青森共同通信社杯は
3連単14万車券が2回出る
なかなかの波乱だった二次予選を終え
準決のメンバーが確定
SSはワッキーと松浦が欠場
平原と郡司が一次予選で敗退して
新田と守澤が二次予選で消えて
そして、優勝候補の古性が
二次予選終了後、家事都合で欠場
まあ……家事欠は仕方ないですよね。
来年のSS、眞杉と山口拳も敗退で
なかなかの波乱、サバイバルとなった
準決の地区ごとのメンバーは
東北 5名
関東 1名
南関 7名
中部 1名
近畿 4名
瀬戸 8名
九州 1名
SSは東北の新山・慎太郎の2名のみ
そして地元・青森からは
新山響平と坂本貴史が準決に進出
今回、解説を務める坂本勉さんの長男で
自転車一族のトップである坂本貴史
五輪の銅メダリストでオールスター2回
グランプリ1回優勝の父を持ち
東北男子っぽい、なかなかのイケメン
デビュー時は同期であるワッキーより
遥かに注目された存在ながら
なかなか父を超える成績は残せず
いまだにビッグの決勝は未体験
昨年にようやく初のGⅢを優勝
地元での久々のビッグ開催
心中期するものがあるのか
……と思いきや、けっこう自然体
「地元とか関係なく、大きいレースで
1着が獲れるのはうれしい」
と語る坂本坊っちゃん
二次予選では窓場の捲りを追走して
差し切り1着、14万車券の立役者となり
「(今回は)見えない力が
働いているのかもしれません。」
準決では東北のSS二人との連携は無く
同じくビッグレースの準決は初めての
ガッツマン阿部拓磨とラインを組んで
強敵に挑む坂本坊ちゃん
もう一回「見えない力」によって
決勝に進むことができるでしょうか。
そして……九州唯一の希望となった
嘉永は二次予選に続いて単騎ですか。
準決メンバーを見る限り、決勝に進んでも
たぶん単騎でしょうねぇ。(ため息)
二次予選振り返り
6R
前受けしてツッパリ先行した星野に対し
畑段が打鐘4角でカマシを打って出切るも
阿部拓が畑段の番手の博幸を捌いて
スイッチするなかなかのファインプレイ
そして切り替えられた星野は
脚が一杯になりながら
降りてきて併走した博幸を飛ばして
自らも消えていく最後の献身
阿部拓が畑段の番手から抜け出し快勝
追走の成田は、追い込んできた桑原に
ゴール前で交わされそうになりながら
なんとか踏ん張って2着
若いのにコスい競走が多い
元石井・現星野ですが
きっちりやることやってラインから
2名を準決に上げたのは立派。
いつかこの献身が報われる日が
来てほしいですが………ねぇ。
7R
後方から上昇して先行体勢に入った
太田竜ー松本貴ですが、太田のカカリが
イマイチだったのか、バック手前で
窓場にあっさり捲られ……
捲られた時に中団にいたアフロ山崎と
高橋築、和田圭が接触して高橋築が落車
窓場の捲りに切り替えた坂本坊ちゃんが
直線で差し切って、スタンドからの
地元の応援団の声援に応える1着
2着に窓場、3着にアフロを捨てた
海坊主・隅田が入って……14万車券。
アクシデントがあったとはいえ
窓場の捲りが力強かったですね。
解説の内林さんが「力がついてる」と
称賛するだけのことはありますね。
8R
寺崎は後ろ攻めから先行しましたが
山岸のホームカマシを行かせるか
突っ張るか迷ったのか…中途半端
前がもつれたのを見て自力で発進した
長島を追っかけた雄太が直線で
追いついて……小原が差し切り
南関勢のワンツー決着
カマシじゃないとカカらない寺崎ですが
番手の香川先生はブッチンされるのを
警戒したのか初手では前取りに行かず
逆に9番車でもメイチでSダッシュに
行った、小原と雄太の作戦勝ちでしたね。
9R
前受けした徳島3車の先頭の小川真は
後ろ攻めから上昇した山田英を突っ張り
そこを北井がカマシ気味に先行
演説王・新田は脚を使って3番手に入り
そこから北井の番手の岩本を内から
しゃくろうとしましたが……
向かい風のバックで内の重い所を進み
岩本に締め込まれて撃退され後退
岩本は北井を差し切り1着
中団にいた徳島勢から直線伸びた
久米良がゴール前で北井に並んで
2着同着の決着
新田は3番手に入った時に
自分でスピードを殺したような感じで
あのまま直線勝負でも良かったような
気がするんですが……
人気薄だった徳島勢は2・4・5着
数合わせなんて書いてスイマセン。
10R
9番車のレフト先輩・浅井がS取り
中近両者に単騎の嘉永が続いて
