生命保険の分類
生命保険は主に終身保険と定期保険に分類できます。さらに近年になって、収入保障保険という形の生命保険も販売されています。
終身と定期というと期間のことですが、何の期間かというと保障の期間です(保険料払込期間ではない)。
表で表すと次のようになります。
| タイプ | 保障期間 | 保険料払込期間 |
|---|---|---|
| 終身保険 | 終身 | 終身払(※) |
| 定期払 (養老保険ともいう) | ||
| 定期保険 | 定期 | 定期払(※) |
| 収入保障保険 | 定期 | 定期払 |
終身保険と定期保険というとどのような保険か分かりにくいですが、正確に言うとするなら、終身生命保険と定期生命保険です。
医療保険に関しては保障期間により終身医療保険と定期医療保険と呼ぶものの、生命保険に関しては、終身生命保険→終身保険、定期生命保険→定期保険と略された形で呼ばれます。
養老保険については満期保険金を期待して加入する方もいますが、終身払の生命保険や定期保険については満期保険金はありません。
保険金の受け取りは死亡または高度障害時のみであるためです。
基本的に満期保険金や祝金については被保険者本人が受け取り、死亡保険金は被保険者以外の受取人が受け取ることになります。
終身保険
終身保険とは、保障期間が終身タイプの生命保険のことです。終身保険は契約期間中に保険料が変わることはなく、解約しない限り保障は一生涯続きます。
解約返戻金がありますので、途中で解約した場合は返ってくるお金があります。
保険料払込期間は終身払・定期払どちらかを選択できます。
サラリーマン現役時に保険料の払い込みを終えておきたいという方は定期払(60歳までなど)を、一生涯保険料を払い込んでいく終身払も選択できます。
私個人のおすすめは、サラリーマン現役時代に払い終える定期払です。
終身払の場合、年金生活になっても保険料を払い込んでいくことになるためです。
養老保険
養老保険とは保障期間が終身であり、保険料払込期間を定期払とする生命保険のことをいいます。死亡保障があることは当然ですが、返戻率の良し悪しで選ばれる資産運用目的の色合いが強い生命保険のことです。
保険料払込期間満了後(満期後)に解約して総払込保険料以上の満期保険金を受け取ることを期待する生命保険です。
その時点で現金が必要なければそのまま持ち続けることで、さらに積立金は増えていきます。
現在販売されているほとんどの養老保険は保険料払込期間=低解約返戻期間となっていますので、満期前(=保険料払込期間中)に解約すると総払込保険料を下回るリターンとなります。
生命保険であるものの、学資保険や個人年金保険と同様に返戻率で選ばれやすい商品であり、バブル時代に流行った保険ですが、低金利の現在ではその商品数は大変少なくなっています。
定期保険
定期保険とは、保障期間が一定期間となる生命保険です。いわゆる掛け捨ての生命保険です。
保障期間と保険料払込期間は、通常同じ期間になります。
加入から10年満了という風に年数で更新されるものを年満了といいます。
60歳満了と年齢を区切りとしたものを歳満了といいます。
年満了の場合、契約の継続を希望する場合は更新となります。
歳満了を選んだ場合更新はできません。
若い方の加入であれば保険料は安いので、住宅ローンや教育費などで支出が多い期間に一時的に加入しておくことで、大きな保障と安心感を得ることができます。
年満了
保険期間が○年で満了する契約のことをいいます。更新型ともいいます。
10年満了、20年満了などの商品がありますが、これらを年満了の保険といいます。
年満了の保険は契約満了時には更新することができます。
基本的に自動更新となっており、更新の際は保険料が大きく上がることがありますので注意です。
歳満了
保険期間が○歳で満了する契約のことをいいます。全期型ともいいます。
60歳満了、65歳満了などの商品がありますが、これらを歳満了の保険といいます。
歳満了の保険は契約を更新することは基本的にできません。あなたと温泉に行ったら出演者一覧
