4名が落車する事故レースとなった
富山記念の決勝を制したのは
大会2連覇となる稲垣裕之。
先行した藤井の番手がもつれるところを
バックで満を持しての捲り一発
追走の三谷将と近畿ワンツーを決め
通算8回目の記念優勝を飾りました。
かつてのタイトルホルダーも
度重なる事故やケガで低迷期を迎え
ラインの主役を務めることは少なくなり
それでも諦めることなく
「手応えがつかめるようになって」
迎えた父の故郷である富山で
ワンチャンスをものにしての快勝。

「グレードレースを勝てると自信になるし、
またGⅠで勝ち上がっていけるように。」
時代を築いた村上兄弟に衰えが隠せず
脇本や古性、稲川が近畿の主役として
台頭していく中で、まだまだ一線で戦い続ける
稲垣に、この優勝は大きな自信となったでしょう。

おめでとう!稲垣!
勝負のポイントは3つ
①前をとった中部ライン
②堀内を突っ張った後、
流し続ける藤井
③捲りごろをモノにした稲垣
よくわからん4人の落車
初手の並びは中部が前をとって
近畿、南関、単騎の二人の順。
もうこれは東北の名物である
「S取り突っ張り死に駆け」
を信じて疑いませんでしたが
実際はちょっと違う展開に……。

青板バックで上昇してきた堀内を
藤井が突っ張って先行態勢までは
想定した通りでしたが、そこから
藤井はペースを上げずに流す流す流す。

引かずに堀内がアウトにへばりついた
ところで、さらに流し続ける藤井
竹内と南関のアタマで買ってるのに
その両者がガツガツとと並走で消耗し続ける
筆者にとっては地獄絵図が約1周続き

「おつかれさ~ん!」
とばかりに稲垣-三谷将がひと捲り
最終ホームあたりから徐々に踏み出し
前団をとらえるころには、竹内は諦めて
内側の赤いところをフラフラと後退
競り勝った堀内も余力なく
そして画面ではよく見えませんでしたが
堀内、柿沢、小原、阿部力の4名が
接触落車して………

稲垣-三谷将はそのままゴールイン
そして3着には道中流し続けた藤井が
余力を振り絞って競輪祭の権利をゲット
竹内は踏むのを諦めたおかげで
落車に巻き込まれず、大差の5着入線。
稲垣は展開恵まれたとはいえ
ちゃんと仕掛けるべきところで捲り
チャンスをものにしたのは立派でした。
準決勝で好調・黒沢を3番手からとはいえ
きっちり捲り切った脚を
素直に評価するべきでした。
しかしながら…………藤井クン。
決勝が終わった後のコメントが

「初の決勝で緊張してました。
ちょっと流し過ぎましたね。
突っ張ったら堀内さんが併走に
ならないように踏むべきでした。
雄作さんに迷惑をかけてしまった。
僕の気持ちが弱かった。
稲垣さんも合わせたかったけど、
そこも通用しませんでした。」
岩本・取鳥・久米・高橋晋・堀内と
そこそこS級でも力のある相手に
主導権を取って勝ってきたから
このメンバーでも通用すると思ったかい?

まあ、若手なら何が何でも死に駆け、
というのは古い考え方なのかも
しれませんし、本人は3着の賞金と
競輪祭の権利を手にしたので、
それで十分満足なのかもしれません。
でもなぁ…………

そんなに過大な期待をしたつもりでも
なかったんですが………ねぇ。
そして最後に

追伸 竹内雄作様
暑さも一段と厳しくなっておりますが
竹内様にはお変わりなくご健勝のことと
お慶び申し上げます。
本来でしたらこの回は
優勝した稲垣を讃えるための
更新となるはずでしたが
私のあふれる怒りと嘆きが
ついつい筆を走らせてしまい
優勝していない竹内様に
けっこうな尺をとってしまったこと
誠に申し訳ございません。
あれほど私が期待を込めた
最後かもしれない記念制覇の好機を
流し続ける小僧のせいでフイにしたこと
つのる悔しさ、お察し申し上げます。
ただ………記念初優出の藤井に対して
もっと覚悟を問うような言葉が
あってもよかったのかもしれませんね。

竹内様の作戦会議の公式コメントは
「自分の駆けたいように
駆けてくれればいいからさ」
だったそうで、素直そうな藤井クンは
その言葉を真に受けたのかもしれません。

堀内が並走したときに、こかしても
いいような覚悟で一発食らわして
「行けやユウゴ!」
と叫ぶくらいの気魄があれば………
というのは、ないものねだりでしょうか。
しかしながら、流し続ける藤井の後ろで
モソモソと優しい押し合いを続けて
徐々に脚力を消耗して、あげくに諦めて
稲垣が捲ってきたころにはバンクの内側の
赤いところを後退していくあなたの姿は
①のアタマで車券を買った人々に対して
大きな絶望を与えたものです。

現場にいたら、声を枯らして罵声を浴びせる
そんな場面があったかもしれませんが
幸いにして昨日、失格したレフト先輩から頂いた
ささやかなお小遣いがまだ残っていましたので
かろうじて理性を保っておりました。
たいへん残念な思いをされたことでしょうが
「東北の奴隷」と呼ばれた早坂でも
新山の死に駆けで記念を獲りましたし
「もうこれが最後のチャンスかも」と
何回も言われ続けた稲垣も脇本のおかげで
40歳にしてタイトルホルダーになりましたし
竹内様にも後輩次第でまだまだ記念制覇を
果たすチャンスはあるでしょうから
その日に向けて精進を続けていただくよう
願っております。

そして……私個人としては、竹内様を
佐賀の持って無い男・山田英明に続く
「車券相性の悪い選手・第二位」
にランクインさせていただきたい、
かように思うわけでございます。
暑い日が続くことと思いますが
お体をご自愛ください。
そして、来られるかどうかわかりませんが
11月に私の地元・小倉競輪祭に
ご参加いただくことがございましたら……
本日お伝えすることができなかった
私の思いのたけを、スタンドから
周りの皆様が引いてしまうくらいの
罵声でヤジらせていただく所存ですので
その日までお待ちしております。
謹白
車券の結果?
思い直すとか、買い忘れるとか
そんなことがあればよかったですね。

さて今週末は高知記念
清水がおサボりしたらしくて
SSは慎太郎のみ。
しかしながら筆者と車券相性最悪の
佐賀の持って無い男が欠場なので
根拠はないですが獲れそうな気がしますんで……
準決あたりからになるかもしれませんが
更新する予定です。
あの、ヨゴレ仕事の好きな姫も出るのかなぁ……。
皆様おつかれさまでした。
また次の更新にお越しください。