犬伏は初手で中団にいましたが
坂井が青板バックあたりから
ずっと犬伏にフタをしてまま
最終ホームを迎えてしまい……
まさかの浅井の先行
そこを嘉永が一気にバックで捲り
浅井ー南がその動きに反応して
車を外に持ち出した瞬間に………
犬伏、まさかのイン捲りで
後続はついて行けずに単騎となり
ゴール前で嘉永を捕らえて1着
逃げた浅井が3着に粘り
なかなかのクソレース
犬伏は内を締められていたら
終了でしたが、3番手にいた嘉永が
捲ったんで助かりましたね。
坂井は打鐘2センターくらいから
カマシ気味に駆けて犬伏を後方に
置けば、5着権利で勝ち上がれたのに…
浅井は駆けないとナメたんでしょうか。
ウマドラゴン師匠
「ついにお前も立派な
インモグラーだな!」
犬ブッチン
「あとで小倉さんに説教されるんで
カンベンしてください。」
11R
前受けの新山は、最後方から上昇してきた
大川龍ー柏野を赤板で突っ張り……
そのまま先行かと思いきや、松岡辰が
打鐘カマシを打って涙の死に駆け
新山は3番手に下げてタイミングを図り
バックで捲って一気に加速
番手から抵抗した山田庸を振り切り
ゴール前でイナショーがチョイ差し
ラインワンツーで決着して
後方から自分だけ捲りで届いた深谷が3着。
う〜ん……
松岡辰のヤル気は見事でしたが
サラ脚の新山が3番手にいたら
さすがに捲られるよなぁ………。
まあ、仕方ないね、弱いから。
熊本記念では頑張れよ!
12R
前受けの眞杉を島川が叩きに行き
眞杉はやや突っ張るも島川が出切り
そこでペースを落として島川が流したんで
眞杉は4番手で古性とバッティング
内に詰められ東ラインは終了
そのまま島川が先行、古性は1センターで
捲りに行くも番手の清水が抵抗して
一発食らわして放り上げるも………
外に張る清水と内を締めた慎太郎の間に
できた一瞬のスキマに車体をねじり込む
恐ろしいムーブを決めてしまう古性
ヘタすりゃ3人揃って落車なんですが
古性は絶妙のバランスでそのまま
インに潜って併走して抵抗
清水はそのまま自力で縦に踏み込んで、
怯んだのか脚が止まった慎太郎に替わって
古性が清水の番手に入り追走
張られて下がった三谷竜の後ろから
佐藤壮が突っ込んできてしまい
清水ー古性ー佐藤壮で入線して
3連単は14万車券でしたか。
3着慎太郎だったら48倍ですから
同じ佐藤でもずいぶんと差が……
しかしまあ、この恐ろしい動きは
現役選手では古性しかできないでしょうね。
九州人による津軽弁講座
わいは!どんだば!
=わぁ!びっくりした!
古性と佐藤壮によって
1レースで2回の、「どんばだ」でした。
車券の結果は……
いつものサテライトに
午前中から行く予定だったんですが
黒い組織の偉い人からの指令で
急遽の業務をこなすことになり
ネットで購入した後に仕事して
帰宅してダイジェストを見て……
二次予選、全滅しました。
あとはお察しください。
負け戦でココは固いと思って買った
3Rの伊藤颯は鈴木ノブの悪質タックルで
落っことされちゃうし……
気がつけば今開催、10Rくらい打って
まだ的中がありません。
(結果を受け入れられずに
現実逃避する養分)
それでも……準決予想
天気は曇りで、2日間吹いてた
バックの向かい風は弱まる予報
10R
瀬戸 ⑧隅田ー③桑原ー⑥久米良
東混 ⑤北井ー②慎太郎
近畿 ⑦窓場ー①南
単騎 ④長島、⑨嘉永
初手:71/25/836/4/9
好調だと思うのは窓場、嘉永、久米良
初手の並びはかなり流動的で
いちおう上記は枠なりにしていますが
おそらく全ラインが前受けしたいはず
ほぼ逃げイチの北井は前受けして
二次予選みたいに別線に斬らせて
カマシを打つか、突っ張りを匂わせて
後続を牽制してレースを支配したい
逃げの決まり手のない隅田
2車だけど南が1枠の窓場は
北井ラインの後ろから捲り追い込み
または奇襲カマシみたいな作戦
嘉永は一次予選で北井の先行を
捲り切って勝っていますが
北井が別線を突っ張って脚を使い
ペースを緩めた所を捲ったので
ここは枠負けで展開も厳しそう
初手で隅田が北井のラインの後ろなら
そのまま動かないので5車ラインの様な
感じになりそうで、仕掛けるタイミングが
難しい
それでも……南を背負った窓場が
北井相手に積極的に仕掛けて
展開を作ってくれれば
今回のデキなら嘉永が捲れる
相手は北井、慎太郎に混戦なら南
