今週も江戸へ! | 片岡亮太 ̄めざせ!!ファンキー グルーヴ“千里の道も一歩から~♪♪”

今週も江戸へ!

 現在東京に向かう高速バスの中。
毎週木曜は都内の筑波大学附属視覚特別支援学校での授業。
以前ならば上京する手段は新幹線か在来線での旅だったのだが、一度バスを使ったらその快適さにびっくり!
席は広いし到着するまで完全に自分の空間をキープできる。
電車と比べたら圧倒的に静かなことも非常にありがたい。
この快適空間の中で仕事のメールや原稿を書いたり、読書や音楽鑑賞をしているとあっとういう間に東京についている。
 授業を担当するようになって約2ヶ月、だいぶペースがつかめてきた。
中でも生徒さん一人一人の様子がいろいろとつかめ出してきていることがとても楽しい。
当たり前だけれど得意なことや苦手なことがそれぞれに大きく違うし、ちょうど10代後半の年齢だから一人一人あれこれ悩んでるんだなあということも見えてくる。
先日、学校にお願いをして僕の授業に対するフィードバックを一人一人に書いてもらった。
多くは今日受け取ることになりそう。
みんなが何を書いてくるか、授業に対しての感想や意見だけでなく、僕への質問など、ぜひこの出会いを生かせるアウトプットをしてきてほしい。
もしかしたら初回のフィードバックではそこまで書けないかもしれない。
でも複数回行うことで、自分たちが受動的に授業を受けているだけの存在ではなく、自分たちのアウトプットを通して授業をもっと充実させられることに気づいてほしいし、その練習をしてほしい。
思い起こすと僕はそういうことをすることがすごく苦手だった。
感想は言えても意見や提案をうまく伝えられずに過ごしてきたように思う。
ある意味それは、ほぼマンスーマンでの授業を小学5年から中学3年まで受け続け、ほとんどの科目においてスパルタ家庭教師状態の先生方に育てていただく中で身につけてしまったものなのかもしれない。
一対一で大人に意見を言えるほど僕は強くなかったし、そもそもで当時の僕の力を前提に、それよりもやや高いハードルを設定されていた授業は概ね自分にフィットしていた。
生来の性格として、僕は人に意見や提案をした時、それを通して相手の気持ちを不快にしてしまったり良かれと思ってやってくれていることに水を差すようなことを伝えてしまって傷つけたらどうしようかと恐れる傾向がある。
それは今でもそうで、一通のメールを書くのに1時間近くかけてしまうことも少なくない。
それでもおそらく在米時にいろいろな経験をし、反省したり周囲の人から刺激を受ける中で、少しずつではあるが自分の意見や提案を相互にストレスがかからない伝え方でアウトプットできるようになってきている気がしている。
こういうことってきっとたくさんの練習が必要なのだと思う。
僕が授業を担当している生徒さんたちは、プロかアマかを問わないならばきっと一生音楽と付き合っていくはずの子たち。
そういう人生の中で、自分に必要な状況を整えたりあるいは自分を守るために、しっかりと意見を伝えることは多かれ少なかれ必要になるはず。
僕の授業の中でそういうことを練習してくれたら嬉しく思う。
 さあさあバスは順調に高速道路を走行中。一休みして午後へのエネルギーを蓄えますか!



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  片岡亮太(和太鼓奏者/パーカッショニスト/社会福祉士)
 「人が集い、音が響き、時が輝く」
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