真夏の頂点を決める戦い
函館オールスターを制して
元TOKIO・松岡昌宏さんから
表彰式で祝福を受けたのは
戸郷似の男・ビッグハート寺崎浩平。
赤板ツッパリ先行したワッキーを
バックで番手捲りして押し切り
賞金6300万円と年末の平塚GPの
出場と来年のSSを決定
117期の早期卒業生となって
華々しくデビューし、ナショナルチームに
所属するも、カイヤや中野慎の台頭に
押し出されるような形でナショナルを引退
競輪一本に絞るも、近畿の先輩達の前で
駆け続けて…なかなか自身の結果には
結びつかずに厳しい時期も過ごしましたが
昨年の後半から特別競輪で活躍
近畿ラインの先頭で先行捲りで戦い
競輪祭・全日本選抜・高松宮杯で脇本
寛仁親王牌・ウィナーズカップで古性
近畿の先輩達をタイトルに導き
今回は「獲らせてきた」先輩達の献身で
初のGⅠタイトルに輝き
「最初で最後のチャンスだと思いましたし
これで獲れないなら自力でも
一生獲れない心構えで挑みました。」
「グランプリに乗ることは目標でも
ありましたが、これからも一戦一戦、
積み重ねていくのみ、
今まで通りやるだけです。
オリオン賞からスタートでき、
いい勝ち上がりで走れたことは
ファンの応援があってのものなので、
それもしっかりものにできて良かったです。」
すでにグランプリを決めている
脇本・古性とのこれからの戦いも
大事なものになってくるでしょうし
9月には地元・福井での共同通信社杯が
開催されるだけに、主役としての戦いが
求められてくる寺崎
次は自力でのビッグVが目標でしょうね。
おめでとう!
ビッグハート寺崎!
そして、ちょっとだけ
ありがとう!寺崎!
決勝前に恒例の、当ブログ専門解説員
「ワッキーが死に駆けして
寺崎が番手捲りでビッグ初V。
連下も、古性ー南で決着。」
「まあ、当てるだけならそれで
良いと思うんだけど、3連単で
700円や800円の配当じゃ
獲っても全然、儲からないからな。」
「でもなぁ…ワッキーが死に駆けして
古性と南がガードマンに徹して
優勝を獲らせてやる、ってレースで
よほどのアクシデントがない限り
寺崎で仕方ないんじゃない?」
「確かにそうなんだけど、
ワンチャンがあるとしたら
初手でカイヤがSを取って
ワッキーの先行に飛びついて
番手を寺崎から強奪する、って
展開だな。あるいは近畿の前受けを
ダッシュ斬りして飛びつき策。」
「まあ、カイヤにはエグいS取りの
ダッシュがあるし、ヨコの強さも
寺崎クラスだったら瞬殺できるんで
確かにそこは納得するけど
他のラインがそこに連動しないと
カイヤひとりじゃ勝てないし
岩津も途中でチギレたり古性や南に
始末されちゃうんじゃない?」
「そうは言っても、近畿をガチ勝負で
倒そうとするのはカイヤだけだしな。
俺はカイヤが飛びつくところから
展開を考えて買うわ。」
「カイヤもあんまり過剰に暴れると
さっきの郡司みたいに失格取られて
タダ働きになっちゃうんじゃないの?」
「少々ヤバいことでも、やらないと
6300万円の賞金とGPの出場権は
手に入れられないから、仕方ないだろ。
しかしさっきの郡司の失格は酷かったな。
ケンヤや新山を落としたわけじゃないし
ちょっと厳しく牽制した程度で
郡司にしてみりゃ、納得してないよな。」
「これまで甘々な判定だったのに
アレがアウトってのはなぁ…」
「俺は郡司はキライだけど
さすがにアレは気の毒に思うわ。
だから言ったろ、北日本の競輪場は
補充を呼ぶのが大変だから、前半の
審議は甘々なんだけど、最終日は
厳しく失格を取って、賞金ケチるんだよ。
前にも、いわき平の開催で、ずっと甘い
判定だったのに最終日だけガンガン
失格取ってたことがあったしな。」
「せやな。」
レースのポイントは
・Sを取りに行った古性
・ダッシュ斬りしたカイヤ
・連動できなかった吉田拓と松本貴
号砲でS取りに行ったのは古性と
レイブンで、古性が取りきって
近畿ー関東ー松本貴ー岡山の順
そこから赤板前の2センターで
上昇したカイヤが、ダッシュ斬りで
ワッキーを叩こうとするも
踏み込んで抵抗するワッキーを叩けずに
寺崎の後ろに降りて…
古性と競るのか、と誰もが思った
ところでカイヤが車を引いて
そのまま最後尾へ
吉田拓も松本貴もその動きに連動は
できないままで、ハイペースにギアを
上げたワッキーがそのまま先行
バックで吉田拓が捲り上げるところ
寺崎が番手捲りで、そのまま押し切り
古性ー南が続いて、特別の決勝では
滅多にない、3連単730円の
一番人気で決着
まあ、ワッキーが死に駆けして
古性と南が全力ガードした結果なら
そうなりますよね。
寺崎の勝因は、古性とワッキーに
優勝を獲らせてきた、その献身の
積み重ねがあったからで
古性のコメントは
「まず悔しさがあるけど、
優勝したのが寺崎君でよかった。
一番優勝してほしい選手だし、
