中野浩一さんの苦言

「まず、選手というのは1着を
目指して走ることが大前提です。
着を度外視した暴走があっては
公正な競技とは言えません。」
緒方浩一さん、坂本勉さんの証言

「あの人も晩年はさんざん
若手を早目から駆けさせて
番手捲りしてましたよね。」
「まあ、自分で暴走したことは
たぶん1回もないと思うけど…。」
ってことで、熊本記念準決勝での
死に駆け→番手捲りについての議論は
このブログでは深掘りいたしませんが
死に駆けして1着を獲らせた選手には
いつか自分で獲るチャンスが巡ってきて
欲しいとは思っております。
準決勝でのSSvs地元勢の
「そういうこと案件」3番勝負は
地元勢にとってはおおむね
1勝1敗1引き分けの内容
●10R 新山ライン独占、地元勢完敗
○11R 古性を消して地元勢二人優出
△12R 郡司が1着も地元勢二人優出
で決着し、地元・熊本勢は準決に残った
8名中4名が決勝進出。

決勝には新山率いる東北ライン3名と
単騎の郡司・山田久が進出してきて
地元勢の4名と、おおむね二分戦の様相
先頭を買って出た松岡辰に
嘉永ー中本ー塚本の並びで
最後の代替開催に地元から優勝者を
出すべく戦う4名の熊本勢
新山ー菅田ー永澤の東北勢も強力
そして今回は仕掛けが早く好調の
郡司も強敵
初日の落車で負傷した右膝の状態が
気になる嘉永ですが…

「打ち上げの場所は探しておくから
心置きなく戦ってくれ!」
雨の中の準決振り返り
10R
前受けの新山は後方の松浦の動きを
確認しつつ、中団から赤板で前に
踏み出した緒方を出させて中団取り

メイチで駆けた緒方ですが
普段から長い距離を踏んでいる
わけではないので……バックでは
既に脚が止まりかけてしまい
勢いが貰えない伊藤旭の番手捲りの上を
新山が軽く捲り切ってラインごと出切り

後方から東北ラインを追った松浦は
ヤケクソで車を振った伊藤旭に邪魔され
前の3人に全く届かず……新山完勝。

やはり、新山のラインが前受けすると
「突っ張られたら終わり」と他ラインが
早めに動いて無理に脚を使うので
逆に捲り頃になりますよね。
松浦は「思ったよりも動けてる」と
コメントしてましたが、
あまり無理をしなかった印象
今回は慣らし運転で寛仁親王牌までに
もうちょっと状態を上げたいんでしょう。
緒方将は……やることやったけど
まあ、仕方ないよね、弱いんだから。
11R
前受けの古性を坂井→マクルの順で
赤板過ぎに斬って、伊藤颯は初手に
前中団を取ってイン斬り合戦を誘って
打鐘過ぎにスパートして先行

8番手に置かれた古性はホームから
巻き返しに行くも……5番手にいた
新田がけっこう厳しく当たりに行って
2角の下りの踏み込む所でブレーキ

ついでにマクルにもウリウリされ
松岡辰は自動発進の番手捲りで対抗
直線でなかなか伸びない古性の外を
山田久が一気に踏み込んで
前を行く松岡辰ー塚本を捉えて1着
熊本両者が2・3着に入り
古性が飛んでしまって10万車券。

SNSでは、なんで古性が止まった
外を山田久が伸びたのか……と
不思議がる声が多かったですが
あのイエローライン付近のコースは
久留米の直線で一番車が伸びる
ビクトリーロード
古性は、2角の新田のブロックを
まともに受けたのが誤算でしたね。
番手や3番手の動きはしっかりと
確認してたと思うのですが
まさか5番手にいる別ラインから
自爆気味の「お達者でブロック」を
喰らうとは思わなかったのかも…。
いずれにしても、地元勢のために
果敢に先頭で引っ張った伊藤颯は
たいへん気合の入った先行でした。

