王者の矜持・前橋寛仁親王杯決勝 | ふぬ競 第二章

ふぬ競 第二章

小倉競輪祭は、現地観戦予定です。


前橋寛仁親王杯は決勝を迎え
ゲストは浅香唯。
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筆者と同世代の方はたぶんご存知の
「スケバン刑事Ⅲ」がドラマデビュー作
Ⅰの斉藤由貴、Ⅱの南野陽子に比べ
単体での売り出しが微妙と思われたため
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「忍者の末裔・風間三姉妹」
として三姉妹がセットで売り出され
折鶴の結花・リリアンの由真・ヨーヨーの唯と
およそ武器とは思えない武器で戦う
よくわかんない設定があったと思いますが……

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詳しく思い出せないってことはたぶん
あんまり観ていなかったんでしょうね。
二代目スケバン刑事・南野陽子のときの

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「おまんら、許さんぜよ!」
のキメ台詞はなんとなく覚えているんですが。



さて…………バンクの方に目を移すと
わりと実力者が勝ち上がった印象の決勝戦
ただSSの平原・浅井は単騎戦
決勝で両者ともラインがないってのは
ちょっと記憶にありませんね。

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準決勝で超絶な上がり8.8の捲りを見せた
脇本と三谷の近畿最強タッグが一番人気に
なるんでしょうが、果たしてこの二人に
他のラインがどう挑むでしょうか。





輪友の皆様も準決で楽しみにしていた
新鋭・アフロマン山崎との注目対決では
「完敗だし凄く悔しいですね。
 もっと練習して強くならないと。」
と山崎に言わしめる完勝だった脇本
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「彼には強くなって欲しいし、
 それだけの実力もあると思うよ。
 俺も何年も下積みを経験して、
 今の立場があるから。」

とエールを送る王者の矜持を感じさせる発言
特別二連覇は成るでしょうか。

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なんか風格が付いてきましたねぇ、脇本。




三日目振り返り

第一レースでいきなり
関東ラインの三番手を回ると思われた
補充の宗景が顔見せで横山の後位で
牛山に競りかけ場内が騒然
本番でも栃茨ラインなど無視したガチ競り
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もともと一番人気だったので
牛山と横山は憮然としていましたが………
まあ仕方ないよね、補充が足りないとはいえ
●チガイを呼んだ斡旋課が悪い。
狂人・宗景は競り負け8着で颯爽とお帰り。


のっけから不穏な空気が流れましたが
その後は阿竹が落車した以外は事故無し
荒れたものの車券を買ってる皆様も
納得の決着が続きましたが……


8Rで取鳥の捲りに踏み出しで切れて
ついて行くそぶりも見せなかった岩津
結局そのまま集団を追走できずに
大差のシンガリ負け

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昨日の松浦に頭突きして落車した
影響だったんでしょうかね。
でも……あれで出走しちゃダメでしょ。


本日のコメント大賞は9Rで
新山を差して1着の飯野
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「一言で言うと僕は何もしていない(笑)
 全て(新山)響平がやってくれた。
 誰も来ないと思うぐらい
 新山君が掛かって行った。
 多分、渡辺君はいなくなるだろうと
 思ったら案の定だった(笑)。」

渡辺正光
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「普通に押さえ先行でちぎれた。」


まあ、こちらは岩津とは違って昨年から
個人4kmパーシュートの好成績で
「ダレダ枠」で選ばれている渡辺では
トップクラスと差があるんで
仕方ないですよね。


準決振り返り


10R
南関3人で前を斬った渡辺雄太の作戦は
ペースを緩めて柴崎のカマシをお待ちする
3番手取り狙い

これが見事に成功して最終ホームでは
カマす柴崎-浅井の後位を確保した雄太
そして古性の捲りを絶妙な牽制で止める
浅井の内がぽっかり空いて………
雄太は空いたインを突ければ
決勝進出だったんですが、一瞬の判断が
できずにためらって浅井に締められ
外を一成に捲られて惜敗。

やっぱり、香川先生とか諸橋とか
岡山県の追込み屋みたいに
「落車覚悟でためらわずにインを突く」
ってのは難しいんでしょうねぇ。

浅井は柴崎をけっこうかばったものの
内外に気配を感じたので3角から
自力にチェンジして楽々1着
一成はホーム8番手と前橋では厳しい
位置から、捲り追い込んで2着。
目立たないけど外国人みたいな
凄いスピードでしたね。

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慎太郎はけっこう久々な特別の決勝進出
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よくよく考えたら近年は勝ち上がっても
準決勝でだいたい新田と組まされて
高速捲りにちぎれていたからですね。


11R
脇本は前を取った後に青板バックで
誘導との車間を空け始めて臨戦態勢
「山崎が押さえるのが遅いので
 ナメられたら突っ張るつもりだった。」


………まだ2周半あるのに遅いんですか。


そして押さえに来た山崎を出させずに
突っ張りかける脇本……ただ内は完全に
無警戒だったので空いたインをスルスルと
突いて脇本をしゃくり上げる小松崎

脇本は突っ張りかけて後退し7番手
山崎は突っ張られかけて脚を使って
そこから強引に踏み上げて先行して
あまりカカリの良くないスピード
これは田舎策士・小松崎の見事な戦略
ほぼサラ脚で3番手を取って迎えた最終バック
とりあえず踏んだ武田のションベン捲りを
併せながら捲り上げる小松崎

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前回ブログ通り、小松崎のアタマから
バチバチ流していたので
「よっしゃデキた!捲ったれ小松崎!」
だったんですが………



