岸和田高松宮杯は2日目を終え
東西の準決各2レースに
進出する選手が決定
地区別では下記の通り
関東 10名
東北 5名
南関 3名
九州 6名
瀬戸内 5名
近畿 5名
中部 2名
東の方は、もともとの参加メンバーが
質・量ともに強いと思われていた関東が
SS3名を含み順当に勝ち上がりですが
西は九州の健闘が目立ちますね。
その九州勢は準決10Rでは
嘉永ー山田庸ー園田に単騎のノダゲン
ゲンちゃんの単騎はいつものことで
他3名は躍進著しい嘉永を先頭に
なかな強力なラインを形成
3名とも「ラインで決められるように」
とヤル気十分のコメント
しかしながら12Rの方は………
暴君
「嘉永でも庸平でもなくて
ヒデの番手の二人のラインって……
岸和田の番組屋は
オレのことをナメとるんかッ!」
持ってない男
「初日に嘉永、2日目に庸平と
組んでるんで、組み合わせ上
仕方ないんじゃないすか?」
暴君
「近畿や中部は2日目と全く同じ
組み合わせやないかッ!
九州勢で一番点数持っとって
ダービーでも決勝に行ったオレを
優遇するのが当たり前やろうがッ!」
持ってない男
「・・・・・・・・・・・・・・。」
正式コメントは
「ヒデが頑張ると思いますよ。」
でしたが、番組にご不満の様子の荒井さん
きっと内心はこんな感じ
この地区ごとでの組み合わせは
番組屋もなかなかアタマを悩ませるんで
そんな苦労が窺える感じの準決4Rですが
よく見ると近畿勢を決勝に行かせたい
思惑が見て取れますよね。
まあ………九州勢は毎年のように
小倉競輪祭で、これでもかっていう程の
勝ち上がりの優遇番組を作ってもらって
いますんで、やむなしでしょうか。
果たして、九州のジャイアンが
ダービーに続く特別決勝進出を手にする
方法があるのか…………?
無いと思うけどなぁ…………。
激闘の二次予選振り返り
5R
好調のメガネボーイ眞杉は
深谷を出させないハイペース先行も
道中でふかし過ぎたのか末を欠き
直線で神山拓に差し込まれ
関東ラインの4番手にいた
一成ー渡部幸に強襲されてしまい
4着で無念の敗退。
これまでの深谷との対戦では
ほとんど捲られていただけに
ペース配分が難しかったとは
思いますが………同県の最高のウマを
残せなかった神山拓は、勝ったけど
浮かない表情。
6R
嘉永は赤板で上昇した山田久を出させず
前々に踏んで、ダッシュしてきた石原の
3番手に飛びついて高原をどかし
3角から捲りに行く頭を使った組立も
赤板〜打鐘の間でけっこう脚を使ったのか
石原のカカリが良かったのか
先行した石原が押し切り、嘉永は2着
「今の状態ではハコ3でも出来過ぎ。
いつまで続くか分からないけど、
ラッキー1本の競輪人生なので。」
相変わらずの味のあるコメントで
指定席の3着を確保し勝ち上がる
渋い男・香川先生。
7R
赤板で上昇し前に入った吉田有を
新山がダッシュで叩き切り先行
下げた吉田有はバックで捲るも
慎太郎が一発食らわして止め
青スーツ坂井は吉田有から車間を切って
止められるのを確認してから自力発進
好調の頃のレフト先輩・浅井のように
後輩をうまく使い捨てる「見殺し捲り」で
東北勢を捉えた坂井が1着
新山を残せず悔やむ慎太郎が2着。
「だいたい作戦は、あんな感じ」
と語る、坂井に漂うレフト先輩臭
いろんな練習理論も持っているようですし
あとはジグザグブロックを身につければ
2代目を名乗る資格ありでしょうか。
8R
前を斬った野原を叩きに行く宮本に対し
そこそこ重いタイトルホルダーの
先輩二人を背負った野原の作戦は……
宮本の番手に飛びつく押し込み強盗
不意を突かれたオガシンが必死に耐えて
宮本もペースを落として
隊列が短くなった最終ホームで
「こいつら馬鹿だなぁ」と
ゲラゲラ笑いながら庸平ー荒井さんが
カマシ捲りで前団をひと飲み
追走のゲンちゃんまで含めて
九州3人で決着。
野原よ……気性が荒いのは仕方ないけど
そんな雑なレースじゃ客からの罵声が
飛んでも仕方ないなぁ。
さすがに擁護する気になりません。
9R
前を取った新田を吉田拓が斬りに行くと
新田は誘導を残して下げてしまい
そこで順番の来た岩本がやむなしの先行
吉田拓は中団を確保し、新田を牽制しつつ
余裕のバック捲り、車間を切ったキックを
楽々乗り越えて快勝
演説王・新田はやはり体調不良なのか
捲りに行くも車が進まずライン全滅
体調的には出なきゃ良かった気もしますが