悔しいけどめちゃくちゃ嬉しいです。」
この通りなんでしょうね。
負傷明けの古性、まだ完調ではなく
脚に痺れがあるというワッキーが
長い開催の中で疲弊しながら
最後の力を振り絞ったのは
「寺崎だから」でしょう。
そしてカイヤは…近畿ラインの3番手に
割り込んで、あそこでイチかバチか
古性と競るって選択肢もあったんでしょうが
なんで下げちゃったんですかね。
灰人さんは
「あそこで下げるんだったら
何のために斬りに行ったかわからない。
やるフリをした八●長かよッ!」
ってレース後に叫んでましたが
マジで疑われる動きだったですね。
また、カイヤ関連のSNSが
荒れそうだなぁ…。
さて、車券の結果は…
「郡司浩平さんですね。
落車警察、最終日特命係です。
抵抗せず、審議を受けて下さい。」
「え…誰も落車してないのに?」
「ええ。誰も落車していません。
でもあなたは、北日本のエースで
地元地区の人気選手である
新山響平を厳しく牽制して不発にし
そして最終バックで山口拳矢を
内外線間の4倍程度の基準を越えて
追いかけて…執拗にブロックした結果
1着で到達しましたので、
その罪を償わなければいけません。」
「ちょっ…待ってくださいよ。
初日の大森さんは、僕なんかよりも
大きくブロックしてバランスを
崩して、自爆落車したのに無罪
東矢だって、あんな情けない自爆の
落車をしたのにお咎めなし
ちょっと審議の基準が
おかしくないですか?」
「ええ、あなたのおっしゃる通りです。
ただ…
審議の基準、善悪の判断というのは
その立ち位置によって変わるんです。
初日から地元の大森選手を失格にすると
売り上げにも影響しますし
東矢選手の時はすでに何人も落車して
医務室で治療を受けている最中で
補充が大量に必要かも…という
緊急事態だったんで、セーフですよ。」
「そんな…場によって、とか
日程や状況によって審議の基準が
変わるなんて…おかしいだろッ!
これが北日本のやり方かよッ!」
「ええ、残念なことに、これが
JKAという組織の、そして
北日本の審判員の判断のようです。
南関の競輪場だったら、セーフの
判定だったかも知れませんが…
いろいろ言いたいことはあるでしょうが
あなたは失格、罪を償って下さい。」
ってことで…(雑)
郡司浩平容疑者が審議の結果、
有罪で失格になったので
7万車券を頂いてしまいました。
本線はケンヤ→郡司から流していて
あーケンヤが早く行きすぎて
郡司に見つかっちゃった、って感じで
郡司ー荒井ー北津留は持ってなくて
すでに諦めていましたし、そもそも
審議になるとも思ってなかったので
決勝の検討を始めていたのですが
単独審議で、しかも灰人さんの
『最終日は審議が厳しくなるぞ』
っていう予言もありましたんで…
審議が長くなったんでアウト、と確信
今節は、北津留に世話になったなぁ。
で…決勝にブチ込むか迷ったんですが
本線の寺崎ー古性ー南は、すでに
800円台までオッズが下がっていて
万張りしてアクシデントでパー、
というのも…とチキってしまい
結局、ブログで書いた目を
事前購入していた1000円に
追加で700円買い足しただけで
合計1700円分、的中
あとは松本貴と寺崎の絡みを少々…を
穴狙いで買い足したんで
決勝では数千円勝っただけ
他の負け戦も少々取りまして…
今回は緩い二次予選の弊害で
けっこう苦戦していたんですが
荒井と北津留のおかげで
開催のトータルではチョイ浮きで終了
灰人さんが仰っていたように
あの勝ち上がり方式では単騎の選手が
イチかバチかの勝負をしないし
自力選手も脚の使い惜しみをして
着拾いで流れ込んでしまうので
真剣勝負の醍醐味がないレースになり
選手の調子の善し悪しもわからず
かなり難解だった印象ですが…
来年もこの方式をやるんだったら
二次予選ABは打たないかも、ですね。
まあ…そうは言っても
1年経ったら忘れてるんでしょうけど。
そして…審議の基準の曖昧さについては
確かに、おかしいとは思いましたが
今回はそのお陰で獲ったんで…ねぇ。
小野田官房長もそう仰せなので
獲った万車券は正義(結論)
さて、ガールズから始まって
長い長い10連戦が終了
10日連続でのブログ更新、しかも
ナイターで翌日の午前中までに
UPする作業はさすがに疲れて…
誤字脱字などのミスが多くて、また
手抜きな更新になってしまったことを
お詫びいたします。
さて、このあとは松戸記念滝澤正光杯
そして西武園記念、岐阜記念と続いて
福井の共同通信社杯ですか。
西武園記念は、残念ながら特選が
「ギャンブルレーサー関優勝牌」
ではなくなったようなので
たぶん更新しません。
平原のお別れ会みたいなものが
あるんでしょうね。
年に一度の自動番組開催
共同通信社杯は、連休があるんで
更新する予定です。
皆様、10日間のお付き合い、
たいへんお疲れ様でした。
また次の更新にお越し下さい。