先輩達の献身に応えた、訛りイケメンの戴冠・小倉競輪祭決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


小倉競輪祭の決勝を制して
平塚GP最後の切符を手にしたのは
青森の訛りイケメン・新山響平。




新田の打鐘前2角カマシに乗って
バックで番手捲りを放ち、
超抜のデキだった郡司を振り切り
悲願の初タイトルを獲得。


競輪学校時代から高い素質を評価され
卒業記念・ルーキーチャンピオンを制し
同期の中でも最速で記念優勝を果たし
次代のスター候補生でしたが
層が厚いけど高齢化が進む東北ラインで
先輩たちのために駆けることが多く

また、ナショナルチームに参加しながら
競技ではなかなか成果を上げることが
できないままに、パリ五輪を目指す
ナショナルチームから外され
競輪一本に絞って迎えた今回の決勝


「優勝したいっていう思いを伝えて、
 新田さんの番手を回らせてもらった。
 自分にもプレッシャーをかけて、
 絶対に取るしかない、と。」


「勝因はラインのおかげ、のみ。
 グランプリに向けてしっかり準備したい。
 ラインにお世話になりっぱなしなので。」


今回の優勝はラインの力のお陰ですが
今まで東北ラインの中でずっと貢献を
続けてきた新山だからこそ、先輩3人が
献身的にサポートしてくれたと思います。


ゴールした新山を讃える守澤を見て
思い出したのは、デビューしてS級1班に
上がってきた頃の2017年の伊東温泉記念

決勝に進んだ新山は、先輩の早坂秀悟を連れ
赤板前からの2周先行で死に駆けして
当時は「東北の奴隷」と呼ばれるくらいの
酷い扱いで…先輩の前で犠牲になってた早坂に
記念初優勝をプレゼントする献身を見せ

 



「早坂さんに獲ってもらえて
 自分のことのように嬉しい。」

とコメント、敢闘門の前で抱き合いながら
喜んでいましたが………

新山の初戴冠を先輩たちが讃えてくれたのも
そんな絆の積み重ねが合ったからでしょう。


おめでとう!新山!




でも…………………
車券は新山から守澤抜きで流したのに
3着小原がなくて、ヒモ抜けで
外してしまったけどな!


ええ、なぜか買った気になってたんで

夜中に大声で叫びそうになりました。


レースのポイントは
①S取った平原

②打鐘前2角で
 カマシに行く新田

③イケメン強盗坂井
 再度の飛びつき
 平原をキメる守澤
 
④郡司がくる前に
 新山の番手捲り
 
⑤守澤、南関勢への
 献身ブロック連発
 

まずS取りからですが………
内枠の平原郡司新田が取りに行き
ちょっと牽制があってからの
初手の並びとなり
結局、平原が先頭に。

新田にしてみたら、自分で徐々に踏む
ツッパリ気味の平面ダッシュより
カマシの方がラインで戦うのに
良かった気がするんですが
Sが取れたらそれはそれでOK
平原と郡司は、最後方になって
新田が前になってしまうと
突っ張られたら終了なので
東北にだけは前は取らせない、
そんな思惑だったのでしょうか。


そして赤板過ぎの2角から
一気に山おろしをかけた新田が
ワッキーのナメカマシみたいな先行
でも出しちゃったら終了の坂井は
前々に踏んで新山のところに飛びつき
二次予選に続くイケメン強盗の再犯。


この時に守澤は平原に一発喰らいながらも
必死に抵抗して巨体の平原を締め込み
脚を使いながらなんとか撃退


そしてバックで脚を溜めていた郡司が
捲りを放つも…新山が坂井と併走しながら
郡司がくる前に早めに番手捲り

 

 


そしてクチが開いて追走できなかった
守澤は、捲ってきた郡司に必死に牽制
そして小原にはデンジャーブロックを
喰らわして、最後のお務めを果たし
南関勢の脚を削って、自身は終了。





