解説の競輪博士・岡本新吾さん(左)
「いやもう、驚きました。
和歌山記念は長く見ていますけど
こんな凄い選手、居ませんよ。」
わしら
「せやな。」
…ってことで、驚嘆するレースになった
和歌山記念を制したのは、今開催で
グランプリユニフォームをお披露目した
最強超人・脇本雄太。
打鐘手前2角発進のカマシで
併せにかかる新田を振り切り
脚を溜めていたはずの後続選手の
反撃も完封する完全優勝
バンク内でのインタビューでは
激闘の影響なのか、ヤマコウに向かって
「倒れそうなので…早めにお願いします。」
とジョーク混じりに言いつつも
ファンの声援にしっかり応え
新田の抵抗を振り切った場面については
「お互いの信頼がこういう結果に
つながったのかな、と思う。」
と、番手を守った古性との絆を強調
初のGPユニフォームについては
「気持ちを切らさず走ろうと思っていて
前回(平塚GP)の気持ちのまま
走れたと思う。」
最後に今年の目標を聞かれ
「目の前のレースを勝ち続けるって
いうことを第一に、一番近い
全日本選抜に向けて力を付けて
いきたいと思います。」
すべて自然体で、気負いも重圧もない
王者としての立ち居振る舞いと発言
2月の高知全日本選抜、
そして11月の小倉競輪祭で
優勝すればグランドスラム達成ですが
今日の調子と気持ちを維持すれば
軽く達成してしまいそうな
そんな最強超人の完勝でした。
おめでとう!ワッキー!
レースのポイントは……
ワッキーのカマシ先行を想定して
番手飛びつきを狙った新田に対し
凌ぎ切ったワッキーと古性の動き
東北ラインは前受けをして
上昇してきたワッキーに対して
新田が併せにかかり、続いて後位を狙う
キャッチ&キルを狙いに行って
前回ブログで書いた展開に
なりかけたんですが……
近畿3番手にいた藤田勝を
飛ばしに行った守澤が踏み遅れたため
古性が新田と守澤の間に入って
また追い上げることができましたね。
あそこで藤田勝を無視して車間を詰めて
古性の内に守澤が行けば、さすがの古性も
苦戦したと思うんですが…そこだけは
守澤の判断ミスではないかと思います。
しかしながら、ペースを上げて駆けてる
ワッキーの番手に再度追い上げて
内の新田をキメて後退させたのは
さすが輪界ヨコ最強の古性。
そして………直線に入って
新田の抵抗を耐えきったワッキーに
脚を溜めていた守澤や山崎芳が
襲いかかるのかと思いきや
ワッキーのえげつない踏み直しで
後続は届かないまま、近畿ワンツー
単騎の二人、眞杉と深谷は
まったく何もできないままで終了
このクラスの選手でさえ無抵抗で
存在感をゼロにしちゃうんですね。
いやぁ……改めて恐ろしい
最強超人・ワッキー
車券の結果は……
前回ブログ通りに
新田のキャッチ&キル成功から
買っておりまして、新田が飛びついた
瞬間には決まったと思ったんですが
そんなに甘くはなかったですねぇ。
でもまあ、新田はやることやったんで
あれで負けたのは仕方なし
ええ、筆者も新田と同様、惨敗しましたが
仕方なかったと思いましょう。
最後にワッキーの走る姿を見たのが
超人ハンター・杉森に二度の敗北を喫した
昨年の小倉競輪祭だったためか
どうもワッキーの負けるところから
車券の検討に入っちゃうんですよね。
準決・決勝と穴党の皆様には
残念な固い決着が続きましたが
これからしばらく、ワッキーと古性は
同じ斡旋が続くので
豊橋記念→奈良記念あたりまでは
この流れが続くんでしょうね。
さて……次は大宮記念
過去9回の優勝を飾り現在3連勝中
「大宮王」こと平原が主役の記念ですが
今回は意外に味方が手薄で
前を任せられるのは森田・吉田有希くらい
果たして今年も大宮王に君臨できるでしょうか。
皆様お疲れさまでした。
更新が遅れたのは酒飲んで
寝落ちしてしまったからです。
次回はもうちょっと早めに
更新いたしますので…。
(最後にお詫びするスタイル)