ライン先頭を務める演説王・小倉競輪祭決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


小倉競輪祭はアクシデントあり、
スタンドから多くのため息が出る
クソレースありの準決を終え
決勝進出の9名が決定。



東北 ③新田ー④新山ー⑨守澤ー⑦成田
関東 ⑧坂井ー①平原
南関 ②郡司ー⑥小原
単騎 ⑤荒井

超抜に仕上がっている郡司率いる南関
絆で勝ち上がったイケメンタッグの関東
九州から唯一勝ち上がった荒井
仕上がりがいい選手が揃った別線に対し
4人が進出した本線・東北の並びは
全冠演説王・新田が先頭を努め
新田ー新山ー守澤ー成田の順。


「イチバンツヨイセンコウナンデ

 トウホクノセントウヲツトメマス。

 ユウショウヲメザシテガンバリマス。」
(誤変換ではありません)

と語る全冠演説王・新田ですが

 




これはもう、「そういうこと」案件と
思うことにしましょう。

「獲らせたヤツには
 獲るチャンスがやってくる」

何度もこのブログで書いてきたことですが

今まで何度も前で駆けてくれた新山
厳しい牽制でラインを助けた守澤
「尊敬できる先輩」と語る成田
それぞれへの想いを込めて
新田はラインから優勝を出す走りが
できるのでしょうか。



そして番手を回る訛イケメン・新山は
昨年ゴール前で吉田拓に強襲されて
悔しい準優勝に終わった過去を乗り越え
悲願の初タイトルを獲れるでしょうか。





肩の手術もあり…決勝メンバーの中で
唯一、本調子ではないと思われる新田が
「信じられない力」を出せるのでしょうか。



さあ、そしてグランプリの行方は…
すでにタイトル・賞金で確定していたのは
古性・脇本・新田・松浦・慎太郎・守澤
そして自身が決勝進出+清水が敗退して
郡司・平原が二人に抜かれることが
無くなったので進出確定


残る一人の座を獲得する者の可能性を
数学的に考えた場合……


 

同着優勝、競走不成立などの
非常に特殊な条件がない限り以下の通り


①荒井・新山・坂井・小原の4人は
 自分で優勝するしか無いので
 1/9 = 約11.1%

②成田は自身が優勝するか
 すでに決めている新田守澤平原郡司が
 優勝して自身が2着
 1/9+(4/9✕1/8)=
 11.1%+5.6% = 約16.7%


③決勝進出を逃した、現在ランク9位の
 清水が生き残るのは上記以外のケース
 100%ー11.1%✕4名ー16.7%
 =約38.9%

意外と清水の確率が高かったりするのですが
もちろんこれは数字上のことだけで
新田がお務めを果たすことによって
新山と成田の確率が上がるので


清水は祈るような思いで決勝のレースを
見守ることになるんでしょうね。





悲鳴→歓声→ため息の順に
スタンドの皆様の感情が揺れ動いた
準決勝振り返り


本日はふぬ競・専属解説員(無報酬)
灰人さんとカイジくんと同行



ただし灰人さんは体調が悪くて
倒れそうになりながらの観戦で
いつもの怒声でのヤジや解説はほぼナシ

 

なんか悪いものでも喰ったんでしょう。

(適当)




10R
前を取った新田を後ろ攻めの吉田拓が
斬ろうとするところ、先に中団にいた
松浦が斬って、そこを吉田拓が叩いて
打鐘手前から先行体勢、単騎の荒井は
関東ラインの後ろにつけて山田久は
中国ラインの後ろ

最終ホームすぎから松浦が捲りに
行くも、出が悪く杉森が牽制して
止めに行くところ…車を外に出して
自身で牽制しようとした吉田拓の後輪と
杉森に挟まれる形になり、松浦落車
巻き込まれた杉森と吉田拓の落車で
場内には悲鳴がこだまする中


前にいた吉田拓と杉森が車を外に
持ち出した瞬間に内を突いた荒井が
そのままイン捲りで落車を避けて
同じくインを突いた新田ー成田を
振り切って1着、2着は新田で
3着が成田。


