高松宮杯のタイトルを取ってから約2年して
初の記念を獲るという珍しいパターンです。
レースは最後方に置かれたくないので
中団に拘った新田が郡司に捌かれ後退
後方に置かれた浅井ももつれた中団を
うまく切り抜けられずに捲り不発
結局誰も来ないのでマイペースで
踏めた脇本と仕事する必要がなかった
稲川のワンツー決着。
近畿に展開が向いたのは確かですが
こういう単調なレースを許さない平原を
準決で沈めたのが大きかったですね。
それと浅井が準決までの競走に比べて
案外淡白なレース運びだったような・・・
表彰式の稲川は号泣してましたね。
「ケガで低迷していた時期に
近畿の先輩達に親身になってもらって
本当に心の支えになった。
村上さんのダービーの競走を見て
すごく感化されてやる気が出た。
今日の優勝は先行してくれた脇本君と
後ろを固めてくれた藤木君のおかげです。
まだまだ頼りないけど近畿の仲間達に
信頼される競走をしていきたいです。」

コメント(一部抜粋)、全部見ましたが
なかなか良かったです。
稲川は初タイトルを取ってから
ヘタクソなブロックを繰り返しては
落車と失格を重ねてきたので
キライな選手の筆頭だった時期が
あるんですが、その裏で悩みつつも
仲間の支えで成長してきたんだなあと
ちょっと評価を改めます。
一方・・・稲川を軸にした車券をけっこう
買ってたのに、もっとごちゃつく展開を
予想してすんなりの稲川-脇本-藤木の
スジ車券を切ってしまった私は
なんでこうもヘタクソなんでしょうか。
川崎の天気をチェックして強風の予報
だったのに全然風が吹いてなかったし
郡司が近畿ラインの四番手みたいな
仕事をするしで・・・ふう・・・。
さて今度は中一日で高知記念。
ここ10年くらいずっと地元のエースが
地味な佐々木則という地区なんですが
今年は4日目にルーキーチャンピオンが。
特進した吉田、鈴木竜、新山弟をはじめ
A級でも各地で優勝を積み重ねている
精鋭揃いの107期メンバーによる熱戦が
期待されますが・・・実はルーチャンの
優勝者で、その後出世した選手って
けっこう少ないんですよね。
ちなみに現SS9名中優勝者はゼロ。
出場歴を調べたところ以下の通り。
名前(期)/成績/優勝者の順です。
神山(61期)/未開催
村上(73期)/4着/三村学(愛媛)
稲垣(86期)/不出場/原真司(岐阜)
平原(87期)/9着/内田慶(栃木)
園田(87期)/不出場
武田(88期)/4着/永井清文(岐阜)
山崎(88期)/7着
浅井(90期)/不出場/松岡貴久(熊本)
新田(90期)/不出場
う~ん・・・在校成績ダントツで
デビュー後も順調に出世した神山は
開催されていれば優勝したと思いますが
ルーチャンは65期からの開催。
深谷が96期で優勝していますが
その前にさかのぼると・・・タイトル獲ったのは
小野俊之(77期)、小嶋敬二(74期)
岡部芳幸(66期)、海田和裕(65期)
の全部で5人だけなんですね。
もちろん101期の吉沢、103期の野原等
今後に期待を持てる若手もいますが、
一方ではルーチャンを取った後、
記念も優勝できない選手が多数なので
若手の登竜門というよりは一発狙いの
選手が優勝する傾向にあるのかも。
そしてルーキーチャンピオンのもう一つの
特徴は・・・大穴が出やすいこと。
ほぼ全員が自力持ちで人の後ろを回る
競走をしたことがなく、一発狙いなので
そりゃあスジで決まらないし荒れますよね。
3連単が導入された86期以降の
昨年の105期まで18回のデータでは
3連単10万車券がでたのが6回
3連単の平均配当は82,528円!
高配当が出るのは魅力的ですが
何しろ展開が全く分からない
A級の選手はよく見た事ないで
穴党のくせに実は今までマジメに
購入したことがありません・・・。
今年も多分ケンすると思いますが
注目される期なので熱戦を期待します。
高知記念初日の予想は後程。