まあ出場するかどうかってのは
本人が決めることですからねぇ。
10R
初手で中団にいた町田を後方から
上昇してきた太田竜が被せて下げさせ
中団の太田竜、後方の町田に入れ替わって
互いに牽制するところを…………
前受けしていた北津留が踏み込んで
奇襲のツッパリ先行を敢行
太田も町田も意表を突かれて
叩きに行けないままペースが上がり
バックで仕掛けようとした太田にあわせ
山田英が番手捲り、追走の園田が
差し切って九州ワンツー、3着は
特に何もせず追走した太田。
う〜ん………小倉の二人の間に
佐賀の山田英が入ったんで
普通ならなんか作戦があるのかって
考えるところなんですが……………
作戦を立てても号砲が鳴ったら
忘れちゃう北津留が先頭なんで
死に駆けはまったく考えてませんでした。
翼が駆けちゃった。」
と園田がコメントしてますが…
やっぱり作戦だったんですかね。
九州ワンツーで高配当なのに
宗教上の理由で買わなかったことを
たいへん後悔しております。
11R青龍賞
打鐘〜赤板で、前を斬ろうとした
平原と吉澤との間で小競り合いも
ガチで突っ張った吉澤が出させず
そこを目掛けて雄太がダッシュして
先行体勢に入るも、その上を仕掛けて
好スピードで出切った小松崎が先行
雄太を捨てた郡司や平原が追うも
なかなか車間が詰まらずに
直線で成田が差し切り1着
追い込んだ郡司が2着で
先行した小松崎が粘って3着。
そういえば小松崎は昨年も優出
相性のいいバンクだったか……
と、思い出したのは、深夜に帰宅して
ダイジェストを見てからでした。
12R
場内の選手紹介のインタビューで
自作のラップを披露し声援を受け、
そのあとにコメントした松浦に
「この後は、やりづらいですね。」
と言わしめた岡崎が、心を燃やして
打鐘カマシの先行
前を斬ってペースをあげようとした
谷口は踏み合わずに4番手に入り
そのままガンガンと駆ける岡崎
バックで三谷竜が捲りあげて
好スピードで迫るところを
古性が番手捲りで応戦、そのまま
古性ー神田ー谷口で入線して
3着谷口がド高目で2万シュー
松浦や浅井が3着だと2千円くらいの
3連単の配当だったので、
大阪ワンツーに、3着総流しで
賭けた方の勝利なんでしょうね。
浅井はこれが勝ち上がりや決勝なら
シャクってでも谷口を交わしたと
思いますが、優秀競走なんで
シビアに行かなかったのでしょうか?
車券の結果は…………
ええ、今開催、2日目まで全敗です。
麻雀でいうところのヤキトリ
花札で言うところのボーズ
こうやって予想をしているだけでも
お恥ずかしくてしょうがない。
でもまあ、準決も打つけどね。
(耐性のある養分)
準決予想
2着までと、4レース中で
3着の一人だけが決勝進出
9R 東準決
南関 ④渡辺雄ー①郡司ー⑨鈴木裕
関東 ⑦吉田拓ー②吉澤
東北 ⑥一成ー③成田
単騎 ⑤諸橋、⑧隅田
好調と思うのは、連日厳しい位置から
勝負になるところまで迫ってる郡司
吉澤と成田もまずまず
3車ラインの南関が先行しそうですが
おそらく前を取るのは一成
63/419/5/72/8
くらいな感じの初手でしょうか。
吉田拓が斬って雄太の先行
一成はペースが上がらず最終ホームなら
1周くらいはカマシもOK
単騎の二人は位置取りが難しく
雄太や郡司の世話になったこともある
諸橋は、南関には切り込みづらく
先行ラインの後ろにつけて直線勝負か
2センターあたりからのイン突き
隅田は位置取りするのも見たことが
あるんですが、脚を溜めて
捲り追い込みの一発を狙うって
感じでしょうか。
う〜ん……単体だとセンスのない
仕掛けをしちゃうリスクのある
郡司ですが、賢い雄太が先導して
位置を作ってくれそうなんで軸
3連単 1ー359ー3579
1ー9=35789
安いんだろうなぁ……(溜息)。
10R
瀬戸 ④石原ー⑥ハラケンー①松浦
九州 ③嘉永ー⑨山田庸ー⑤園田
近畿 ⑦三谷ー②東口
単騎 ⑧ノダゲン
ここは好調者が揃いますが
捲りの出足がいい三谷竜
スピードも粘り脚もある石原
連日伸びている松浦
この3人がデキが良さそう
2日目に今開催唯一の先行逃げ切りを
決めた石原はヤル気十分
そして九州を先導する嘉永も
叩き合いは避けるかもですが
早めの仕掛けになりそう
松浦が3番手になる番組は意外ですが
ハラケンにもタイトル獲らせてもらった
過去がありますし、石原には今年の
奈良と取手の決勝で世話になってますし…
