病院に到着して  レンくんにかぶせいていたシーツを外し、

診察台に乗せました。


シーツをとって、あらためてレンくんの姿を見ると涙が出てきました。


痛かったね~・・・・ 早く治療してもらって せめて痛みだけでも

取り除いてもらおうね。。。


心の中でささやきかけました。


治療が始まり、先生はいろいろと説明してくれました。


火傷で怖いのは、その表面的なものだけではなく、 それに伴う

合併症で、感染症、敗血症、その他 ショックなどで

死に至ることもある と・・・・・。


その説明を聞いた途端に 急に怖くなりました。


病院に到着した時は まだレンくんの死を覚悟してなかったけど


この時点で死という言葉が頭の中の中心にドーーンっと

大きく占めて来ました。


治療を進めていく中 次第にレンくんの荒い息とともに ゴホゴホっと

いう音も混じってきました。


肺に水が溜まってきたようです。


痛み止めと ケイレン止めの注射を打ってもらって、 栄養分の点滴、

そして患部の消毒、薬。


今できるのはこれだけ・・・。


このまま自宅近くの病院へつれて帰りたかったけど どう見ても

無理のようでした。


仕方なく レンくんを病院に残したまま、一旦実家の方へ帰宅しました。


帰り際、 「レンくん  大丈夫だよ。 また迎えにくるからね」 と

話し掛けると、  レンくんは 私たちの顔をジーっと見つめてました。


帰るの車の中 運転しながら 最後の見つめてきたレンくんの顔が

ずっと浮かんできて、涙が止まりませんでした。


そして病院に着くまで 死ぬことなんて考えてなかった私たちですが、

帰りは もうダメかもしれないね・・・と夫と話してました。


そして実家に着いて、子供たちに簡単に説明して、その日の午後には

実家を後にしました。