復活を願う男と、恩を仇で返した男・奈良記念決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

武雄全プロ記念、参戦予定です。



奈良記念は準決勝を終え
全競輪ファンが注目のワッキーは
果敢に打鐘カマシを打って先行
松浦に飛びつかれて番手の三谷竜が
飛ばされて援護を失ったものの




そのまま後続を振り切って1着
復帰場所で①①①、3連勝での優出
しかしながらコメントでは

「(3連勝の)成績は別として
 納得した走りではない。
 不満は残っている。」
「自分の中で衰えているのかなって
 感覚があるんです。」


と、けっこう慎重な姿勢を崩さず
相変わらず厳しめのコメント
決勝は古性との強力な連携ですが
相手は瀬戸内の5車連携と
吉田拓ー宿口のSSコンビ
なかなかの難敵が揃い激戦必至




好調の吉田拓も3連勝の勝ち上がり
捲り・先行を判断よく使い分けて
後続を寄せ付けない落ち着いた仕掛け
ワッキーのアドバイスで復調気味の
宿口とのワンツーを決めたいところ


「弟(有希)が2段駆けの
 新田祐大さん相手に優勝したのは
 刺激を受けた。次の地元の特別
 取手全日本選抜に向けて
 気持ちよく走りたい。」
 

 
すでに3月に開催される
宇都宮ウィナーズカップの
出場権を獲得している弟と
決勝で連携したいと語る吉田拓
こちらも復帰場所で優勝を決めて
気分良く地元の特別を迎えたいところ


SS(仮)

「………ってことは二次予選か
 準決では弟とオレとの連携も
 ありえるってことかな?」
 鼻ペチャ
「マジで強いんで、ちぎれないように
 しっかり援護してくださいね。」
 
 
 そして………瀬戸内は5名の連携で
 近畿と関東の強力なタッグ相手に
 臨みますが………………
 
 瀬戸内5車連携の軸となる松浦は、
 決勝のインタビューで
 コメントしながら泣いたそうで


「(準決で競った)三谷竜生さんの
 事を考えると申し訳ない。
 広島記念で記念の初優勝が
 三谷さんのおかげだった。
 地元に対する気持ちが分かるので
 気持ちの整理が付いていない。
 勝負と言えば勝負だけど、
 ポリシーに反する…………。」
 
前回のブログでお伝えした通り
松浦の記念初優勝である
4年前の69周年広島記念で
当時すでにSSの身分だったのに
地元の松浦のためにひと肌脱いで
漢気先行をしたのが三谷竜


その恩人である三谷竜の地元で
流れの上での事とはいえ
飛びついて吹っ飛ばして
赤っ恥をかかせるとはッ!


筆者はその広島記念を思い出して
松浦が飛びつかないことを前提に
脇本ー三谷竜ー流しの車券を
買っていましたんで

現場のスタンドにいたら
「この恩知らずが!」
と叫んでいたかもしれませんが………


まあしかし、脇本に勝とうと思ったら
あそこで出させて下げたら捲れないし
別にルール違反ってことはないですし
建前上は「個人競技」となっている
わけなんで、一つでも良い着を獲って
賞金を受け取るための行為ですからねぇ。



けっこう昔の話でスミマセンが
かつて「鬼・悪魔・井上」と呼ばれた
佐賀の鬼脚こと井上茂徳さんは

 

「バンクの中では親兄弟であろうが敵」
として、前で駆けてくれた選手に
その次の競走で情け容赦なく競ったことも
ありますし、何度もタイトルを獲らせて
もらった中野浩一さんにも吉岡稔真の
番手を巡ってジカ競りしましたし

 


同県の後輩の佐々木昭彦さんの前回りを
認めながら、直線でボコボコに頭突きして
先着して、ゴール後にニヤニヤ笑う姿も
見たことがあります。


マジで鬼だな、と思いつつも
そういう闘いを見せてくれる井上に
勝負に拘る真のプロフェッショナルの
あるべき姿を感じたような気がしております。



皆様にも色々なご意見があるでしょうが
筆者としては、松浦の競った行為は認めても
レース後の優勝インタビューならいざ知らず
決勝に向けての正式なコメントをする場で
自分がやった行為にメソメソするのは
プロとしていかがなものかと思います。


 