まあ、納得の位置でしょうか。
初手は石原が前を取って
461/72/8/395
そこから嘉永が斬りに行くときに
石原が突っ張るか引くか…
突っ張ったらそのまま先行で
嘉永はもう巻き返せない
ハラケンが三谷竜の捲りに合わせて
番手捲りで松浦とワンツー
これが今のところは人気ですね。
ただ人気とはいっても30倍あるので
そこから3着絞って流すのもOK
だが………ここで悪魔の一手
嘉永が強引に斬って石原を引かせれば
三谷竜は追走で、さらに斬ると
逃されるリスクがあるんで中団取り
そこに石原がカマシに行けば
庸平と園田がアシストして波を作り
瀬戸内ラインの出足を止めてから
嘉永がハラケンの所に押し込み強盗
ディフェンスはヘタクソなハラケンなら
ガツンと当たれば一発で飛ばせる
あとは粘る石原に嘉永が手を焼くと
庸平の差し込みや三谷の捲りも
ありそう…ってことで、軸は庸平
3連単 9=357ー12357
穴はデキが良いと思う三谷の捲り
叩き合いなら捲れるでしょ
3連単 7ー129ー1269
7=2−15679
頼むぞ嘉永、九州の未来は
お前にかかっている。
11R 東準決
関東 ①宿口ー⑨平原ー⑤木暮
栃木 ④坂井ー⑥雨谷ー③神山拓
福島 ②小松崎ー⑦慎太郎ー⑧渡部幸
好調だと思うのは
高速バンクが得意な小松崎と坂井、
復調した感のある渡部幸
ツンデレコウタ
「陽一の気持ちと熱意に負けました。
ここも自分が前でやろうと
思っていたけど、どうしてもと言うので…。
付くと決めた以上は最後まで心中ですね。
全て任せます」
わしら
でもまあ、初日と2日目の平原の動きは
ギックリ腰の影響もあるのかイマイチ
ここもじりきじゃ絶対的な軸とは
言えないんで、やむなしでしょうか。
車番順の初手なら
195/278/463
そこから坂井が斬って宿口は中団を
譲らないでしょうから…小松崎が
叩き合い上等で先行をするのか
それとも宿口と中団でやり合うのか
………わりと叩き合いを避ける傾向の
ある坂井が相手なら、小松崎が打鐘で
ガツンと踏んだら出させそう
そして騙されたことに気付いた宿口が
追い上げようとしても、もう既に
ペースが上がっていれば厳しそう
278/463/195で
最終バックを迎えればSSコンビ解散
………で、悪魔の一手
2日目の捲りを見る限り、
遅めの仕掛けなら慎太郎のブロックを
避けて坂井の捲り追い込みが届く
バックで仕掛けると一発食らう
リスクがありますが、
あえて坂井の軸で、相手は雨谷に
前残りの慎太郎、宿口不発でも
リカバリーすれば平原
3連単 4=679ー356789
埼玉のツンデレのバカップルは
消えてください、どうぞ。
12R 西準決
大阪 ④岡崎ー①古性ー⑦神田
三重 ⑥谷口ー③浅井
佐賀 ⑧山田英ー②荒井
四国 ⑨太田竜ー⑤香川先生
好調だと思うのは岡崎のみ…です。
このレースが始まるときには
「3着勝ち上がり条件」が
確定しているってことですね。
白虎賞の着順から考えると
古性・神田・谷口あたりは3着条件
そしてここは……番組屋が地元を
勝ち上がらすために作った
渾身の組み合わせ
死に駆けを辞さないラッパー岡崎に
3着条件で勝ち上がれそうな神田を
古性の前後に配置して
準決なら谷口を容赦なく捨てる浅井
捲りなら香川先生をちぎる太田竜
山田英のことは発射台くらいにしか
思っていない荒井さん
各ラインに「死に役」が一人ずつ
いるんで、岡崎が駆けさえすれば
太田が捲っても浅井や荒井が突っ込んでも
古性と、3着条件の神田は優出可能
そんな感じでしょうか。
悪魔の一手があるとすれば
荒井さんに脅されて、持ってない男・英明が
心臓を捧げて岡崎と踏み合ってしまったり、
谷口が涙を流して駆けて、レフト浅井が
年に数回発生するジグザグブロック
通称「浅井払い」で誰かの前輪を払って
大惨事が起きたりしたときですが…
まあ、ないんじゃない?(適当)
宗教上の禁忌とされている、佐賀の
「持ってない男」の出るレースなんで
あんまり買いたくないんですけど
最終までずっと当たってなかったら
さすがに買わずには終われないので
3連単 1ー7=239
239ー1ー7
これだけ買います。
古性が決勝に出ると出ないでは
売り上げが大幅に違うでしょうから
「そういう番組」だと思いましょう。
きっと爆発の前兆だと勘違いしつつ
いつものサテライトに向かいます。
皆様、調子はいかがでしょうか?
ご健闘をお祈りします。