田舎を出る前 子供達にはレンくんの今の状況は とても言え

なかったので


「大丈夫  少し暴れてたし 噛みついてきたぐらいだから 

体は元気だし 死ぬことはないから 心配しないでいいよ」


と、安心させる言葉で伝えましたが この言葉は自分自身をも

励ますこととなったようです


さっきまで諦めの気持ちでいっぱいだった私でしたが 

ほんとに大丈夫という気がしてきたのです。


「大丈夫 大丈夫 すこしづつ元気になって きっと命は助かる」


そんな思いがずっと頭の中をぐるぐると回りながら 運転してました。


そしてその帰り道、例のあの虹 を見ることとなったのです虹


このときは 虹の橋のお話も知らず、ただただ 大きくて間近にある

その神秘的な虹に感激したと同時に これは絶対に助かるシグナルだと

心から信じてました


そして帰宅後、 毎日のように祈り続けました。

特にどこの宗教というわけでもない私ですが、人間って困った時は

神頼みしてしまうものなんですね。


そして しばらく実践してなかったレイキ も合わせて使いました


ご存知の方、 初めて聞かれる方もいらっしゃると思いますが

レイキは一種のヒーリング法のひとつです


私はセカンドまで受けてるので 遠隔ヒーリングもすることはできますが

なにせ 久々のレイキ活用。 しかも遠隔で物理的な効果を経験した

ことはりませんでした。


それでも何もしないよりは という気持ちで必死に毎日しました。


早くよくなって  命だけは助かって


結果的に命は救えなかったけど 自分自身の精神的な安定には

つながったので やっててよかったと 思ってます。


事故後夕方には病院から電話で報告がありました


今日はご飯はまだ食べられないけど トイレするのに立ち

あがったりしました


今日は注射器でですが口の中に流動食を入れたら食べました。


そんなすこしづつの変化がとても嬉しくて 家族みんなで喜んでました。


そして3日目(11/14  水) 電話で 


移動OKの許可がおりました。



翌日(15日 木)には 行きつけの近くの病院に入院の手配の

電話を入れました。


迎えに行けるのはその週の土曜日。 しかも受け入れる側の

病院の都合で12時までに戻ってこなければいけないので

 朝早くに迎えにいくため時間など綿密に計画をたてました。


ところが・・・・・・入院手配したその日の夜 病院からの電話が。。


まさか死のお知らせとは思いもしなかった私は 無邪気な声で

対応したのですが、 返ってきた言葉は


「レンくんは とても頑張ったのですが・・・・・」







凍りつくとは まさにこの状況。  

私の口からはまるで感情のないロボットのように

「仕方ないですね よく頑張ったと思います。ありがとうございました

冷静な言葉が出てきました。


電話を切った後、 ドラマに出てくるワンシーンのよにうに ズルズルっと

力が抜けて その場で泣き崩れました。


ほんとに力って抜けるんですね。。。。 とても立っていられなかったです。


私のその泣き声が聞こえて察したのでしょう。

少し落ち着いて娘の部屋へ報告に行くと 耳をふさいで うつぶせに

なってる娘の姿がありました。


それからはボーっとして何もできません。


床についても全く眠れず一晩過ごしました。



病院に到着して  レンくんにかぶせいていたシーツを外し、

診察台に乗せました。


シーツをとって、あらためてレンくんの姿を見ると涙が出てきました。


痛かったね~・・・・ 早く治療してもらって せめて痛みだけでも

取り除いてもらおうね。。。


心の中でささやきかけました。


治療が始まり、先生はいろいろと説明してくれました。


火傷で怖いのは、その表面的なものだけではなく、 それに伴う

合併症で、感染症、敗血症、その他 ショックなどで

死に至ることもある と・・・・・。


その説明を聞いた途端に 急に怖くなりました。


病院に到着した時は まだレンくんの死を覚悟してなかったけど


この時点で死という言葉が頭の中の中心にドーーンっと

大きく占めて来ました。


治療を進めていく中 次第にレンくんの荒い息とともに ゴホゴホっと

いう音も混じってきました。


肺に水が溜まってきたようです。


痛み止めと ケイレン止めの注射を打ってもらって、 栄養分の点滴、

そして患部の消毒、薬。


今できるのはこれだけ・・・。


このまま自宅近くの病院へつれて帰りたかったけど どう見ても

無理のようでした。


仕方なく レンくんを病院に残したまま、一旦実家の方へ帰宅しました。


帰り際、 「レンくん  大丈夫だよ。 また迎えにくるからね」 と

話し掛けると、  レンくんは 私たちの顔をジーっと見つめてました。


帰るの車の中 運転しながら 最後の見つめてきたレンくんの顔が

ずっと浮かんできて、涙が止まりませんでした。


そして病院に着くまで 死ぬことなんて考えてなかった私たちですが、

帰りは もうダメかもしれないね・・・と夫と話してました。


そして実家に着いて、子供たちに簡単に説明して、その日の午後には

実家を後にしました。

見るに耐えない姿の 焼け焦げたレンくんは舌を出して 

ハアハア と荒い息をしてました。


火傷の部位は 頭部、両手足、口の中 胸辺り 、左耳、左眼


全身の火傷は治療すれば、 生活には支障がないかもしれないけど

目は 失明する可能性を感じました。


火傷の姿のレンくんを前にして 一瞬何をどうしていいのか分からなくなり

ましたが 火傷=水や氷で冷やす を思い出して、 

外にある水場まで連れて行き、体全体を冷やしました 


 全身の場合はあまり長時間冷やしすぎると体温が下がると思い、

2分程度で水場から離れて一旦ゲージの中にいれました。


さあ、どうしよう どうしよう、、、 そうだ病院に電話。


ここは、お隣さんが1キロ先、人間の病院ですら車で40分ほどは

かかります。   おまけに今日は日曜日。


こんな悪条件で動物病院なんて見つかるんだろうか?? 


不安に思いながらも探さないわけにはいかないので 

タウンページを開いて必死に探しました。


もしこれが自宅での事故なら 近くの行きつけの病院なり 

設備の整った大きな病院なりあったのに・・・・  


そんな思いの中 探し当てたのは 一番近くてもやっぱり40分以上は

かかるような場所。


そして電話していくと4件目ぐらいでようやく 受け入れてくれる病院が

見つかりました。


そばにいた旦那にすぐにレンくんを車に運ぶように伝えて、

私は車のキーを握り締めました。


レンくんはさっきより 暴れてました。 

ちょっとでも触ると痛いらしくて旦那の手を噛み付いてしまい

抱き上げることが出来ないのです。


そこで近くにあったシーツでくるんで運んでもらうようにしました。

そのシーツは火傷の部分に当たるといっそう痛みが

増しただろうと思いますが、仕方ありませんでした・・・・。


病院までの道のりは長かったです。   


ハンドルを震える手で握りながら 私の頭の中では まだレンくんが

命の危機にさらされてるとは思ってませんでした。


重症であることは分かってたけど、 激しく噛んだり 吠えたりしてたので

まだ元気な証拠だ と思ってました。


だから、これから 病院に行って手当をしてもらた後は 自宅に戻って

近くの病院に入院というシナリオをえがいてました。


そして40分かけて ようやく病院に着きました。