iPodタッチからウォークマンへの乗り換え計画。
【備忘録】ウォークマンNW-A55の第4弾です。
今回は、僕が実際に購入したウォークマンNW-A55の音質についての感想を書かせて頂こうと思います。
ウォークマンは本当に高音質なのか?
実際、どれくらい高音質なのか?
ズバリッ!
結論から言うと……
僕が愛用しているiPodタッチ7thと比べて、
え? この程度?
……と、言いたくなるくらいの僅かな音質の差しか感じません。
※「音質設定」を全てOFFにした状態での音質の差です。
多分、芸能人格付けチェックのように「両方の音を聴き比べ」しても、違いに気が付かないレベルの音質の差だと思います。
ただ、思い込みのプラシーボ効果を踏まえて言うなら、ボリュームを大きくした際に、iPodタッチよりウォークマンの方が聴きやすい音だと感じます。
もしかすると、これがウォークマンの「音の歪みが少ない」と言われる「高音質」な部分なのかもしれません。
これは、僕が愛用しているSONYポータブルアンプPHA-2でも同じなのですが、※こちらも機種としては旧型で生産終了品ですが……
音楽は高音質だと大音量で聴いても心地よく聴こえる、そんな気がします。
実際、iPodタッチにSONYポタアンPHA-2を繋いで音楽を聴く時は、普段よりボリュームを大きくして「音の波に包まれる」という感じの聴き方をします。これは、比喩表現ではなく、ポタアンを使うと、本当に音に包まれているような感覚に陥ってしまいます。
まあ、元々、定価が5万円くらいする音楽専用の「アンプ」なので、高音質は当たり前で、当然、ウォークマンNW-A55とは比較にならないくらい良い音を鳴らせる機材です。
残念ながら、ウォークマンNW-A55ではポタアンほどの高音質を体験することは出来ません。※しかも同じSONY製品なのにウォークマンとポタアンはデジタル接続できないという体たらくです。
ちなみに、「iPodタッチ」と「ポタアン」と「ウォークマン」の音の違いは、それぞれに搭載されているDACの差によるものです。
※僕はここら辺は素人同然なので、あくまで、聞きかじりの知識だということをご了承ください。
DACと言うのは、
「Digital To Analog Converter」の略で、簡単に言うと、デジタル信号をアナログ音声(音)に変換する装置です。
当然、スマホにも搭載されています。
そして、このDACの性能の差が「音質の差」に直結します。
ウォークマンが「高音質」だと言われるのは、音楽専用機として、当然、高性能なDACを搭載しているからです。
確かに……
今まで約16年間、歴代「iPodシリーズ」を使い続けてきた僕の意見としても、2015年発売のiPodタッチ6thまでならウォークマンNW-A55の方が高音質だと思います。
ただ、2018年に発売されたiPodタッチ7thは、歴代iPodと比較しても格段に音質が向上している機種で※購入時に僕が持っている歴代iPodと聴き比べをしてみました、先にも書きましたが、ウォークマンNW-A55にも負けないくらいの高音質で音楽が聴ける機種だったりします。
その結果、
ウォークマンNW-A55の音を
え? この程度?
……と、感じてしまったということです。
しかも、SONYが推す「高音質」機能
「DSEE HX」
MP3やCD音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングする。
「DCフェーズリニアライザー」
低域をアナログアンプのような性質に近づける。
「VPT(サラウンド)」
好みの臨場感に設定できる。
「ダイナミックノーマライザー」
曲どうしの音量レベルを揃える。
「バイナルプロセッサー」
アナログレコードによる豊かな再生音を再現する。
これらの「高音質」設定も、バッテリーの駆動時間を犠牲にしてまで使いたかと問われれば……、残念ながら、即答で「無いっ!」と断言するくらい、ほとんど高音質にはなりません。
って言うか、「VPT」と「ダイナミックノーマライザー」以外は、音が変わったのかすら判断できないってくらい音質は変わりません。
もしかして、SONY製のイヤホンやウォークマン専用のイヤホンじゃないと音質効果が分からないってオチだったりしますか、SONYさん?