連日伸びてる久米良と単騎の長島も
絡めましょう。
3連単 9ー125ー124567
14ー9ー124567
しかしなぁ……これだけ南関がいて
東北も自力がいないわけじゃないけど
北井に慎太郎を付けちゃうのは
けっこうな地元忖度ですねぇ。
嘉永はココをクリアして決勝に行っても
単騎の可能性が高いけど……頑張れ。
11R
南関 ⑦深谷ー②松谷ー④小原
瀬戸 ⑨犬伏ー①清水
中近 ⑤三谷竜ー③浅井
東北 ⑧坂本貴ー⑥阿部拓
初手:724/91/53/86
好調なのは犬伏、阿部拓、小原
そして古性の家事欠で繰り上がった
松谷は…深谷の番手が巡ってきたのは
なんともラッキー
二次予選は不利な展開を耐えて
1着でクリアした犬伏
一方の深谷は、連日自分だけが
届く捲り追い込みで勝ち上がり
中近と東北には「先行」の選択肢は
なさそうなんで、深谷と犬伏の
どっちかが先行なんでしょうけど
後方にいたら勝負にならない
中近と東北は、先行ラインの後ろが
欲しいはず
一次予選はライン3車で駆けた犬伏に
深谷が捲り追い込みで迫って両者で
1・2着でしたが、ここも同じような
展開だと、清水が有利
但し、決勝のことを考えると…清水が
優勝するには犬伏を残すのが必須条件
普通に清水ー犬伏ー流しを買えば
良いんじゃないかと思いますが
3番手に三谷竜が入る展開なら
その後ろから青森の長い直線で
レフト先輩・浅井が伸びてくる
二次予選では南に任されたからと
嘉永につけず、坂井にナメられたからと
先行してみせた気概を買って浅井の軸
相手は犬伏・清水に、たぶん無いけど
犬伏と深谷が叩きあった場合は三谷も
3連単 3ー159ー15689
179ー3=1479
やっぱり、普通に清水=犬伏かなぁ…。
ここはもうちょっと考えるかも。
12R
南関 ⑨渡邉雄ー②岩本ー⑥佐藤壮
東北 ⑦新山ー①成田
中国 ⑧大川龍ー③柏野元首相
単騎 ④佐々木豪、⑤稲川
初手 71/5/926/83/4
好調と思うのは佐々木豪、メンバー中
佐藤壮だけはあまり良く知りませんが
最高の好調+好運なんでしょう。
地元の大声援を受ける新山が
ダントツ人気になりそうなメンバー
っていうか……ここだけやたらと
メンバー軽くないですか?
雄太にも先行が無いわけじゃないですが
新山が前を取って突っ張ったら
そこを叩きに行ったら良くて共倒れ
ヘタすりゃラインごと壊滅するんで
仕掛けどころが難しい
そして、漢・大川龍は好調の佐々木豪に
つける選択肢もあったと思うんですが
「納得したいので自分でやる」
との、気合のコメント。
瀬戸内ラインの選手たちからは
「強いけど作戦通りに走ってくれない。
何を考えてるかわからない。」
との評価が多い、プチ北津留のような
気がする佐々木豪につけるよりも
自分でやりたいってことですか。
単騎勢は、その佐々木豪は位置に拘らず
稲川は先行ラインの後位が欲しいんで
新山ラインの3番手からと想定
番組屋の意向では、普通に新山から
買うべきなんでしょうが……
腰痛で欠場してたらしい番手の成田が
なんとも怪しい2日間の動き
新山が前取って突っ張り先行なら、
ちぎれることはないでしょうが
カマシや捲りならブッチン
先行でもほぼノーガードで
ツキバテもあるのかも……?
ってことで、軸は新山ですが
ヒモは人気の割に危ない成田を切って
その後ろの稲川、位置取りできる大川龍
直線でコースを見つける嗅覚のある
柏野元首相
3連単 7=358ー23458
新山を倒す一発があるとしたら
雄太が新山を叩きに行ってもつれた時の
佐々木豪の一発
3連単 4ー2357ー23578
カネドブかなぁ……。
予選の自動番組が終了して
番組屋の編成による準決ですが
10Rでは慎太郎に北井をつけて優遇
11Rでは犬伏と深谷で潰し合い
12Rではメンバー軽くして新山優遇
そこはかとなく東北忖度の感じがする
準決勝3個レースの振り分けですが、
果たして地元の新山は、期待に応えて
決勝進出なるでしょうか。
そしてあんまり期待されて無さそうな
坂本坊ちゃんは、優出して新山と
ラインを組むことができるでしょうか。
新山兄・将史
「俺も7Rと11Rの誘導で
頑張るからな!」
坂本坊ちゃんが出る11Rは新山兄
新山が出る12Rは坂本の従兄弟の
周作が誘導するんですね。
今開催、絶不調の筆者は
もはやリタイヤ寸前ですが…………
皆様のご健闘をお祈りします。