武雄記念は好天の中で準決勝を終え
多少のアクシデントがあったものの
SSの4名が順当に決勝進出
そして地元の英明・庸平の山田兄弟も
揃って決勝進出を果たし
今回は弟の庸平が前回りで連携

兄弟選手が同じレースに
出場することができるのは
S級では記念の特選・決勝と
特別競輪の特選・優秀・決勝競走と
自動番組の共同通信社杯の勝ち上がりのみ
(A級はレインボーカップのみ)
けっこう厳しい条件ですが
山田兄弟はこれで3回目の同乗
2017年の共同通信社杯では連携せず
昨年の寛仁親王杯では兄が前で連携
今回は弟の庸平が初めての前回り
最強タッグの清水・松浦
そして今回絶好調の郡司と
正直言って厳しい相手ですが
ホームバンクの声援に背中を押され
また今回は場内解説を務めている
二人の師匠・中野龍浩さんに見守られ
葉隠兄弟は地元に錦を飾れるでしょうか。

昭彦さん
「流れは松浦に有利に働きますが
気持ちは庸平の頑張りでヒデの優勝」
松浦
「なんで素直にボクの優勝と
言ってくれないんですか?」
さて行って参りました武雄競輪場
輪友・灰人さんの運転する車に
カイジくんと3人で同乗して参戦

今回は佐賀・福岡・長崎の3県のみで
抽選入場となっているため
入り口で当選通知を提出して検温を受け
期間中有効の入場証を渡されて
手首にカラーテープをつけられて入場
そしていつもの芝生席にGO
天気が薄曇りで気温高めの行楽日和で
敷物を敷いてゴロゴロしつつ観戦
ただ……朝一番で入場したんですが
1~3Rまでが6車立てで
3人とも9車立てしか打たないため
待ってる時間がすっごくヒマ。
現地参戦して3R連続でケンすることは
ほとんどないので……予想せずに
ビールとツマミと弁当で時間つぶしする
負け戦では地元の荒井を
くっそヤジってやるつもりでしたが
林慶次郎クンの心を燃やした死に駆けを
荒井が番手捲りで快勝してしまい………


力尽きた林慶次郎クンが後続を巻き込んで
落車してしまったのでタイミングを失い
ついでに万車券を獲らせてもらったので
「あらいぃ~、ありがと~!」
と、心にもない感謝の言葉をかけて終了

最終日は中川-荒井-山口貴で
九州連携のようなんで
負けたらまとめてヤジります。(公約)
準決振り返り
10R
公約通り、顔見せ周回中に
「やまだぁ~!お前が前回れ!」
とヤジって場内の失笑を受けました。
前を斬った岩本をさらに清水が斬って
後方から中井俊が先行
万全の態勢で4番手を取った清水は
バックで捲り発進、岡崎の牽制をかいくぐり
そのまま直線粘って山田英に差されたものの
ラインでワンツー

そして……直線で後方から伸びた岩本を
清水-山田英の3番手にいた松岡貴が
強引に外に持っていくデンジャーブロック

もうちょっと岩本の車体が外に滑ったら
金網に激突まであった感じで
思わず「アブねぇ!」と声が出ました。
松岡は3着到達も失格で岩本が繰り上がり
二次予選の野原を止めた牽制は見事でしたが
ここではちょっとやり過ぎだったような……。
南の路線を目指しているのでしょうか?
そして厳しいところで仕掛けた清水
それをきっちり差し切った山田英
両者ともいいレースをしました。
顔見せではヤジりましたが…レース後は
素直にいい競走を称えました。
11R
九州4番手を選択した中川に
顔見せの周回中から飛び交うキツいヤジ
スタート前に発走台についたときに
「なかがわぁ~、
まだ間に合うから
考え直して前回れぇ~!」
とヤジって場内の失笑を受けたのは
筆者です。
赤板で後方から上昇してきた伊藤颯を
前受けの竹内が突っ張ってしまい
あわてた伊藤颯が急にペースを上げて
踏み遅れた津村-森山が口を開きつつ
追っかけた所を……竹内が引くに引けない
状態になり、できもしないイン粘り
前団がもつれるところ、平和主義者の
八番亭定位置郎師匠は車を下げて最後方

「なにやっとんじゃ!」「ふざけんな!」
と観客の怒号が中川に向けられる中

「こいつらバカだなぁ」
とゲラゲラ笑いながら松浦がホームで発進
室井まで連れ込んで前団をひと捲りにして
小倉に差されたものの瀬戸内ラインで
ワンツースリー。
うん、ライン4番手を選んじゃった
中川と、できもしない捌きをした
竹内のせいで九州空中分解のクソレースに。
12R
後方から踏み上げた松岡辰が
心を燃やして打鐘先行、最終ホームでは
メイチにふかしての死に駆け
中団に中国勢が入って郡司は7番手に
置かれるも、1センターから踏み込んで
バックでは番手捲りを打つ山田庸を
軽々と乗り越えて捲り切り
追走の慎太郎もまったく差が詰まらないまま
余裕たっぷりのワンツー。

山田庸の後ろにいた松尾信太郎に向かって

「信太郎、慎太郎だけ止めろ!」
と、郡司-山田庸-流しの車券を握りしめた
灰人さんが聞いてて解りづらいヤジを
繰り返すも……新開先輩似の松尾信は
鬼にはなれずごっそり出してしまい
辛うじて山田庸が離れた3着。

