坊っちゃん-野良犬ライン・滝沢正光杯IN松戸決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


今回のポスターは69周年だからか
滝沢校長先生がハードロック調に
ギターを持っている姿なんですが……

イメージ 1

往年のファンにとっては懐かしい
伝説のロックバンド、QUEENの名曲
「WE WILL ROCK YOU」
をリスペクトした感じのデザインにも
見えますね。

イメージ 2
<クリックで動画へ>

現役時代の滝沢校長先生は
気迫のこもった自力戦で勝利を続け
ファンに愛された選手でしたが
果たして先生の魂を受け継いで



イメージ 3
WE WILL,WE WILL ROCK YOU!
 <お前たちをビビらせてやるぜ>

WE WILL,WE WILL ROCK YOU!
 <お前たちをブッ倒してやるぜ>

の歌詞通りに観客をビビらせて
敵ラインをブッ倒して優勝するのは
誰でしょうか。




…………あ、毎年のように
イメージ 4
「師匠の冠の競走だし、負けられない。
 気持ちを込めて走るつもりです。」

みたいな偉そうなコメントの伊勢崎は
今年も二次予選であっさり敗退しましたね。

…………競馬ばっかりやってるからだよ
この小太り野郎!

イメージ 5



準決プレイバック

10R
前を取って上昇してくるハラケンを突っ張った
坂本貴に対し吉澤は下げたと思いきや
インを突いて中団にいたハラケンをしゃくって
いったん中団取りに成功するも
そのまま捲りに構えずに一気に先行……で
ちょっとトリッキーな動きについて行けず
諸橋はブッチン

イメージ 10

そのまま吉澤の後位に東北ラインがハマるも
このままでは済まされない諸橋が大暴れして
永澤と佐藤博をブッ飛ばしバックでは
吉澤-坂本貴-諸橋の並びになり
捲ってきたハラケンに併せて坂本貴が
番手捲りで抵抗する吉澤を捻じ伏せ1着。

東北ラインは青森-岩手-青森の並びでしたが
坂本貴の作戦はもちろん死に駆けの先行
なんぞは1ミリも考えておらずに
前々踏んでハラケンに中団取らせず
吉澤を出して中団から捲りだったようで……

展開に恵まれましたが前々踏んだ結果ですし
調子落ちの吉澤とハラケンが相手だったので
脚でも上だった感じでしたね。


11R
山崎が斬って山岸が迷いのない赤板先行
山中は打鐘の4コーナーからカマシ気味に
仕掛けるも、1コーナーで飯嶋が絶妙な
ブロックを見せ、バックでも粘る山中に
奥義・ハンドル蹴りを見せてストップ
これは素晴らしい仕事………ッ!

イメージ 7
これには山中も思わず唖然。

ダイジェストで見るとバックで山中が
蹴られた左手側のハンドルを離しているのが
よくわかりますのでご覧ください。

山ちゃんも南関ラインに絡まれ
捲り切れずに山岸が粘って神山拓-飯嶋と
栃茨ラインで独占。
番組屋としてはここで地元を勝ち上がらせる
算段で組んだと思うんですが……飯嶋に
してやられましたね。


そして………北津留よ、
イメージ 6
「南関ラインの後ろだと勝負所で
 絶対9番手になるからダメだよ」

って……誰かに教えてもらえなかったのかい?


頼むから塾に行ってくれ。
進研ゼミとかでもいいゾ。
イメージ 8



12R
小原唯の先行に対して、稲毛は忠誠心満載の
打鐘前カマシで一気に主導権。
郡司のバック捲りに車間を切ってなんとか
稲毛を残そうとする村上兄でしたが……
郡司の勢いをもらって踏んできたキック鈴木を
止めきれないと見るや自力にチェンジ。

キック鈴木は郡司が行ききれないと見るや
中コースを踏んで伸びる松戸らしい仕掛けで
2着キープ。

そして千葉で一番非情な男・成清は
イメージ 9
「郡司が頑張ってくれたし、
 やっぱり郡司は最高ですね。」

と、まったく心のこもっていない
セリフを吐きつつ3着キープ。

地元両者としては郡司の仕掛けに
助けられての決勝進出ですが
決勝にいれば確実に地元のために
死に駆けしてくれる漢気大将
郡司を残せなかったのは痛いですね。




決勝予想
関東 ④山岸-⑨神山拓-⑥飯嶋
           -⑧尾崎
千葉 ①鈴木裕-⑤成清
混成 ⑦坂本貴-③諸橋
単騎 ②村上兄


昨年の松戸記念では吉田拓-神山拓の三番手に
付けかけながら裏切りのインしゃくりを見せ
飯嶋とは平原の後位を巡ってガチで競った
ことがある諸橋は……当然関東ラインには
入ることができずに別線勝負

イメージ 11
青森ではボスである坂本勉の長男
オリンピックメダリストで賞金王も
取ったことのあるセレブな父のもとで
多数の兄弟弟子に囲まれ不自由なく育ち
死に駆けはせず勝負には甘い印象の
おぼっちゃま顔の坂本貴史と


イメージ 12
新潟出身ゆえに関東ラインでは
冷や飯を喰わされる立場になること多数
友達は同期の小林大介ただひとり
周りの選手には嫌われつつも
執念と勝負根性でSSを張る孤高の男
野良犬・諸橋愛

なかなか対照的な二人のラインですねぇ……。
でも坂本貴の母親は新潟出身らしく
弥彦記念の時に「ここは第二の故郷」
みたいなことを言っていたので
隠れラインなのかもしれません。




そして千葉ラインはどうなんでしょうね。
中村浩士道場の田中晴とは連携をしないで
番手競りまでやらかしたことのある成清
性格の悪さは選手間でも評判らしいですが
田中晴と同門のキックとは連携
仲は良いんでしょうかね?

初手はおそらく関東が後ろ攻め
坂本が前を取って中団に地元勢で
73/15/2/4968
そこから山岸が赤板前に上昇して先行
坂本貴はその後ろを取って中団待機


そのまま山岸がスイスイ逃げて
関東独占………を許さないのはお兄ちゃん
中団取りから単騎でも早めに仕掛けて
レースを混戦に持ち込む動きがありそう
キック鈴木も地元記念ゆえ一度は動いて
山岸にすんなり先行は差せない………

う~ん、勝負根性がなさそうなのは
懸念なんですが、脚を使わず叩き合いに
参加しなければ坂本貴がチャンス…ですよね。

3連単 7=39-3469

押さえはキックと坂本で中団取り合いで
スイスイ山岸が逃げちゃったとき
神山拓のアタマでヒモはやや混戦

3連単 9-46=234678




イメージ 13
昨年は最後の千葉バンクの滝沢正光杯で
ライバルたちのトークショーに
ゲスト出演して盛り上げた坂本勉(右端)

1980年代後半から滝沢のライバルとして
数々の激闘を繰り広げた坂本勉の息子が
滝沢正光杯を獲るってのもなかなか
ドラマがありそうな気がしますが………


果たしてこの坊っちゃん-野良犬ライン
結束堅そうな関東ラインや地元勢を相手に
ひと泡吹かすことができるでしょうか。


皆様のご健闘をお祈りします。
イメージ 14