結局、先輩たちの献身に応えた新山が
後続を振り切って快勝
そしてサラ脚で捲った南関勢が
守澤に抵抗されながらも2・3着。




新山の勝因は、やはりラインの絆
不調だった新田も気迫の死に駆け

自身も無冠で獲りたかったはずの守澤は

平原・郡司・小原の脚を削る必死の献身
賞金でGPに行ける可能性があるのに
勝負圏には遠い4番手を固めた成田

これだけ先輩たちが献身してくれたのは
これまでの新山の東北ラインへの貢献を
認めてくれていたからでしょう。



「獲らせたものには
 獲るチャンスがやってくる。」

昨年、惜しい準優勝の悔しさを晴らした
新山の優勝は素直に称えたいと思います。



本日は現地には行かずに
2日間の観戦で疲れていたので
雑事をこなしつつ、ゆっくり休養

負け戦は、現地観戦して脚を見てきた中で
絶好の狙いだと思うところだけを厳選
アツくならずに小銭で投票
決勝を含めて夕方にネット投票して
補充の出るわけわからん前半の負け戦と
前日にインモグラーになった北津留とか
本日は大穴宝くじの販売はなさそうな
ワッキーのレースは買わずにケン


早めに風呂に入って、酒飲みながら
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の先出しを
BSで見て、ワールドカップを見て
日本の敗戦にガッカリ、大ダメージ

 


 

絶望しながら

決勝のダイジェストを見ましたが………
新山の優勝を讃えた後に、
たしか新山アタマから守澤抜きの車券も
買ってたよな…と投票結果を見たら
3着小原がヌケていてガッカリが倍増。

 

 


ああ、明日から月曜日なのに
沈んだままの気分でお祭り終了ですか。
GPまでは大人しくしとくかな……




















……………………………?




負け戦7Rで、
地元の小川を背負ったアフロと
慎太郎をただでは帰せない小松崎が
後には引けない叩き合いをする読んで
今開催でずっと狙い続けた隅田と
なぜか気合が入っていたヤクルト松谷が
単騎でもごっつあん捲りを打つと見て
両者のウラオモテで買って3万シュー



(後出し御無礼)


そして9Rでは
今開催、絶好調の菊池岳が先行して
松浦を背負った犬伏とぶっ叩き合いで
密かに捲りを隠し持っていることを
知っている渡部幸が一発やると見て
アタマ流ししたら5万シュー


(後出し御無礼)


その他にも、6Rの寺崎の後続
ブッちぎり捲りのマンシューを
頂いたりして、ネット投票の残高が
けっこう増えていまして………
ガッカリ気分が癒やされまして

 

 



なんとなく幸せな気分になって終了です。


競輪祭の6日間トータルでは
最終日に捲ってチョイ勝ちくらいで
終わったので…まあ、良しとしましょう。



さて、平塚グランプリに臨む
来年度のSS9名が決定


古性優作  (100期・大阪)
脇本雄太  ( 94期・福井)
新田祐大  ( 90期・福島)
新山響平  (107期・青森)
松浦悠士  ( 98期・広島)
郡司浩平  ( 99期・神奈川)
守澤太志  ( 96期・秋田)
佐藤慎太郎( 78期・福島)
平原康多  ( 87期・埼玉)



昨年のから清水・吉田拓・宿口アウト
脇本と新田と新山がインですか。

グランプリの戦いは
東北4人対近畿2人対単騎3人
そんな感じになるんでしょうかね。
今回の郡司が超抜だっただけに
平原か松浦が番手につけたら、
けっこう強力だと思うんですが…


まあ、メンバーを見る限り
「宿口枠」という言葉を生んだ
あの人みたいな凋落をしそうな選手は
いないみたいなので、良しとしましょう。

グランプリでは新山が今回の借りを返す

先行をするんでしょうかね。

 


できればこの人じゃなくて

守澤に勝って欲しいけど………ねぇ。


皆様、6日間おつかれ様でした。
しばらくお休みいたしますが
またの更新にお越しください。