 

荒井のコメントは


「準決はアレ(イン捲り)しか
 狙っていなかった。決勝に乗って
 11.1%の確率をモノにしたいね。
 あとは今夜、神様にお祈りします。」

前日にアフロ山崎にやったのは
ラインへの裏切り行為なので
許すことのできないものでしたが
単騎でも展開を読んでワンチャンスを
モノにしたのは、立派でした。

 



杉森と吉田拓が車を持ち上げた瞬間に
既に仕掛けているので、アレを躊躇したら
落車に巻き込まれてますからねぇ……。

いや……マジで千載一遇の好機でしたが
それをモノにする準備ができてましたね。

 







11R
前受けの山田庸を叩いて、新山が打鐘先行
山田庸は飛びつこうとするも、脚が足りず
守澤にも菊池圭にもスルーされて4番手

 


 

バック6番手にいた郡司が高速の捲りで
守澤のブロックを見切って外を踏み
4角で新山を捕らえにかかりますが……

 


 

続いた岩本は守澤のデンジャーブロックを
まともに喰らって郡司に続けず
結局、好スピードで押し切った郡司が快勝
2着に駆けた新山が入って3着に守澤

 



いやぁ………新山も守澤も好調だったんで
郡司はちょっと厳しいのかな…と思いきや
止めることができない超抜の仕上がり

 



 

そして守澤は、自身の着より新山を決勝に
残すことを優先したラインの競走
ブロックして戻れないかも……って
感じだったんですが、自身のデキの良さと
意地汚く踏まずに待ってた菊地圭に
助けられましたかね。



12R
北津留がラインで決めるには
S取ってツッパリ先行しか無い……
頼むからスタートを決めてくれ
1番車の園田ッ……と、祈るような思いで
スタンドで見ていた地元ファン


でも、号砲が鳴ってダッシュしたのは
7番車の小原で、園田は中団確保がやっと
関東ー地元ー瀬戸内の初手になってしまい
ここで筆者と、横にいたカイジくんは
失望の溜め息、ざわつく場内


そして赤板で後方から清水が斬るところ
前受けの坂井がツッパリ気味に踏んで
先頭を譲らず……清水が浮いた瞬間

 

カイジくん


「下げろ北津留、引いてカマせ
 絶対インには行くなッ!!」



もちろん聞こえてるわけもなく
その言葉に逆らうようにインを進み
清水に被されるツルツルボーイ

そして後ろの小川勇が併走した
香川先生をド突いてスペースを作り
なんとか外に脱出させようとしたのに
気づかないツルツルボーイ

 



最終ホームで清水が捲りを仕掛けて
ようやく外に出せるか……と思いきや
小川勇に何度も小突かれた香川先生が
反撃の嫌がらせで北津留の外併走をして
最終2センターまでフタをされて
インに詰まり続けるツルツルボーイ


号砲での場内の地元ファンのざわざわが
やがて最終ホームくらいで悲鳴に変わり、
そして最終バックで大きな溜め息、失望




ツッパリ先行で2周駆けた坂井から
番手の平原ががっちり車間を切り
そして3番手の小原まで車間を切り
北津留はずっと動かない不動会
関東4番手だったのかも…と錯覚する
インモグラーで終了

 


ジャック園田はヤケクソの3角捲りを
打つも…もちろん届かず、地元勢は
何の見せ場もないまま全滅



結局、直線でタレかかった坂井を
追い込まずに庇い続ける平原を
3番手の小原がチョイ差しして
ゴール線では微差の横一線で
東ラインの3人が独占、でも
2万シューとけっこうな好配当。


初連携の際には、坂井のことを
「未来のスーパースター」と
語っていた平原ですが……
特別の決勝で前を任せる存在に
成長したのは嬉しいでしょうね。




でも……地元民と九州車券を買った

養分たちは、絶望して終了。


灰人さん


「まあ、予選の二走目や二次予選で
 あんな驚愕の逃げ切りをされると
 そりゃ、みんな夢を見ちゃうし
 北津留アタマの車券を買うだろうけど
 あれだけの脚力を持ってて
 ラインのみんなに好かれているのに
 いまだにタイトル無しってことは
 やっぱりただのバカってことだよな。」
 
