取鳥クンに希望の光を・玉野記念3日目 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

GWの休みが少ない……。

 

しばらくサボってスイマセン。

花粉症が辛くて……

 

(この時期にありがちな言い訳)

 

 

さて…策士・松浦が作戦失敗して

全国の自力の番手を回らせてもらって

切替えたりブッチンしたりしつつ

「競輪は気持ち」って実感したらしい

レフト先輩が優勝した松山記念と

 

 

 

村上お兄ちゃんの提唱する

「近畿の別線はガチやぞッ!」

を体現したワッキーと古性が

迫力十分の叩き合いをして

恵まれて捲り追い込んだ

三谷兄弟がワンツーした奈良記念

いずれも決勝は見ごたえある

レース内容も、筆者は多忙と体調不良で

見てるだけでしたが………

玉野記念は準決・決勝と参戦します。

 

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競輪は地区のライン戦なので
先頭に立つ選手が犠牲になって
後続を引き出す先行をするのは
記念・特別の勝ち上がりレースで
よく見る光景で

先頭選手が死に駆けして
恵まれた後続が番手捲りで優勝…
というのは古くはフラワーラインから
始まって村上お兄ちゃんが確立した
「ラインの絆」ってことで
皆様が大好きな漢字の競輪を
象徴するものですが


地区のラインの中で、これまでに
犠牲になった回数と恵まれた回数を
考えてみると、明らかに損をしている
選手って多数いるんですよね。
特別常連の現役選手で思いつくのは


40歳を過ぎても山ちゃんとか
慎太郎あたりの先輩が付くと
後手を引かない自力を出す小松崎大地




後輩が番手でもド先行して
「みんなに幸せを配り続けてる。」と
自虐的に語る南関の大砲・根田空史
 

特別競輪で勝ち上がったら
だいたい二次予選で浅井が番手で
使い捨てされる運命の谷口遼平




九州の記念に呼ばれて
準決あたりまで勝ち上がると
地元の前で心を燃やさざるを得ない
番組が組まれてしまう伊藤颯馬


まだまだいると思いますが
中四国を代表する恵まれない選手は、
ここ数年清水と松浦にこき使われて
心を燃やして駆け続ける取鳥クン




強敵相手でも怯まずに戦い
出し惜しみをしないスタイルは
たいへん素晴らしいと思うのですが

結果としては美味しいところは

清水と松浦に全部持っていかれていて

 

だいたいこんな感じ

 


車券戦術の対象としては
「番手選手が恵まれる」
「人気の本線を潰して穴を出す」

という点については信頼できますが
格上相手だと犠牲になるか共倒れかで

心を燃やした競走を見せてくれるので

声援は飛ばすんですが
特別の勝ち上がりや記念準決では

アタマで買い辛い選手なんですよね……


もはや代謝も近そうなパパ・敬一さんに

初の記念優勝を見せてあげたい取鳥クン

清水と松浦には、ここまでさんざん
世話してやっているんだから
地元記念くらい前を回ってもらって
死に駆けしてもらってもいいんじゃない?





初日・2日目簡単振り返り

結構固く決まったレースが
多かったのに、10万シューが
2回出ちゃった一次予選


特選は、イン斬り合戦から
後手を踏まずに先行した眞杉が
取鳥のカマシを振り切って
3番手の清水にも捲らせない
気迫のレースを見せて


直線で外の清水、内の松浦を
うまく牽制した平原がアタマで
2着に松浦、3着北津留は
4万シューの穴車券


スマイル
「眞杉だから何も注文を
 つけずに任せていた。」

メガネボーイ
「平原さんー松浦さんで決まって
 2車単が約6千円ですか。
 2〜3年前なら1千円台だった
 組み合わせですね。」
 
スマイル
「なんか言葉にトゲがあるね…」



2日目は負け戦こそ
クソ荒れだったものの
二次予選は番組屋の手腕か
激安決着の連発……も
最終レースでアクシデント

前受けした山根ー松浦ー久保田の
本線・中国ラインが打鐘で引いて
カマそうとしたところ、
ゴチャついた前団で落車した
箱田が爆弾になって飛んできて



松浦のコメントでは
「あと5センチか10センチで
 落車に巻き込まれていた。」

だそうで……

危うく接触しそうになった
山根も松浦も大バックを踏んで
そこから山根がムリヤリ仕掛けるも
車が進まずに出切れず、松浦は
切り替えて自力で捲るも
最後に長島に喰われて2着
2日目もマンシューで締め


初日は雨、2日目は晴れでしたが
2日間ともバックで向かい風が
キツかった時間帯があるようで
自力選手の仕掛け所が難しそうな
玉野バンク


唇に塩の地元の御大・本田晴美さんの
レース後のインタビューも
滑舌がイマイチで投げやりなので
勝利選手の応対の仕方が難しそう




準決勝予想

地元地区が多く勝ち上がって
同じく多く勝ち上がった関東勢と
3レースともガチ勝負な構成で
瀬戸内vs関東




取鳥クンは最終レースで松浦の
前あたりを任されて、庇ってもらって

なんとか決勝進出だと思って
いたんですが……後ろは
栃木から引っ越してきたナダルに
近頃はちぎれて消息不明に
なりがちな柏野元首相ですか。





で……別線は心を燃やしがちな
森田と、戦法は捲り追込みしかない
ケンヤですか……
 

なんで、そんな泥舟に付けるのかと
こんこんと説教したくなりましたが
中本はケンヤに行くしかない
組み合わせだねぇ、こりゃ。
でもさすがに、塚本はケンヤの
3番手回りは拒否ですか。