その上を光速のスピードで
捲り切っちゃった脇本に驚愕。
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そのままぶっちぎって
バンクレコードタイの8.8ですか……。


いやもう、あんなん欧米人ですやん。

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小松崎は山崎を捲り切ったものの3着。
田舎策士の作戦成功で決勝進出ですが
山崎と叩き合って脚を削られると思って
脇本アタマを買わなかったんだよなぁ……。



12R
南は赤板前に踏み上げて
前に出ないで平原をいったん押さえる動き
平原自身が「惑わされてリズムが狂った」と
いうフェイントで惑わせてから踏み上げ
平原は一緒に踏んで3番手を取る予定が
詰まってしまって踏めず5番手
清水が3番手に入り赤板過ぎ

そこからも南は後ろをチラチラ見て流し
平原に三番手追い上げを促して
後位をもつれさせようとする動き……
ここ一番で並の若手にはなかなかできない
度胸のある動きでしたね。
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でも結局、平原が誘いに乗らずに
サラ脚の清水が3番手にいたので
思った通りの乱戦にならずに
あっさり捲られる南………。


清水は柏野との作戦で3番手を取って
後方からの捲りに合わせて踏むと
決めていたそうですが、南の動きが
平原には凶、清水には吉と出ましたね。
それでもやっぱり力で3着に来る
平原はさすがですが。


あ、後方に置かれてモニターにも
映らなかった九州のカス二人にも
一応コメントしますね。

中川
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「八番亭、定位置郎
(はちばんてい、ていいちろう)
 師匠と言う最近のニックネーム通りの
 走りになってしまった(苦笑)。」

………どうせウケると思って
自分で5ちゃんねるに投稿したんだろ?
(名推理)


山田英
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「この並びの方が機能すると思った。
 僕から、この並びを提案したので
 納得です。」

……あなたにはもう何の期待もしないので
これから一生、八番亭師匠の後ろの
九番手を回っていなさい。


山崎という期待の大砲が現れたのに
九州の未来は少しも明るさを
感じさせませんね。



……そして筆者の車券も、10Rは
いちおう的中したものの
多点数買いしてド安めを引いてしまい
11Rは渾身の小松崎狙いを
怪物二人にあっさり潰されてしまい
12Rはカスリもせず………と
全く明るさを感じさせずに沈んで終了

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そこそこ的中していた輪友カイジくんを
うらやましく思いつつ終了です。




先週のこと

黒い組織の総務・Tさん
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(けっこうな役立たず)
「来週からの東京の本部への
 出張の航空券、手配しといたからね。」

筆者
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「あれ?これって8日の月曜日の便ですか?
 9日の午後からの会議に参加なんで9日の
 午前の便で間に合うはずですけど……?」


黒い組織の総務・Tさん
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(無能)
「ボスから出張の時には
『経費節減でなるべく安い便を取れ』
 って言われてるんだよ。ちょうど
 昼の便で格安の特割が取れたから
 1日早く行って、サウナにでも
 泊って経費を浮かしてね!」

筆者
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……………………………
 (絶対1日間違えただろ……)。」


ってことでリアルタイムでは
打てないことが確定した決勝
決勝の時間は東京にいます。

東北 ③一成-⑥小松崎-④慎太郎
近畿 ⑤脇本-⑦三谷
中国 ⑨清水-⑧柏野
単騎 ①浅井、②平原

単騎の二人がいい枠順を取ったため
近畿と中国は枠負け確定

初手は事故点ついても構わない
脇本が後ろ攻めを選択しそうで
死に駆けなど1ミリも考えない一成が
いつも通り前受けを選択

364/98/1/2/57または
364/57/1/2/98の
中国二人が後方になることもありそう

そして近畿二人の作戦は赤板まで
前を斬らずに最後方にいて車間を空けて
赤板過ぎくらいに一気に踏み上げて先行
いわゆる「ナメカマシ」作戦
その三番手を誰が取るかですが……
普通にハマれば前受けの一成なんでしょうが
そこを取り合ってしまうとますます
近畿両者の思うツボで終了
まあ脇本の力が抜けているので

普通に考えたら近畿ワンツーですよね……
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普通に考えたら近畿ワンツーですが……
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普通に考えたら近畿ワンツーですけど……
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当然のように悪魔の一手を探します。
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準決勝で不完全燃焼、単騎の平原が
何か作戦を取るとしたら、チギレ覚悟で
脇本の後ろ狙いでしょう。

カマシで出切られてしまってはもう何の
抵抗もできなくなってしまいますが
初手から脇本ラインの後ろに付いていて
脇本が車間を空けて外に持ち出した瞬間、
三谷も脇本のダッシュに集中するので
そこを内から放り上げれば飛ばせそう

平原がハマればついて行って差しもあり
相手は脇本と前々にいる一成、浅井も
前団のもつれ次第でワンチャンス

3連単 2=135-1356

平原に三谷が抵抗すれば両者ブッチン
その時は前にいるハイエナ一成が
ズッポして差すところまで

3連単 3=56-4569



前橋の高速バンクでは
カタカナの「ケイリン」が強いのは
わかり切ってはいるんですが、
平原に漢字の「競輪」の戦いを
見せて欲しいと願っております。



さてグランプリの座は
タイトルで新田・三谷竜・脇本に
賞金で平原・浅井・村上と
6席まで既に確定
7席目がここで決まるのか

それとも上記の選手が優勝して
競輪祭で残りの3席を争うのでしょうか。


皆様のご健闘をお祈りします。
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