「自分のポリシーには反したが
 勝つために最善を尽くした結果」

であることは、日頃の松浦のレースに臨む
姿勢やラインの仲間、ファンへの対応を
見ていればわかることですから。


しかしながら………
そんなに多くはないと思いますが
前日、当ブログに書いた松浦と三谷竜の
関係性の記事を読まれた方が
筆者と同じように「飛びつきナシ」で
展開予想をされて外しちゃってたら
大変申し訳ございません。


ウソを書いたわけではありませんが
この場でお詫びいたします。





さて……………前置き長くて
スミマセンが、準決振り返り

10R
青板バックで後攻めの吉田拓が上昇
前受けの山ちゃんを斬ったところで
浅井がさらに斬って、赤板で宮本が
踏み上げて先行体勢に入るも
そのまま踏み込まずに緩めたところを
6番手からすかさず吉田拓がカマシ先行



浅井は関東両者に続こうとして
やっぱりヤメた……で後退
気付いたら番手の小岩と前後が
入れ替わる謎のムーヴ

そのまま好スピードで駆けた
吉田拓が宿口の差しを抑えて1着
関東SSのワンツー決着になり
3番手に入った宮本が流れ込み3着


 

宮本は先頭に立ってから微妙に流して
誰も来なけりゃ持ちそうなところから
踏み込んで先行して、別線が腹を括って
カマしてくれば2車だけ出させて
3番手取り……でしたが、その意図を
うまく読みとって、宮本が抵抗しないと

判断してすかさず駆けた吉田拓の機転が
素晴らしかったですね。

 




11R
前受けした新山をヒデノスケが斬って
赤板から先行体勢に入るも、踏み込んだ
石原が打鐘前に一気に叩き切って
古性は石原ー柏野の3番手に入り


「後に誰かいるかと思ったら
 (伊藤)信さんで驚いた。」
とインタビューで語った通り、
大阪の二人が並んで追走し
そこからハイペースで駆ける石原の
カカリがなかなか良くて
新山は1センターで捲りに行こうとして
浮かされ……そのまま行方不明、


バックまで脚を溜めて古性が3番手捲り
柏野元首相は古性を追走しようとした
伊藤信をなんとか止めて、ヒデノスケも
牽制して石原を残しにかかり…………
踏み直した石原を差せずにゴール前で
ジャック園田に強襲されてしまい
柏野2〜3着流しで買った筆者は
思わず天を仰ぐも、なんとか微差で3着。


古性に捲られはしましたが
ヒデノスケを叩き切って先行、新山にも
捲らせずに2着の石原が強かったですね。
直線も最後までいい踏み直しと思います。

そして古性はスタンドに向かって

何度も派手なガッツポーズを繰り返し………

タイトル獲るまではわりとクールな

印象だったんですが、ファンサービスを

覚えようとしているのでしょうか?



12R
前述したので簡単に振り返りですが
初手で松浦が後攻め、ワッキーが前受け
中団に内山が入ったんで、松浦は斬ってから
内山を出させて捲り勝負かと思いきや
自ら踏み込んで先行体勢に入り
カマシてきたワッキーに飛びつき
三谷竜を競り落とす恩知らず行為




そのまま後続も何もできずに
ゴール前で松浦が渾身の差しに行くも
ワッキーが耐えきって1着


 

 

西田は特に何もせずついていっただけで
ラッキーな決勝進出





昼間っから酒飲んでネット投票
我ながらクズな休日を過ごしましたが
打ち始めの負け戦の6Rで
伊藤稔の1・2着で買っていたところ
三谷将が藤原憲をこかしたように見えて
失格なら的中……のところ、
何故か関係なさそうな伊藤慶も審議対象で
「それぞれの動き」で済ませちゃう
疑惑の地元忖度判定で三谷将がセーフ

 


ああ奈良って確かそんなクソ判定が
多いところだったと思い出し


その後は好調の石塚ー中西の流し車券や
捲りなら食えないはずとウラ無しで
佐々木悠ー守澤ー流しの車券を獲りましたが
いかんせん安くて儲からない配当続き


準決10Rは吉田拓・浅井・宿口の1・2着
3着は上記の3人には流さずに宮本・大川だけ
買う変則フォーメーションで的中も配当安く

準決11Rは柏野2〜3着フォーメーションで
一番ド安めだった古性ー石原ー柏野で決着
コツコツ貯めたささやかな浮き分を
最終のワッキーー三谷ー流しにぶちこんで
恩知らずのキラーカーンにヤラれて絶望

 