郡司ツエー。(再確認)
車券は負け戦の荒井のところだけ獲って
準決は全滅。けっこうヤラレました。
まあ、最終日で勝ちゃあイイんで……
(反省なし)
2年ぶりの武雄はやっぱり楽しく
ただ、最終日は1~3レースが5車立て
とても打つ気がしないんで……
灰人さん
「あしたは4レースから打てるように
ゆっくり行こう」
筆者
「せやな。」
ってことで最終日はゆっくり出発です。
決勝予想
瀬戸 ⑤清水-③松浦-⑦小倉-⑥室井
南関+②郡司-④岩本-⑨慎太郎
兄弟 ⑧庸平-①英明
中国作戦会議

清水
「今回は俺が前で駆けるんで
京王閣ダービーは松浦さんが前で
ド先行をお願いします。」
松浦
「お、おぅ……。」
二次予選の抽選勝ちで恵まれた室井さんは
場違い感満載ですが決勝進出
徳島井戸端会議
室井

「3着以内に入れば競輪祭の権利が
手に入るんだよな……でもちぎれたり
捌かれたりするとビリ確定だし
どうしようか……。」
オグリュー

「もう着拾いはあきらめて
トップ引きで小銭稼いだら
どうですか?」
南関作戦会議

岩本
「番手の練習と思って郡司クンへ」
郡司
「今回は調子いいんで前で駆けますけど
ダービーは松井も深谷さんもいないんで
準決あたりで同じ番組になったら……
わかってますよね?」
岩本
「お、おぅ……。」
兄弟作戦会議テイクワン

英明
「前で頑張るって言ったけど
何か作戦は考えてるのか?」
庸平
「勢いで言っちゃったけど
まだ実は何にも…………。」
英明
「じゃあ、あの人にアドバイスを
もらいに行こうか。」
昭彦さん

「いやもう、お前たち二人が
全力で頑張ってくれたら
俺はもうそれで満足だから。」
兄弟
「いや、そうじゃなくて
もうちょっと何か具体的な
作戦のアドバイスを……」
昭彦さん
「そうだなぁ、兄弟でワンツーなんて
やってくれたら俺は感動して
インタビューで泣いちゃうかもな。」
兄弟

「…………(ダメだこりゃ)。」
兄弟作戦会議テイクツー
鬼脚さん

「そりゃあ一番短いラインで
自力じゃ一番弱いんだから
競りに行くしかなかろう。」
兄弟
「え……じゃあどっちのラインに?」
鬼脚さん
「そりゃ長いラインに競ったほうが
敵の数が減らせるんだから
普通に考えたらライン4人の
松浦のところに行くしかないだろ。」
兄弟
「いや……でも清水にも松浦にも
世話になっちゃってるし………」
鬼脚さん
「今日は味方でも明日は別線
親兄弟でも別線なら敵!
郡司のラインを邪魔して
イン斬って『清水、今だ!』って
行かせるふりして油断させて
不意打ちで飛びついて松浦をド突いて
一発でどかせればワンチャンあるぞ。」
兄弟
「いや……でも松浦強いんですよ。」
鬼脚さん

「ダービーで優勝狙ってる松浦は
厳しいヨコの動きでの落車や失格が
怖いはずだからそこが狙い目
いざとなったら膝でハンドル蹴ったり
肘打ち喰らわしたり
反則ギリギリの裏技があるんだぞ。
俺が昔、中野さんと競ったときはなぁ……
(以下、延々と昔の武勇伝)」
兄弟

「(作戦としてはアリだけど
人としては間違ってるよなぁ……
これが昭和の時代の競輪かぁ。)」
兄弟作戦会議テイクスリー
中野親方

「お客さんが望んでるのは
強敵相手に見せ場を作って
兄弟で立ち向かう姿なんだから
ジャンがましでの庸平の先行で
バックで英明の番手捲りか、
短い郡司のラインを行かせて
一か八か岩本に飛び付きで
良いんじゃないのか?」
兄弟

「…………………ウス。
(最初からここに聞きに
来れば良かった………)」
<茶番終了>
ってことで展開のカギを握るのは
山田兄弟の動きなんですが
①見せ場づくりの死に駆け
②世話になった中国には
競りには行けないので
郡司の後ろで岩本と競る
③位置とって中団捲り
このくらいでしょうか。
3日間を見てデキが抜群なのは郡司
今回の脚なら二段駆けなしでも
清水松浦と好勝負ができそうなんですが
番手の岩本の捌きだけが一抹の不安
でもまあ、②の競りはないでしょう。
初手は山田兄弟が前を取って
81/249/5376
そこから清水が郡司を抑えてから
打鐘あたりで一気に吹かす先行
庸平は郡司を抑えてホーム手前から
カマシで勝負、松浦がけん制して
止まったところを英明が発進
……それでも松浦が止めそうですが
早めにレースが動いたところを
郡司が抜群の脚でひと捲り
相手は岩本、松浦だけでOK
3連単 2=34-3479
悪魔の一手は庸平・英明・郡司と
全部ブロックしていたら、さすがに
脚が残ってなさそうな松浦の後ろから
好調のオグリューが渾身のハンドル投げ
3連単 7-239-23589
7-3-2589厚め
場内のお客さんは663人と発表があり
やっぱり例年に比べると寂しいですが
それでも地元選手には歓声が飛んでました。
決勝に臨む山田兄弟に観客からエールが
送られる中、ひときわ大声で山田英に

「ゴラァ!ヒデアキ~!
お前が前回って
死に駆けしろやぁ~~!」
ってヤジが飛んだら、それはきっと筆者です。
さあ、そろそろ出発しましょうかね。
皆様のご健闘をお祈りします。




