岸和田高松宮杯は激闘の準決勝を終えて
決勝進出の9名が決定。
松浦-清水の最強タッグに
小松崎-守澤-慎太郎と並ぶ東北が
それぞれSS連携で戦うようで
本命は松浦の番手から抜け出す
清水に集まるようですが………

今年、この二人が連携したのは10回あり
そのうち川崎全日本選抜決勝と
京王閣ダービーのゴールデンレーサー賞で
郡司に負けた以外はどちらかが1着
ナショナルのワッキー・新田
そして個の力で互角に戦える
郡司・平原が不在の決勝戦
もはや単なるラインではなく
家族同然、親友でもある最強タッグ
清水の2個目のタイトルのために
松浦の死に駆けがあるはず

獲らせあう最強タッグの絆の連携が
限りなく優勝に近いと思いますが
果たしてどんな戦いになるでしょうか。
激闘あり、クソレースあり
最後は感嘆で終わった準決勝を
じっくりと振り返り
9R(西)
初手からすごい牽制合戦があり
前をとった松浦を追いかけた野原が
けっこう脚を使わされた感じ
赤板で後方から上昇する松本貴を制して
中団にいた野原が前を斬って
松本貴が主導権取りにダッシュしたときに……

ハラケンが野原を締めこんでしまい
バランスを崩した野原とハラケンが両方落車
この時点で筆者の買った車券はほぼジエンド

そのまま駆ける松本貴の番手には
一車あげて阿竹が収まり三番手に稲川
バックで捲り上げる松浦でしたが
スピードに乗らず稲川がガツガツとブロック
松浦は飛んだかと思いましたが
東口や山田英が内を差したので
浮いた松浦に止めを刺す敵がおらず
そのまま外併走で直線

結局、阿竹の上を乗り越えた
イナショーが直線伸びて300勝達成の1着
飛んだかと思った松浦がしぶとく外を踏んで2着
松浦追走から柏野首相が3着。

平和主義者のハラケンがああいう失格を
喰らうのは珍しいですね。
でも締めこまないと野原がハラケンのところに
飛びつく展開もあったと思うので
必死のディフェンスだったんでしょうか。
そして松浦は完全に飛んだと思ったんですが
よくあの展開で最後まで諦めずに踏みましたね。
10R(東)
前日に凄い叩き合いを繰り広げた
新山と黒沢でしたが……
初手で前を取った新山は、赤板で後方から
上昇してきた山ちゃんを突っ張って下げさせ
そのまま先行態勢に入ろうとするところに
黒沢がカマシを打って一気に先頭へ。

3番手に入った新山はバックで捲りに行きますが
宿口が合わせて踏んで番手捲り
この時に新山は合わされて終了
宿口の後ろに切り替えた守澤が直線で迫るも、
微差で宿口が1着、守澤届かず2着で
3着はマクルと和田圭が僅差のゴール前
こちらも微差でマクルの3着。

新山は想定通りの3番手取りだったんですが
思ったより黒沢が頑張ったせいで
宿口に合わされちゃいましたね。
もうちょっと遅めに捲り追い込みみたいな感じで
新山が行けばアタマだったのかと思いましたが、
輪友カイジくん

「東北はSを取りたくなかったけど
誰も行かないんで守澤が受けて立った。
もうその時点で、山ちゃんかマクルが
斬りに来たら突っ張って、黒沢だけは
叩き合い覚悟でくるんで、踏みあわずに
出す作戦だったんでしょ。
新山はあのタイミングで行かないと
3~4角で守澤や和田圭が内を突いて
しゃくられてしまうから、仕方なく
バックからの捲りになったと思う。」

なるほど……実際、和田圭は3角で
守澤の内を突いて締めこまれてますんで
2着権利だから味方にもシビアなんですね。
これは納得。
11R(西)
赤板で後方から前を斬った清水に対し
前受けの古性は4番手を取りに行き
瀬戸内ラインを追走していた山口拳は
どうしていいかわからずウロウロして後方へ

