【漫画】僕の心のヤバイやつ | ぐれむりんの気ままなブログ

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桜井のりおさんの作品

僕の心のヤバイやつ

を読んだのです。

 

既刊7巻です。

僕はまだ5巻までしか読んでいません……。

 

読んだ切っ掛けは……

Kindleストアで販売されていた

「僕の心のヤバイやつ まとめ」でした。

これ、無料本です。

 

作者の桜井のりおさんがツイッターなどに投稿した、本編に掲載するほどでもない小ネタ集です。

この無料本を読んで、本編が気になって読んでみました。

 

まんまと作者の罠にハマった感じです。

 

内容は……

絶賛・厨二病の陰キャ主人公、市川京太郎(中学二年生)と、雑誌のモデルとして活躍する美少女・スクールカーストの最上位・クラスメイトの山田杏奈のピュア(?)なラブコメです。

 

一部では

気持ち悪い漫画

と言われる、読んでてニヤニヤが止まらない思春期ラブコメです。

 

市川京太郎は内向的な性格で、嫌いな同級生を殺す妄想を膨らます、そんな危険な厨二病思想を患う中学二年生です。

教室でぶつかったクラスメイトや、ふと目の合った学校一の美少女の山田杏奈を殺す妄想を繰り広げています。

 

ある日、いつものように図書室にやってきた京太郎は、杏奈が口いっぱいにオニギリを頬張っている場面に遭遇。

さらに、お菓子を食べながら、何やら不器用に作業をしている姿に見とれます。

 

どうやら、班別に授業で発表する資料を作っているみたい。

※黒板に貼って発表する大きな資料です。

 

でも、どう見ても不器用。

 

下書き無しでいきなり文字を書いていく(余白がムチャクチャ)し、ハサミやカッターが無いから、紙(資料)を手で破って貼りつけていこうとしています。

 

そんな不器用な姿を見かねた京太郎は杏奈にカッターを渡します。

※クラスメイトを殺す為に持ち歩いているカッターですね。

 

それ以降、京太郎と杏奈は図書室で頻繁に会うようになります。

 

京太郎は、陰キャ特有のヒネクレタ発想と、ド天然な杏奈の言動に悶々としながらも、次第に杏奈に恋心を抱いていきます。

※初めはそれを「殺意?」と誤解していますけど。

 

杏奈は、初めは京太郎をただのクラスメイトとしか思っていませんが、京太郎が自分を助けようとしてくれている事を知り、少しずつ、京太郎に恋心を抱いていきます。

※「助ける」と言っても中学生のお話なので、図書室で飲食しているのを隠してくれたり、怪我を心配したり、そんな感じの「助ける」ですね。

 

そして、京太郎への「恋心」を自覚した杏奈は、積極的に京太郎に近づいていくようになり……。

でも、京太郎はスクールカースト最上位の杏奈の「好意」に気が付いても「勘違いするな…」的陰キャ発想で素直に受け取れず……

 

これぞ、まさに

男子の願望

的な、ピュアでもどかしいラブコメを展開していくのです……。

 

うん、まさに

男子の願望全開漫画ですね。

いや、理想の彼女像とでも言うのでしょうか。

 

スラッと背が高い(身長171.9cm)モデル体型で、胸が大きく、美少女で、お洒落で、天然で、性格が良く、自分だけに積極的で、ちょっとエロい仕草や展開がありつつ、ヤキモチ焼きで、無条件で自分を受け入れてくれる……。

男子の願望を体現

 

こりゃあ……一部の方々から

気持ち悪い

って言われてもしかたないですね。

2023年にアニメ化されるって発表されたそうですが、アニメになったら更に「気持ち悪い」の声が大きくなりそう……。

 

いやいや、

フィクションですからっ!

 

これはあくまで、

学生時代にこんな青春を送りたい(送ってみたかった)なぁ~という一般男子の願望を描いたようなフィクションです。

いや、そもそも、ラブコメと言うのは、少年漫画・少女漫画を問わず、理想の恋愛疑似体験漫画だと思うのです。

 

ジャニーズや韓流ドラマに理想の彼氏像を想い描くのと同じです。

イケメンビューネ君に優しくお肌を労わってもらうのと同じです。

 

もしもビューネ君がイケメン男子じゃなく、油ギッシュな中年男子だったら日本全国の女性から絶叫と苦情がテレビ局に殺到することでしょう。

 

女性の肌を優しく労わっていいのはイケメン男子限定です。

まったく、羨ましい話です……。

 

……おっと、話が逸れました。

 

「僕の心のヤバイやつ」は、タイトルに反して、ほっこり優しい気分になれるピュアな思春期ラブコメでした。

 

興味のある方は、

先ずはKindleストアの無料漫画を試してみて下さいね。

 

ちなみに、作者の桜井のりおさんって

みつどもえ

を描いた方なんですね。

 

この作品、タイトルは知っていたのですが、マニアックな萌え作品かと思って今まで敬遠してました。

「僕の心のヤバイやつ」を読み終わったら、読んでみようかなって思います。