この頑張りが報われて欲しいですね。
12R
前受けの東矢は、赤板で後方の河端が
上昇するのに合わせて誘導との車間を
切っていったん突っ張ってから
一気にペースを上げて先行……も
4番手に入った郡司の巻き返しが早く
打鐘4角から熊本勢に迫り


嘉永は郡司に並ばれる前に踏み出すも
3番手にいた中本はモタついてしまい
郡司に嘉永の後位を明け渡す失態
そのまま粘りにかかる嘉永でしたが
郡司が余裕でかわして1着
ヘタを打った中本は、なんとか3着

早目に前を捉えに行った郡司
その動きを察知して対応した嘉永
この2人だけが他の7人とは
別次元のレベルの戦いをしていた
そんな印象のレースでしたね。
決勝に二人送り込んだんで
いい戦いをしたでしょう。
来年も斡旋されるでしょうから
もう一つレベルをあげた姿を
見せてほしいですね。
車券の結果は…午前中ー昼過ぎは
大雨でバンク状況が読めずに
小銭で遊んだ程度で
雨が止み始めてきた準決は
10Rを獲ったものの激安の15倍
11R、12Rはカスリもせずに
ライフを減らして終了
まあ、地元勢が4名決勝に進んだんで
良しとしましょう。

(言い訳する養分)
さて決勝……の前に123期の
ルーキーレースがあるんですね。
熊本からは半田誠と佐藤壮志が参加
両者とも田川辰二の一門で
伊藤旭にとっては弟弟子にあたり
ついでに九州学院高校の自転車部で
伊藤旭や嘉永、瓜生、ヒデノスケ
あたりは高校の先輩なんですね。

123期は、ほとんど知りませんが
先輩たちの前で気合の戦いを見せて
決勝につないで欲しいですね。
決勝12R
熊本 ⑥松岡辰ー①嘉永ー⑧中本ー④塚本
東北 ③新山ー⑨菅田ー⑦永澤
単騎 ②郡司、⑤山田久
初手:6184/2/5/397
おおむね熊本と東北の二分戦ですが
先頭の選手の能力に大差があるので
新山に出切られてペースに入れられたら
もう捲れないとわかっている
松岡辰は、「そういうこと」案件

初手でSを取って前受けして
早目から新山を突っ張ってしまえば
単騎の2人を味方に引き込めるので
6対3みたいな戦いになるはず
このときは十分に地元勢に勝機あり
但し……自らがツッパリ先行の
使い手である新山は、別線のツッパリを
潰すのもけっこう上手くて
松岡辰が誘導を斬る一瞬のタイミングで
ダッシュして前に出てしまえば
ラインごと出切ったら熊本勢はジエンド
そして、新山の抵抗を受け続けると
今回はタイミングよく仕掛けてる
郡司の捲り頃になってしまう
よって、地元勢から優勝を出すためには
①初手でSを取る
②松岡辰が新山を出させずに先行
③郡司に捲られないタイミングで
嘉永が番手発進
①はイケそうですが②、③は微妙
あとは中本がキッチリと嘉永を
追走して割り込まれなければ…ですが
準決の動きを見ると、中本はちと不安
それでも……
九州の未来を背負う男
嘉永の優勝を信じましょう。
相手は捲り追込みで攻める郡司
今回はツキがある感じの塚本
地脚があるのでハイペースでも
最後に踏み込める山田久
3連単 1ー245ー2458
嘉永が負けるとしたら
熊本と東北の叩き合いがあって
捲り頃になった時の郡司
3連単 2−15ー14589
新山はラインを背負っている分
ガチに熊本を倒しに行くので
優勝までは厳しいか……と
思いますが
来たら仕方ないと諦めましょう。
さて…決勝は雨が上がって
晴れた天気での戦いになりそう
最後の地元開催に情念を燃やす
熊本の選手から優勝者が出て
来年の本場開催復活につながることを
願っております。
皆様のご健闘をお祈りします。







