持ってる弟、主役を張る予定の男・西武園オールスタープロローグ | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

寛仁親王牌までお休みです。




非常に暑い日が続いたかと思えば
大雨で河川が氾濫しちゃったり
また、コロナの感染急拡大によって
不安な日々が続いていますが…………
競輪の番組表でも「当日欠場」の文字が
非常に目立つようになってきましたね。


筆者の所属する黒い組織でも
先月から多くの罹患者が発生しており
筆者自身は今のところ健康ですが


休んでいる皆様の分の業務が
回ってきてしまい非常に多忙な近況
お盆休みも、まともに取れないかも
といった感じです。


競輪の方も記念の準決・決勝以外は
ほとんど打っておりませんで……
前日に展開予想をしても当欠があって
予想をやり直さなきゃいけなかったり
選手の調子も二走目くらいまで見ないと
わからなかったり…って感じが続いて

7車立ては打ってませんし
「熱」が足りない近況でございます。

 




まあ、特別競輪の中盤辺りになったら
いつのまにかヤル気が戻るのが
いつものパターンでございますが……


そんな中で開催された佐世保記念では
決勝に進出した南関の大将
金髪にイメチェンした郡司が当日欠場

先行一車となった中川が死に駆け
番手捲りを打った山田庸が
守澤の猛追を抑えてゴール
見事に記念初優勝を遂げました。

 



 

34歳にして記念初優勝は
いささか遅咲きな感もいたしますが
現在は賞金でもグランプリ圏内
同県の荒井さんを抑えて九州勢では
トップの位置をキープする山田庸

好調だった郡司が決勝にいたら
同じく好調の和田健との南関ラインが
脅威になっていたと思われるので…
やはり「持ってる弟」だなぁと
感じさせる優勝でした。




おめでとう!庸平!
そして小銭でしたが車券も
いただきましたので………
ありがとう、庸平。



しかしながら、あの決勝レースに
納得のいかない方が苦言を。


暴君


「せいちゃんはマサキのために
 あの先行をしてくれたんだから
 庸平はマサキが守澤に絡まれない
 2角の下りからの番手発進を
 しなきゃイカン。」

 
 

 

なるほど、これは正論。





暴君


「せいちゃん!
 佐賀のナンバー2の庸平に
 記念をプレゼントしたけんが
 佐賀……いや九州ナンバーワンの
 オレにはいったい何を
 プレゼントしてくれるとかね!」


師匠
「えぇ……………。」

 

 

なるほど、これが暴論。




続いた弥彦記念では
西日本地区のの有力選手が、
追加参戦の荒井さんを除いてほぼ不在


大怪我から復帰したばかりで
体はボロボロ、股関節には爆弾が
あると語っていた地元の鈴木庸之は



「この先歩けなくなるかもしれないが
 歩けなくなるまで頑張るだけ」

悲愴という言葉でも足りないくらいの
決意で臨んだ地元記念で準決に進むが
東口の反則ブロックを食らって落車

 




車券ではけっこう世話になった覚えが
ありますんで……回復を祈っております。


決勝では吉田拓のカマシ先行に乗った
平原が自力発進、直線で追撃してくる
絶好調の成田と荒井さんを微差抑えて
昨年の寛仁親王牌に続く弥彦での優勝
「第二の故郷」と語る場所での凱旋V。



 

あいかわらずのスマイルの平原
地元の特別に弾みをつける優勝ですが


「地元、地元って言われるけど、
 意気込みすぎて失敗しないように。」
と、わりと慎重なコメントで締めくくり

今年は大宮・大垣・武雄に続き4回目の
記念制覇、相変わらずの安定感ある活躍
地元のオールスターで番組優遇でしょうから
賞金を積んでグランプリ出場を
確実にしておきたいでしょうね。

 


スマイル

「安易な死に駆けは許されないし

 でも4車ラインだし後ろも

 引き連れる競走をして欲しい。」

 

鼻ペチャ

「一体どうすりゃ良いんですか……?」

 

スマイル

「それは拓矢が自分で答えを

 見つけなきゃいけない。」

 

同じSSなのに、ねぇ…………。
不憫だなぁ、鼻ペチャ。



さて………ようやく本題
真夏の祭典・西武園オールスターの開幕
今年もお盆に6日間のナイターで
各開催日のメインは


 

1日目/ドリームレース
2日目/オリオン・アルテミス
3日目/ガールズドリーム
4日目/シャイニングスター
5日目/準決勝
6日目/決勝


男の方の初日〜3日目は予選で
ポイント制の上位9名が
勝ち上がりの二次予選をパスして
失格しなければ準決勝進出確定の
シャイングスター賞へ………
というのも昨年と一緒


主役を期待されるのはもちろん
地元選手でファン投票1位の
スマイルコウタこと平原康多。




おそらく開会式では選手代表として
敢闘宣言を務めることでしょう。



「大宮王」の称号を持ち
大宮記念では9回の優勝
4日制記念では比肩する選手がいない
大記録を継続中の平原ですが
こちらもほぼ毎年斡旋されてる
西武園記念の優勝は3回のみ


脚質やレーススタイルからすると
紛れが少ない力勝負の大宮の方が
先行有利な西武園より得意というのは
納得ですが


でも平原のホームバンク登録って
以前は大宮だったと思うんですが
現在は、なぜか西武園なんですよね。

実弟の啓多や一緒に練習してる
宿口や森田、黒沢は大宮ホームで
師匠の太田真一のグループも
大宮の登録なのに…………?
近くに家を建てたりしたんでしょうか。



ともあれ、今回出場の選手の中で
準地元の西武園ホームなのは
平原と、ギター侍・武藤のみですね。



数年前まで、特別競輪での埼玉勢は
平原の孤軍奮闘だった印象がありますが
近年は平原のもとで育ってきた若手が
力を付けてきた印象もあり
層が厚い関東のなかでトップの重責を
担い続ける平原が、地元の特別で
ファンの期待に応える活躍を
見せられるでしょうか。


昨年の決勝をワンツーした

最強超人ワッキーとヒットマン古性が

高い壁となって立ちはだかると

思いますが…………







西武園は直線が47.6mと短く
山の中にあるのであまり風の影響もなく
カントが浅いので捲りが流れやすい
先手ラインが有利な400バンク


特注選手は………
コロナ禍で体調の急変があったりすると
選手のコメントも濁した感じになるんで
調子の見極めが難しいですねぇ。


先行日本第二位まで上り詰めた
メガネボーイ眞杉
サマーナイトの活躍で一皮むけて
トップに挑む犬伏あたりは

出切ってからグングンかかるので
脚質にマッチしたバンクだと思います。



そして九州人の筆者としては
阿部将の欠場が残念ですが
アフロ山崎を筆頭に嘉永、伊藤颯、
瓜生、岩谷、上田と大量に出場の
九州の若者たちが、気迫あふれる戦いを
見せてくれることに期待しておきます。



初日と2日目は仕事(残業確定済み)
準決の日は、お盆恒例の墓参りがあるんで
今回はいつものサテライトでの観戦は難しく
また、ナイター開催なんでメンバーや並びが
確定するのが遅い時間になりそう
毎日きっちりブログ更新できるのかは
ちょっと微妙な感じなんですが
とりあえず出来る範囲で続けてまいります。

 

まだスイッチが入っていない状態ですが
中盤くらいから熱が戻ってくるでしょ

おそらくは4日目の二次予選くらいから

どっぷり打つ予定です。





皆様、火曜日の初日からも
よろしくお付き合いください。
ご健闘をお祈りします。