展開は前受けの地元ラインを
後方から森田が斬りに行って
そこを追走するケンヤ……で
下げた取鳥が一気にカマして
ホームで出切れるかってところ

激しい叩き合いなら、本調子ではない
ケンヤでも捲れそうですが
森田が折り合って4番手に引いたら
バックの風を越えての8番手捲りでは
途中で止まってしまいそう

取鳥クンから買いたいんですが
森田を叩いてケンヤの捲りが
飛んできて……って展開だと
さすがにアタマは厳しそうなんで
後ろの展開恵まれそうな隅田の軸
相手は取鳥、森田が行けなくても
自分で踏む脚のある長島、
叩きあったら捲れそうなので
やむなくケンヤ

3連単 7ー135ー12345
    25ー7ー123458




頼むぞ隅田、嫌われてもいいから
筆者の金の為に意地汚く戦ってくれ。

 


そして柏野元首相は、3着にも
いらない気がするんですが
昔はたいへん世話になったんで…ねぇ。










連勝で通算500勝を決めた

若手と写真を撮る時には

変顔をしがちな平原に手厚い介護

復調途上の眞杉が先導役
好調が持続している清水には
「毎日、後ろが重くて責任重大」
とコメントしてる晝田ですか。



枠なりの初手で関東が前受け
神奈川が中団で中国が後ろ攻め…
となれば、中団にいる神奈川は
叩き合いしてまで駆ける気は
ないでしょうから
先行する方について行って
4番手キープでオコボレ拾い

眞杉はまだ本調子ではないとはいえ
晝田相手に先行争いで負けることは
なさそうですが、晝田が共倒れ覚悟の
叩き合いを挑むと怪しいのかも。


平原と清水、どっちかを軸にして
どちらのラインも3番手は弱いので
着拾い成功の神奈川勢を連下に
絡める…って買い方で行きたいですが
ここはオッズを見てから

 

晝田を捨てて自力発進の清水の方から

買いたいですが、意外と安いのよね。







ハヤテ隊員
「奈良記念の近畿みたいに
 準決に地元の中四国地区が
 多く上がってきてますね。」

策士隊長
「う〜ん、でも若手があんまり多く
 生き残ると決勝の並びが面倒臭いし
 前のレースで取鳥やヒロトが残ったら
 早めに番手から踏んじゃうからな。」


ハヤテ隊員
「ええ……」

策士隊長
「前がハヤテで、後ろは地元の
 ボスの岩津さんだから
 どっちを決勝に残すかって
 番組屋の意向は…判るよな?」

ハヤテ隊員
「…………………ウス。」


ってことで、策士・松浦は
このメンバーでは好調とはいえ
石原を残せるとは思ってないはずで
涙を流して死に駆けの作戦と予想

初手の並びが微妙で、村上博も
恩田もSはわりと早いですが
突っ張らせるつもりで松浦が
Sを取るか、前中団を取って
カマシ先行させるかって感じ

枠負けの九州勢は、位置取れないので
後ろから上昇して別戦に斬られるか
瀬戸内が前受けなら突っ張られて後退


山田久ー村上博の京都勢は
今回の山田久のデキでは自力で
戦える状態ではないので
先行するであろう瀬戸内の後ろを
終始キープして展開まち

バック手前で「来たぞッ!」って
叫んで松浦の番手捲りを早めたり
するのかも…………?


そして肉団子・吉田有は
ガチの叩き合いなら石原を潰せる
地脚は持っているのですが
一瞬のダッシュがないので難しい

初日に武田をお帰りにしたことを
反省して二次予選はカマシ先行
でも、ここで恩田ごときのために
心を燃やして駆けるかって言うと…
捲りに構えるんじゃない?


ってことで……石原が駆けて
4番手に山田久、6番手に吉田有
8番手に北津留で最終バックの想定
ツッパリ先行では持たない石原を
松浦が番手捲り……も
番手捲りに合わされた自力の後ろから
追い込み勢が突っ込んできて
松浦は2〜3着、って車券で

誰がいいトコまで捲るかは微妙なんで
異次元のスピードを出した時の北津留と
村上博、恩田、小岩までが相手

3連単 2359ー1ー23579
    2359ー2359ー1

押さえに松浦の番手捲り大成功のとき
岩津が怪しいんで村上博の2着も

3連単 1ー27ー2378

こっちは安かったら買わないかも。
頼むぞ石原、涙を流して駆けて
バックではタレてしまってくれ。



3レースとも関東vs地元の
対決って感じの準決ですが
果たして取鳥クンの悲願である
地元記念優勝に、一歩近づく
決勝進出が果たせるでしょうか。


そして……解説のゲストや予想会に
かつて筆者が愛読したブログを
執筆されていた、



トークの面白さは輪界屈指の

元・玉野のボスである三宅伸さんを
呼んでいただけないでしょうか。



皆様のご健闘をお祈りします。