最終ホームの手前からアフロ山崎が
カマシで一気に出切るも……
追走の山田庸がちぎれてしまい
そのまま単騎逃げとなるアフロ
清水がズッポしかけるも車間が開き
バックで捲ってきた古性を止めようと
必死にブロックした小倉がバランスを崩して
そのまま落車してしまう惨劇

外にいた古性・山田庸は脚が止まって
内を突いた橋本が離れながら清水を追走
結局、よく粘ったアフロ山崎を清水が追い込み
3着に人気薄の橋本が入って……11万車券。

ふぬ競・専属解説員
輪友・灰人さんの解説(今回は報酬アリ)

「清水は逃げたら古性にでもアフロにでも
捲られてしまうリスクがあるんで
後ろ攻めなら前を斬ってミドルぺ-ス。
前日に脚を使わず終わったアフロは
一気の仕掛けで出切るんだけど
ここ最近の山田庸は調子イマイチだから
アフロのダッシュにちぎれるか
ついて行ってももう脚がいっぱい。」
「なるほど。」
「山口拳は新人にありがちな
『単騎の時にどこに行けばいいか
わからなくてウロウロする動き』
の典型で、初手で古性が前受してるのに
清水のラインについていったのが失敗。
古性が入れてくれるわけがないのに。」
「………せやな。」

「普通なら中部の先輩達から
『古性と南に絡むところには近付くな、
後方になってもいいから、脚ためて
無理に位置取りせずに捲りに行け。』
みたいなアドバイスがあるんだろうけど
前日にあんなクソみたいなレースしたら
そりゃ先輩達も親身になって展開教えたり
道中の位置取りのアドバイスなんか、
するわけないよな。」
「ふむふむ。」
「で……オグリューのブロックだけど
初日にけっこう厳しく当たったのに
古性に乗り越えられちゃったから
ここで行かすとヤバい……みたいな
感じで強く当たりすぎてバランス崩したね。
オグリューほどの達人には珍しいミスだけど
あれを喰っても落車しない古性の
バランスと体幹の強さが異常。」
「おっしゃる通りです。」

「だいたい想定した展開通りに進んで
俺はアフロにチャンス十分と思って
アフロ=清水古性山田庸から
流した3連単を買ったんだけど………」

「おお、完璧じゃないか。」
「買ったんだけど……」
「ん?」

「3着は総流ししようと
思って買ったのに
なぜか⑧橋本だけ
切ってしまったんじゃッ!」

「(爆笑)」
最終3コーナーあたりで

「やべえ、橋本がねぇッ!」
「来るな橋本ッ!
喰えよ古性ッ!」
と何度も叫んでいたので買ってないのは
わかってたんですが……こんな芸術点の高い
ヌケ目を見るのは久々です。

灰人さんの買った車券がこちら。
⑨-⑦-⑧で11万車券だったので、
逃した魚はマグロクラスでしたね。

まあ……たまにはイイじゃん。
12R
慎太郎は初手でスッと深谷ラインの後ろを取り
赤板で後方から吉田拓が上昇したときに
小松崎に前を斬らせて深谷のダッシュを誘い

深谷のダッシュに続いた松谷を捌いて
小松崎を迎え入れて、捲ってきた吉田拓を
睨みつつ軽く牽制、ゴール前では小松崎を
差しすぎないように横目で確認しつつ、
後続を引き込まないチョイ差しでワンツー。

言葉にすると僅か数行ですが、
この熟練した動きが連動してできるのは
今までの経験と弛まぬ努力と、
積み重ねてきたラインの信頼の賜物

「マーク、追込み屋って言うのは
もうすぐ絶滅すると思うけどね。」
自虐的に語る慎太郎ですが、
応援の横断幕に掲げられた
「競輪心の伝道師」
を体感する数々の気の利いた仕事
いやいや、お見事な慎太郎劇場でした。

車券の結果は……
久々にいつものサテライトで
輪友の皆様と打ってましたが
準決は全て、カスリもしない全敗。
読者の皆様には申し訳ございませんが
実はもう、ブログに書いた予想なんて
どうだってよくなっておりまして…

