熊本記念IN久留米の優勝は
地元の中川誠一郎。
地元の中川誠一郎。
打鐘前からツッパリ先行した新山を
捲った平原を、最後方の八番手から
上がりタイム10.8の驚愕の捲りで
ゴール寸前に捉え、歓喜のゴール。
捲った平原を、最後方の八番手から
上がりタイム10.8の驚愕の捲りで
ゴール寸前に捉え、歓喜のゴール。

2016年の熊本地震で大きな被害を受けて
いまだに再建工事すら行われていない
ホームバンクの熊本の冠の記念
やはり特別な思いがあるようで
久留米で熊本記念が行われてからの成績は
3回の開催で2回の優勝を遂げて
(8・1・1・2)の成績
いまだに再建工事すら行われていない
ホームバンクの熊本の冠の記念
やはり特別な思いがあるようで
久留米で熊本記念が行われてからの成績は
3回の開催で2回の優勝を遂げて
(8・1・1・2)の成績

吉岡稔真氏(頭部が不自然)からの
優勝インタビューでは、ウルッとしながら
「1年で1番気持ちが入る大会」
「まだ熊本を走るまでは時間がかかる。
そこまでが復興なので。」
と故郷への思いを語りました。
優勝インタビューでは、ウルッとしながら
「1年で1番気持ちが入る大会」
「まだ熊本を走るまでは時間がかかる。
そこまでが復興なので。」
と故郷への思いを語りました。
日頃は飄々として捉えどころがない中川ですが
今回は開催を通じて凄い気迫を見せてくれました。
そういう気持ちで戦っている中で得た優勝は
ファンの記憶に残るものになると思いますし
競輪には人と人との情念の他に、
故郷への情念もあるんだなぁということを
感じさせるインタビューでした。
中川、おめでとう!!
ついでに売上げも良かったし
地元が優勝してご満悦の
コンドル爺もおめでとう!
…………………

ブノワ
「おぉ………日本にはまだ凄い逸材が
隠れているじゃないか。
ワキモト、この男をよく知ってるか?」
「おぉ………日本にはまだ凄い逸材が
隠れているじゃないか。
ワキモト、この男をよく知ってるか?」
脇本
「せいちゃんは元ナショナルチームですよ」
「せいちゃんは元ナショナルチームですよ」
ブノワ
「チーム・ジャパンにいたのか!!
ニッタやカズナリにも負けないスピード
そしてワキモトのようなガッツもある!
ワキモトよ、この男はナショナルで
何をやっていたのかね?」
脇本
「ボクの酒飲み仲間です。」
「ボクの酒飲み仲間です。」

ブノワ
「…………?」
「…………?」
脇本
「あと、みんなが沈んでるときに
笑いを取るための……イジられ役」
「あと、みんなが沈んでるときに
笑いを取るための……イジられ役」
ブノワ
「…………。」
「…………。」
たぶん、もうナショナルに呼ばれることは
ないんでしょうねぇ………。
ブノワに鍛えてもらったら、新田とか一成より
強くなりそうな気がするんですが。
レースの展開を分けたのは大きく二つ
①スタートの位置取り
②打鐘前からの新山のツッパリ先行
②打鐘前からの新山のツッパリ先行
いつものサテライトで輪友カイジくんと
見ていたのですが、号砲で新山がダッシュして
Sを取り、平原がその後ろを取りに行った瞬間
カイジくん

「これは……
ナカガワスペシャル発動ッ!」
輪友の皆様の間で「ナカガワスペシャル」
と呼ばれる一連の動きは、ヨコの動きがなく
先行という選択肢もない選手が
初手で後方に置かれて、赤板辺りで前を斬って
そこから次々に被されて結局脚を使って
また勝負所で後方に戻ってしまう自殺奥義
と呼ばれる一連の動きは、ヨコの動きがなく
先行という選択肢もない選手が
初手で後方に置かれて、赤板辺りで前を斬って
そこから次々に被されて結局脚を使って
また勝負所で後方に戻ってしまう自殺奥義
一回斬るのに脚を使って、自分のタイミングで
ないところからムリヤリ仕掛けるために、
よほどの格下相手でないかぎりは捲れず終了
ないところからムリヤリ仕掛けるために、
よほどの格下相手でないかぎりは捲れず終了
そして中川は楽にSを取れると思ったらしく
「スタートでみんなが出て、
「スタートでみんなが出て、
びっくりした」
と、子供みたいな感想……やっぱり強くても
八番亭師匠なんですね。
と、子供みたいな感想……やっぱり強くても
八番亭師匠なんですね。

