The Birthdayの新作、
「COME TOGETHER」を聴いた。
ってさ、ユニバーサル・ミュージックのホームページに書いてたんだよ。
多いんだよね、日本のバンドの最高傑作詐欺……。
所属会社のサイトに最高傑作って書かれてる場合は、たいてい詐欺だって思ってるよ、僕はね。
今回は約2年振りのアルバムだよ。
待たされた分、期待度が上がってるんだよ。
先行シングルのね、「くそったれの世界」は、まあ、僕的には可もなく不可も無く、どちらかと言えば、カッコいいけど過去のシングルにくらべるとキャッチ―さが足りないかな?って感じだったよ。
さて、アルバムは?
今日、仕事の帰りに買って、家に帰って、早速、聴きました。
ちょっとね、今回は、かなり不安要素が多かったね。
最高傑作詐欺の予感がチラホラ……。
まず気になるのが、楽曲のタイトル。
相変わらず、センスが有るのか無いのか分からない類のタイトルが並んでるんだね。
例えば、2曲目の「アイノメイロアイノネイロ」とか、3曲目「SAKURA」ね。
桜を敢えてローマ字表記にするこのセンス……昭和か?
「KIMAGURE KING」
「情熱のブルーズ」
「星に願いを」
ってさ、過去の作品に比べても、今回のセンス悪さは光ってる感じしてたもん。
何か……聴くに堪えれないバラードやミドル曲や、昭和オヤジ臭の強いメロディが並んでる気がするよ。
前作「VISION」がさ、僕的にはカッコいいし好きなんだけど、どこか昭和オヤジ臭を強く感じてたからね。
矢沢永吉さんとか、氷室京介みたいな?
昭和のロック親父的な雰囲気をチラホラ感じちゃったんだよ。
今回、更に昭和オヤジ臭が強くなって、「いやあチバも歳をとったね」なんて感想を抱いちゃったらどうしよう……。
さて、初聴き後の最初の感想。
な、なんじゃ、このカッコ良さ!
この骨太ROCK!
最高傑作誕生だ!
いや、今の時点ではまだ最高傑作かどうかは判断しかねないけど、チバさんが「これが最高傑作」って言うなら、「うん、僕もそう思う」って言ってしまいそうなくらい、カッコいいんです!
オープニング曲、「くそったれの世界」から6曲目の「KIMAGURE KING」までは、一気に疾走するアッパーなロック揃い!
過去作のようなポップな印象じゃなく(ポップな曲もあるけど)かなり泥臭いロック調の曲。
例えば、「I'M JUST A DOG」のような教科書的な疾走するロック(良い意味で)ではなく、泥臭くてインパクトと迫力があるブルーズ系疾走ロック……なんじゃそりゃ?
「VISION」で感じたユッタリ感は、今回は感じません。
※あくまで、僕の個人的感想。
7曲目にシングル曲でバラード「LEMON」と、続くバラード曲「KNIFE」
今までのThe Birthdayのバラードの中では好きなタイプの曲だね、この2曲。
そして後半の、
9曲目「PIERROT」、10曲目「情熱のブルーズ」
ここら辺は、ああ、いつものThe Birthdayだなって感じ。
過去作に似た雰囲気の曲があったよね~的な?
続く11曲目の「星に願いを」は、かなりブルージーなロック。
そして、ラスト12曲目「COME TOGETHER」は、まあ、いつものパターンね。
疾走感を抑えた、大きな広がりを感じるタイプのミドルロック系。
「VISION」の「BECAUSE」とかと同じ流れだね。
今のとこ、捨て曲は一切無し!
しかもフェード・アウトで終わる半端曲も無し!
全て、最後まで、僕が大好きなキッチリ演奏してます楽曲!
先行シングル「LEMON」「くそったれの世界」のカップリングにアルバム未収録曲があるよ。
って言うか、カップリングは全て未収録だね。
未収録曲を合わせると、全15曲。
今回のThe Birthday、かなり、本気でカッコいいよ!