした河野通孝ですが



本来であれば主役を務めるはずの
吉田拓矢が斡旋されてないので
茨城勢の得点トップは107点の
肉団子・有希なんですね。



吉田拓がSSだった頃に開催決定
していたと思いますんで、

取手競輪場の施行者としては
3兄弟がここで揃い踏みして
盛り上げて欲しかったんでしょうが…
 

最近は失格続きの不運で
メンタル面が心配そうな鼻ペチャに
末弟の頑張りが届くでしょうか。

メンバーを見るとやはり

若手自力が多くて激戦になりそうですが
GⅡとはいえ優勝賞金は2,600万円
現在、賞金上位にいる清水あたりは
ここを獲ればGPほぼ確定なんで
気合が入るところでしょう。




ポスターにメロンがあるのは
なんとなく違和感が…と思いましたが
茨城県って過去20年以上
メロンの生産量が日本一で、
全国シェアの25%くらいの
名産地なんですって。


茨城といえば「納豆」「干し芋」みたいな

イメージしか無かったんですが……

茨城の皆様、情弱な九州人をお許し下さい。


6番車から穴を買わせようとする
主催者の意向もチラホラと伺えますね。

筆者は開催中はわりと多忙の予定ですが
4日間、いちおう毎日更新予定です。
皆様のご健闘をお祈りします。