 
筆者
「せやな。」



本日も1Rから現地参戦しまして
安田大サーカスの寒いトークを
スルーして負け戦も勝負



もうバカらしいので打ちたくなかった
ワッキーの出たレースだけケンして
1・3・5レースを獲りましたが
穴車券になったレースはことごとく外し


チョイ負けくらい迎えた準決では
10Rで荒井なんぞ一銭も買わずに惨敗

ただ11Rで、前のレースで新田成田が
生き残ったので……守澤は新山を庇って
なんとか決勝に残すレースをすると見て
超抜のデキの郡司に捲られても
その後ろをシャットアウトするレースを
するのかも……と考え直し


 

4枚獲ったのでとりあえずライフ回復
でも最終で九州車券にブチ込んで、
インで引きこもる北津留に
絶望して終了



輪友の皆様も、大穴的中はありませんが
まあまあの戦績で現地観戦を終了

今回は2日間の参戦でしたが
いつものように歩き回って大声出して
けっこう疲れちゃったので
今回のお祭り参加は、ほぼ終了

もう、最終日はサテライト自宅で
テレビで大河ドラマの先出しを見て
そして決勝の時間はサッカー見ながら
二元中継で見るかダイジェスト観戦で
酒飲みながらのんびりしてます。



決勝

東北 ③新田ー④新山ー⑨守澤ー⑦成田
関東 ⑧坂井ー①平原
南関 ②郡司ー⑥小原
単騎 ⑤荒井



改めて確認しますが………

演説王が先頭、新山が番手ってことは




「そういうこと」案件でしょうから
新田はなるべく前の位置を取って
いままでさんざんやってきた
前受けツッパリ死に駆け作戦を
目指すのでしょうが、東北は枠負け

スタートが早い小原、1番車の平原が
前を取りに行くのでたぶん後ろ攻め
荒井は小原の後ろと平原の後ろ
どっちにチャンスがあるかって考えると
たぶん平原の方を選択するんでしょうが
東北の後ろにいてイン強襲……も少々
守澤はブロックに行きますし
GP権利のかかる成田も内締めるより
外に追い込むでしょうからね。

初手はどっちかを想定
81/5/26/3497
26/81/5/3497

あとは新山が競られずに番手を守れるか
ですが…坂井が飛びついたら超抜郡司が
ひと捲りにして終了、郡司が競ったら
坂井がカマして平原が番手から追い込み
戦わないほうに漁夫の利があるので
まあジカ競りには行かないんでしょうが
「やるぞ」と見せての撹乱くらいは
考えていそうな気がします。


いずれ新田が強引にでも先行すれば
坂井は最後方に置かれたら
準決でかばってくれた平原のためにも
早めでもカマシに行って
もつれたら郡司が高速捲り

超抜のデキの郡司が軸で
相手は番手の小原が付けきるのは五分で
前残りの新山、坂井しだいで平原

3連単 2ー146ー145679

今回は本調子ではない新田の航続距離が
あまり持たないと思うのと、郡司も坂井も
好調なんで捲りやカマシが迫ってくる
守澤、共倒れ覚悟のデンジャーブロックが

「お達者でブロック」になってしまって
穴が出るとしたら……新山のアタマに
守澤以外のヒモで

3連単 4ー1257ー12579

自身もまだ獲ってない守澤は
ノドから手が出るトコでしょうが
ここで新山に獲らせて恩を売るか
遠慮なく自分で獲りに行くか……
そこだけちょっと考えます。


さて、長かったお祭りも最終日
グランプリ最後の切符を手にするのは
果たして誰でしょうか。

そしてサッカー日本代表は歓喜の2連勝を

決められるのでしょうか………?




九州勢が荒井しか残らなかったので

現在の筆者の興味はサッカー優勢ですが……
皆様のご健闘をお祈りします。