カイジくんも筆者も、本線は横山が駆けて
平原の番手捲りから買っていたので
平原の番手捲りから買っていたので

「早く前を斬らんか中川!
そしてズルズル下がれ!」
と、九州人にあるまじき声を上げましたが
「斬るか迷ったけど、新山のやる気が
伝わってきたので動かなかった。」
と語る中川は動かず……
伝わってきたので動かなかった。」
と語る中川は動かず……
「動けず」だったかもですが。

いや普通、8番手から2車のラインが
前を斬らないなんてありえないんですが
……………中川だからなぁ。
斬ってもらってから一気にカマそうと
甘いことを考えていた横山は、中川が
来ないので赤板過ぎに自分で踏み上げましたが
さすがに新山もこのタイミングで出させると
勝負にならないので誘導との車間を切って
打鐘前から突っ張って先行。
この新山のダッシュが良かったので
横山は叩けず……平原は見捨てるには早いと
思ったのか、叩けなかった横山を
前に迎えいれましたが……そこで脚力をロス。
なおも駆ける新山は、なかなかいいカカリに
見えましたが、吹かしすぎたのかバックで
少しタレてきたところを横山が捲りに行くも
一車も出ないで後続の邪魔になり外に退避。
平原は自力で捲って、いいスピードでしたが
2センターで張った慎太郎に当たって少し膨れ
それでも一気に抜け出して直線
カイジくんも筆者も平原の完勝で
あとは2~3着争いかと思ってまして
平原-芦澤=慎太郎和田圭を本線にしてたので
そこだけ見ていたら………

周りが止まってるように見えるくらいに
バンクを切り裂く白いユニフォーム
八番亭師匠の鬼脚捲りが炸裂。
捲りが不利の久留米で、バック8番手からの
捲りで1着なんて、特進してきた強い新人が
ロートルのA級選手を相手にした時くらいしか
決まらないんですが……いや凄かったです。
失態を晒した横山も、そして芦澤も
「初手はアレでいいと思ったが、
中川に斬らないという選択肢が
あるのに気付くのが遅かった。」
と、語る通りですが甘かったですね。

近畿ラインでお兄ちゃんが番手にいたら
青板バックくらいで突っ張られないように
前を押さえますし、たとえ突っ張られても
捲り不発に終わる時に内側にいる敵を
押し込んで、後続が捲りやすいように
道を作ってから退避するので………
青板バックくらいで突っ張られないように
前を押さえますし、たとえ突っ張られても
捲り不発に終わる時に内側にいる敵を
押し込んで、後続が捲りやすいように
道を作ってから退避するので………
死に駆けにも冷静さと慣れが必要ですが
横山にはそれが足りなかったですね。
新山もやる気満々で突っ張りましたが
もうちょっとペース配分してたり
ローリングしながら波を作れば
自分は残れなくても慎太郎や和田圭に
チャンスは与えられたかも知れませんね。
ただまぁ、死に駆け相手にそこまで
臨むのは酷でしょうか。
でも、ここで突っ張り切ったことは
次につながる財産になるでしょう。
車券は……辛うじて中川=平原-流しを
押さえていたので獲りましたが
本線の平原アタマを厚めに買ったので
トントンくらいで終了。

開催を通じてそこそこ的中したんですが
悲しいことに万車券は1回もナシ
安い車券を積み上げて終了です。
カイジくん
「安いのばかり取ってるのに
穴屋なんて嘘くさいブログ名を、
いつまで続けるの?」

筆者
「うるせえ地下労働させるぞ」
さて次は、毎年恒例の豊競劇場
豊橋記念ちぎり賞です。
豊橋記念ちぎり賞です。
地元の御大、金子師匠と地元選手たちの
パロディ風の宣伝ポスター、さて今年は……

KISS風ですか。
相変わらずブッ飛んだセンスですね。
相変わらずブッ飛んだセンスですね。
(褒め言葉)
皆様おつかれさまでした。
また次の更新でお会いしましょう。
また次の更新でお会いしましょう。