準決勝の前のレース、
負け戦の8Rで15万車券が炸裂しました。



ぜんぜん想定してた展開とは違ったんですが
バック9番手から凄い勢いで飛んできた
大森にすべて救われまして……


ありがとう、大森。
ためになる解説をしてくれた
輪友のカイジ君と灰人さんに
満面の笑みで的中車券を見せつけて

「これで温かいモノでも食べなさい」
とご祝儀の千円を握らせてあげました。
予想記事にしてない車券で
ドヤって申し訳ございません。
(形だけの謝罪)
さて、決勝予想
東北 ⑥小松崎-③慎太郎-⑨守澤
中国 ②松浦-⑦清水
関東 ⑤吉田拓-⑧宿口
単騎 ①イナショー、④山崎賢
初手想定:27/1/639/7/58
好調だと思うのは、慎太郎とアフロ
最強タッグの並びはこれまでの流れから
初日特選と同じ松浦-清水
そして東北ラインのSSの並びは
初日は新山-守澤-慎太郎で
慎太郎が引いていたんですが
今回は話し合いで慎太郎が前なんですね。
でもまあ、準決の慎太郎の動きを見ると
これはこれで仕方ないんでしょう。
意外だったのはイナショーで
連携実績があったはずのアフロの番手ではなく
単騎での戦いを選択……これはおそらく
死に駆けしそうな松浦-清水の後ろに行くけど
場合によっては切り替えたり、内をしゃくったり
するかもしれないから3番手宣言はしないよって
ことだろうと思います。
松浦は逃げてもいい覚悟だと思いますが
2車ゆえにできるだけ清水が自力で発進後
踏む距離を短くするための仕掛けが必要で、
行っても打鐘過ぎの2センターくらいから
小松崎と吉田拓は、死に駆けの松浦相手に
お付き合いで叩き合いしたら自分も消えますから
松浦を行かせて中団か、小松崎は準決みたいに
前々と踏み上げて松浦が来たら慎太郎と守澤に
清水を捌いてもらってズッポ狙い、みたいな
悪魔の一手を考えているのかも。
う~ん……普通に考えると
松浦の番手からバックで清水が番手発進
その後ろにはイナショーがいて
せいぜい勝負権があるのはそこまで
3連単 7=1-3589
イナショーが清水の後ろを選択しなかった場合
小松崎と吉田拓のイン斬り合戦を制した方が
そのままおさまるので
3連単 7-358-35689
ここまではわりと普通の予想

悪魔の一手は、前述したとおりに
慎太郎や守澤が強引に清水を止めたり
味方と見せかけたイナショーが
3~4角で清水をしゃくる展開
そんなのあるわけないだろという
お声も少々聞こえますが(幻聴)
別線もそんなに毎回番手捲りで
たらい回しで獲らせあうのを
指をくわえて見てるわけないでしょ
松浦は死に駆けだと思うんで
一度全開で踏んだら緩めたりして
ペース配分……みたいなことは
できないと決めつけましょう。
松浦が出るときに守澤や慎太郎が
全力で清水を止めに行って
ヨコのうまみを覚え始めた吉田拓も
清水にウリウリしに行って………
隊列が短くなってしまったら
その時に限り、飛んでくるのは
ブノワに雷を落とされてきた男
アフロ山崎
準決で清水をカマシ切った脚は好調
位置取りできないんで最後方かもですが
穴をあけてみろや、アフロマン。
九州人のささやかな願望も込めて
点数けっこう多めですけど
3連単 4=13578-13578
既に決まっている郡司・松浦に続いて
グランプリ3枚目の切符を手にするのは
果たして誰でしょうか。
清水と慎太郎は賞金で有力、競輪祭までの間に
長欠しなければ大丈夫だと思いますが……
おそらく死に駆けするであろう
松浦以外の選手が優勝することによって
3人目の来年の赤パンが決まるでしょうね。
さて、父の日のSS連携対決を楽しみましょう。
皆様のご健闘をお祈りします。


