田中に託す地元の悲願・高知記念決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。

高知記念は準決勝を終えて
地元の山中貴雄・佐々木則の二人が
強豪たちを抑えて見事決勝進出

12Rでワンツー決めた後に
異例の二人で場内の勝利者インタビュー
(画像クリックで動画へ)

歓声が起こっていましたが
武田あかりからのリクエストで
ムチャ振りっぽい寒い踊りをはさみ
だいぶ場内がクールダウン

佐々木則
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「これからは貴雄に高知を
 引っ張っていって欲しい」

山中貴雄
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「前を回してくてたノリさんの
 気持ちに応える」

読者様からはコメントで
タカさん・ノリさんのとんねるずコンビと
命名されている地元の二人
メンバー中競走得点は最下位の格下ですが
地元の晴れ舞台で意地を見せられるでしょうか。


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……ちなみに筆者は最近のとんねるずの
番組をほとんど知らないんですが、
「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」
のリアル野球盤のところだけ、愛する
ソフトバンクの選手が出るので見ています。



しかしなぁ………初日の記事で
四国のビッグウェーブに乗れない高知勢
走り過ぎで疲れてそうな田中晴を
ディスってしまったんですが
まさかの決勝進出ですか。

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形だけお詫びします。
見る目もセンスもないですねぇ……。(自虐)





瀬戸内だらけの
準決勝プレイバック

10R
イン斬り合戦から佐々木豪の先行で
本命の清水はいったん斬ってから
後方に下がる組み立て失敗
佐々木豪の三番手を取っていた
吉田敏が豪快に捲って後位にいた
田中晴が差し切って恵まれ1着

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清水はこれからトップを目指すなら
この程度の相手なら差されてもいいから
ホーム過ぎでカマシ先行して
平原が特別の準決でよくやる
「ラインで決める走り」
をしても持つ脚を持ってますし
田中や吉田なら捌いてもよかったはず
トップに行くにはもう一つ上を
目指してほしいと思います。


そして吉田は……最初から佐々木豪が
先行すると決め打ちしてましたね。
やはりゴリラ顔同士で惹かれるものが
あったのでしょうか。


11R
新山と取鳥で叩き合うような展開に
なるのかと思いましたが…………
取鳥のダッシュが良くて新山を叩き切り
叩かれた新山は3番手の濱田の横で
できもしない併走でイン詰まりして終了

取鳥のダッシュが良すぎて
松浦はクチが開き気味でしたが
なんとかリカバリーして追走
バックからはずっと後ろの混戦を
チラ見して取鳥を残しにかかり
余裕たっぷりの差し1着

叩き合い想定で奈良の二人を
バチバチ買ってましたので
併走を中井俊が捲りに行った瞬間
出切れると思って手に汗握りましたが
高知はやっぱりカントがないので
併走の外を捲り切るにはちょっとアンヨが
足りませんでしたねぇ………残念。


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12R
後方の才迫がなかなか動かずに
打鐘過ぎにようやくダッシュして
先頭に立ち………太田は引かずに
久々のインモグラー。
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………このメンバーで打鐘過ぎなんだから
もうツッパリ先行しても勝てたし
2車ラインの押さえなんで1車引けば
いいのに…………?
番手の山中は「『引け』の声が出なかった」
と言ってますが…最後方まで引いて捲っても
太田だけは届いたと思うんですがねぇ。
唯一の負けパターンを自分で選んで
自滅の太田………
「どうしていいかわからなかった」




…………





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(ひねりのない叱責)

その後はカオスで
インに詰まった太田を見てチャンスと思った
稲垣が早めにバック前で捲りを打つも
追走の村上博がクチが開いてしまって
そこに切り替える山中と佐々木
そして直線差し切っちゃう地元の二人
へー、4万しかつかないんだ……。

まあ、格からしてみれば地元記念の
決勝進出なんてめったにないチャンス
太田と今後同じグレードのレースで
番手回ることなんか無いと思うので
山中の非情の切り替えは正解でしょう。



車券の結果は……準決全滅。
軸は清水・松浦・太田で堅いと
思っていたんですがまさかまさかで
けっこう荒れましたね。

負け戦9Rで競られるヒロシを
見捨てて自分だけ捲りの小松崎に
伊藤信-藤井で獲ったんですが
朝ネット投票したときから
オッズがメチャクチャ下がっていて
焼け石にジュッて感じで終了

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まあ泣きの一回で決勝も打ちますが
イマイチ今節は展開読めてません。




決勝予想
中国 ④取鳥-(①清水・③諸橋)
             -⑦松浦
中近 ⑨吉田敏-②村上博
混成 ⑤田中晴-⑧山中-⑥佐々木則

清水・松浦・取鳥
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「僕たちは三人で並ぶんで
 地元のお二人は4・5番手で
 ライン固めてもイイですし
 別線でも構いませんよ。」


野良犬ファイター
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「じゃあ競るわ」


山中・佐々木
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「じゃあ同期の田中クンに行きます」

みたいな流れなんでしょうか。
山中と佐々木にしてみれば4・5番手でも
ガマンしなきゃいけない立場ですが
さすがに競りの4・5番手ってのはねぇ……。

そして清水はイン粘りや飛びつきは
見たことがありますがジカ競りを受けるのは
初めてなのでディフェンス力は不明

そして競りの後ろの松浦も多少は
気を使うところで……このメンバーなら
「オラ知~らねぇ」でラインを見捨てて
自分で捲っちゃったら簡単に優勝できそう
なんですが、清水とは今後の特別で
ラインを組む機会が多くなりそうなんで
そんな簡単には捨てられない
競り負けても一車引いて入れてやるとか
アシストに気を使いそう。

そして取鳥クンの立場も微妙で
脚力上位の清水が競り勝つには
内にいるときにハイペースで吹かして
外併走の諸橋に脚を無くさせるか
一気にダッシュして踏み遅れさせるのが
普通の考え方なんですが、

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「俺もそろそろ記念くらい
 獲っておきたいなぁ」

みたいなスケベな考えがあったら
前に出てスローに落として踏まずに
「いやぁ~、どうしていいか
 わからなくなってしまって
 後ろに迷惑かけました。」

という言い訳と共に
ベタベタ競らして別線行かせて捲りに構えて
後続に脚を使わせる作戦もありそう

展開は色々ありそうですが
初手は中国が前を取って
4(13)7/92/586
田中は地元二人を連れているとはいえ
捨て身の玉砕先行とかはなさそうで
前々踏んでチャンス待ち

吉田敏は行けるタイミングから
捲り一発狙い
競りに出る諸橋がメチャクチャやらかして
展開壊すことも考えると
捲る吉田が有利そうな気もしますが
何か罠がありそうな……う~んでも
普通に説教ゴリラ吉田が軸でしょ
相手は村上に、それでも捲る松浦
3着なら山中や田中もアリ
 
3連単 9=27-24578
    29-4578ー29

大穴狙いはあまり思い付きませんが
諸橋が大暴れしてメチャクチャに
なったときに被害を受けずに済みそうな
取鳥クンの絡みだけ少額買いますか。

準決に14名いた瀬戸内の選手が
5名でやはり過半数の決勝
果たしてオニギリ顔の田中に託す
地元の悲願はなるでしょうか。






皆様のご健闘をお祈りします。
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