しかも、上に書いた「高音質」設定は有線接続限定で、ワイヤレスのイヤホンなどでは機能しないというダメダメっぷりです……。
※これはNW-A55が古い機種だからというのも理由です。
まあ、そもそもワイヤレスのイヤホン(ブルートゥース接続)を使う場合は、ウォークマンのDACは使わず、デジタル信号をそのままイヤホンに送信する(と思う)ので、音質はイヤホンの性能やブルートゥースの規格に依存しちゃうわけですが……。
……でも、
以上を踏まえた上で、
2万円台という価格でiPodタッチより若干、音質の良い(気がする)携帯音楽プレイヤーが買えたということを考えれば、
ウォークマンNW-A55
買って良かったっ!
と、言う結論になっちゃいます。
ってことで、個人的には、今回のiPodタッチからウォークマンへの乗り換え計画は大成功と言って良いのではないかと思います。
ただ……
「音楽好きオジサン」の僕の場合、「デジタルネイティブ」と呼ばれる今の世代とは、音楽の聴き方が違っているはずなので……、このブログを読んで、
は?
ウォークマンいる?
スマホだけでよくね?
なんて思う女子高生&女子大生&メタルキッズ&中二男子の方々も多いのではないでしょうか?
実はソレ、「オジサン」と「デジタルネイティブ」の、そもそもの出発点が違うからだと思うのです。
僕にとってiPodやウォークマンは、「スマホの代わりの携帯音楽プレイヤー」ではなく、「オーディオ・コンポの代わりの音楽プレイヤー」という位置づけにあります。
コンポです。
その昔、僕が女子高生&女子大生&中二男子&メタルキッズ世代だった1990年代は、音楽はオーディオ・コンポーネント(略してコンポ)と呼ばれるオーディオ機械で聴いていました。
▲こんなヤツです。
多分、クラスの男子の8割は(メーカーは様々ですが)コンポを持っていたと思います。そもそも、コンポやラジカセが無いと音楽が聴けなかった時代です。
そんな中、音楽好きを名乗る一部のお金持ちが持っていたのが、SONYの携帯カセット・プレイヤーでした。ウォークマンです。
SONYウォークマンを持ってるのは、会社役員の息子かバンドを演ってるガチ勢くらいです。その他の一般音楽好きスチューデントはホームセンターで買ってもらった安価なバッタモノ・ウォークマン・モドキを持ち歩いていました。※それでも大喜びで通学時に音楽を聴いていました。
その後、パソコンが普及するにつれて、音楽(CD)はパソコンにコピーしてCD-Rにダビングするようになりますが、結局、CD-Rはコンポで聴いたりカーオーディオで聴いたりと、カセットテープに代わるメディアとして利用していました。
その後、世界中の音楽ライフを激変させる「iPod」が登場します。
パソコンにコピーした音楽(CD)を、そっくりそのまま、しかも膨大な数を持ち歩ける携帯デジタル音楽プレイヤーです。
初代iPodのキャッチコピーは、
「1000曲をポケットに」でした。
iPodが登場したことで、パソコンが有れば、ラジカセやコンポが無くても音楽が聴ける時代になりました。
初めてiPodを使った時は、あまりのスゴさに衝撃を受けました。
そして、僕にとって初期のiPodは、オーディオ・コンポーネントに代わる音楽プレイヤーという位置づけになりました。
だって、iPodの中に音楽を入れれば、いつでもどこでも、家でも外でも音楽(今まで買ったCDの殆ど)が簡単に聴けるんだものっ!
その後、スマホ(iPhone)が登場したことで、iPodはスマホと合体し、2022年の5月に、20年の歴史に幕を閉じてしまいます。
そーなのですっ!
僕にとってiPodタッチやウォークマンは、今でも、オーディオ・コンポーネントの代わりであって、スマホの代わりではないのです。
って言うか、スマホより先にiPodを使っていた僕にとっては、スマホの「音楽プレイヤー」は、あくまでiPodの代替品という位置づけなのです。
この感覚は、「デジタルネイティブ」世代には理解し難いかもしれません。これぞ正に、ジェネレーション・ギャップです。
……。
……スミマセン。
話が逸れました。
……って言うか、もはや収集がつかないくらい内容が逸脱してしまいました。
ってことで、今回の結論は……
SONYウォークマンNW-A55は、iPodタッチ7thとホトンド変わらない音質だけど、iPodタッチ(約5万円)と同等の音質で2万円台という価格を考えると、かなりコスパの良い携帯音楽プレイヤーだなってことです。
次回は、iPodタッチとウォークマンの「データ転送」の違いについて書こうと思います。
と、言っても、単なる【備忘録】なので、ホトンド役に立つお話は無いと思うのですが……。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)