ほぼチャラの収支だったので
小倉のナイターで泣きの延長戦を
しようかと思いましたが、
昼酒が効いてきて眠ってしまい終了。

目が覚めたらハラケンが16連勝目を
決めておりました。





決勝予想

瀬戸 ⑧石原ー④宮本ー⑦松浦
      ー③柏野ー⑥西田
関東 ②吉田拓ー⑨宿口
近畿 ⑤脇本ー①古性



別れて戦うこともできたと思いますが
ライン先頭が吉田拓と脇本で
分断される心配はなさそうだってことと
勝負権のなさそうな4〜5番手を
固めてもいいという柏野と西田の意見で
瀬戸内は5車で連携。



 

先頭を任される石原は好調ですし
昨年末のYGPで広島の町田の番手を
あっさり別線のケンヤとブッチャーに
明け渡してしまった汚名返上で
広島の大将のために死に駆け上等

 


「主導権取ります。」とやる気十分
宮本も動きは良いのでタイミングさえ
間違えなければ二段駆け成功しそう


ポイントは2つ


①瀬戸内5車連携にワッキーが
 意地になって抵抗するのか?


②落ち込んでた松浦が、果たして
 十分に力を発揮できるのか?



まず①ですが
欠場する前の体調万全なワッキーなら
全力で瀬戸内5車連携を叩き潰すべく
潰し合い上等で先行争いを挑んだと
思います。

この人の精神構造はある意味おかしいので
バンクの外では敵にもアドバイスしたり
清水と松浦が「特別でワンツー決めたい」
と発信したSNSに「その意気や良し!」
と爽やかにエールを送ったりするんですが

レースでは単騎なのに4車連携に叩き合いを
挑んだり、333で青板バックで別線が
押さえに来たら「遅いのでイラッとした」
と突っ張って2周先行したりと
相手が強いとき、本気で抵抗するときこそ

全力で叩き潰すためにガチで戦う男

 


ただ無理を重ねた結果が長期欠場に
つながったので、リミッターを外して
アドレナリン全開で抵抗することは
今回に限り、無いのかも。


そして②ですが………
責任感が強く、業界全体のことを考えて
トップ選手として模範的なコメントや
マスコミ対応により、ファンへの発信を
ここ数年続けてきた松浦は、
準決の行為でおそらくポーズだけではなく
ガチで落ち込んでしまったはず


 

瀬戸内5車の連携の軸として責任ある
立場であるとはいえ、負い目を背負って

メンタル的には揺れてしまっているはず


奈良はけっこう汚い野次が多い印象なんで
前日に地元の三谷竜に競った松浦に、
スタンドから罵声が飛ぶこと必至
果たしていつもの松浦のように
脚と脳が機能するのか…?



展開はわりと簡単で
初手はワッキーが前を取って
51/29/84736
そこから青板あたりから石原が上昇
ワッキーを抑えて下げさせて先行

あるいは赤板をめがけて
5車で呼吸を合わせてダッシュして
そのまま出切ってあとは最終ホームから
バックの間で石原がタレたら宮本が発進
それでもワッキーや吉田拓が捲ってきたら
松浦が三段ロケットで発進

さすがに5対2対2では
負けるわけにはいかない…ってことで
瀬戸内が人気なんだろうと思いきや
現在の二車単1番人気は脇本→古性
2番人気も古性→脇本で、この2つのみが
10倍を切っている現状



………気持ち的にはワッキーに
瀬戸内5車連携を蹴散らして
優勝を果たしてほしいですが
無理してまた負傷箇所が悪化したり
余計な負荷がかかりすぎてバランスが
崩れてしまう…みたいなことを考えると
何処かでリミッターがかかりそう

それでも早めから瀬戸内を突っ張れば
展開が向くのは漁夫の利の吉田拓
昨年、焦らずにここぞのタイミングで
仕掛ける落ち着きを覚えた男が
叩き合いをひと捲りで決着
相手は宿口、松浦、古性に絞って
こっそり3着に柏野を


3連単 2=179ー1379


ひとりの競輪ファンとしては
ワッキーが復活の優勝を飾って
ファンの歓声に応える姿を
見たいですが、


「力でねじ伏せる」ワッキーと
「うまく他人どもを利用する」松浦に
多少の懸念が見られる今節なので
「利口な努力」を覚えてきた
吉田拓に賭けようと思います。

今回はけっこうドラマのある決勝なんで

皆様のご意見をいただければ幸いです。


皆様のご健闘をお祈りします。