収入保障保険
収入保障保険とは、被保険者の死亡あるいは高度障害状態に該当したときから、年金形式で保険金を受け取ることができる保険です。契約時に定めた年金を月額換算で毎月受け取ることができ、まるで亡くなった被保険者の収入を補てんするかのような保険であるため、「収入保障保険」という名前なのです。
私たちがよく知っている生命保険は、被保険者の死亡時に一括して死亡保険金を受け取ることができるというものです。
一方で収入保障保険は、被保険者の死亡後から毎月契約時に定めた年数まで、年金月額が振り込まれます。
年金の受取期間は、例えば55歳まであるいは10年といったような一定期間を契約時に定め、保険金受取事由該当後から保険期間の間だけ受け取ることができます。
ようするに保険期間を何事もなく経過していくほど、総受取額が小さくなっていくということになります。
保障期間は前項の定期保険と同じく定期期間のみとなります。
契約期間の終盤に被保険者が亡くなった場合のことを想定して、「支払保証期間」というものが定められています。
支払保証期間とは
保険金支払事由に該当したときから、年金が支払われる最低年数です。この支払保証期間を設けることで、例えば保険期間満了のひと月前に被保険者が死亡したとしても、一定期間は年金を受け取ることができることになります。
基本的に1~5年の間で指定できます。
例えば支払保証期間を5年で指定すると、保険期間満了直前に被保険者の方が亡くなったとしても、年金を5年間受け取ることができます。
終身保険のさらに細かい分類
次のものは全て終身保険なのですが内容によりさらに細かく分類でき、保険商品の正式名称として使われています。低解約返戻金型終身保険
その名の通り、低い解約返戻金タイプ(型)である終身保険です。低解約返戻金型は現在主流となっている商品のタイプです。
解約返戻金とは中途解約したときの返ってくるお金のことですが、解約返戻金を低くするというデメリットと引き換えに、月々の保険料を安くするというメリットを得た保険です。
解約返戻金額は払い込んだ保険料のおよそ7割程度となります。
積立利率変動型終身保険、利差配当付き終身保険
積立金の運用成績が良ければ保険金額や解約返戻金に反映されるタイプです。積立利率には最低保証も設けられていますので、それを下回る積立金になることはありません。
引受基準緩和型とは
「引受基準緩和型」とは、保険の加入を引き受ける基準が緩和されている保険です。ようするに、告知や診査に問題のある方でも加入の可能性がある保険のことです。
保険金の請求が増えることから保険料も高くなっています。
引受基準緩和型の保険は生命保険と医療保険で取り扱われているタイプで、さらに告知自体を求めない無選択型というタイプもあります(次の項)。
なお、医療保険には引受基準緩和型を勧める前に、通常タイプの条件付きというものもあります。
条件付きとは体の部位や病名に対して不担保(保障の対象外となる)としたり、保険料を割り増ししたりする措置です。
無選択型とは
無選択型とは選択しない(告知を求めない・診査をしない)ということであり、どのような既往歴がある方でも引き受けるということです。生命保険の場合、2年以内の死亡は既払込保険料の返還という措置になります。
医療保険の場合は既往歴のある病気は保障の対象外となります。
引受基準緩和型も加入できない方が申込対象となり、引受基準緩和型よりさらに保険料は高くなります。
| 告知 ハードル | タイプ |
|---|---|
| 高 ↑ ↓ 低 | 通常タイプ 引受基準緩和型 無選択型 |
保険料はもちろん通常タイプが一番安い
保険料の安さは、保険会社が求める告知項目を問題なくパスできるかで決まります。最も告知項目数が多い通常タイプを問題なくパスできれば、安い保険料で契約できます。
告知項目数は通常タイプが最も多く8~10個程度でしょう。
引受基準緩和型は3~5つほどです。
無選択型は告知はないのでゼロです。
医療保険の条件付きは通常タイプの告知事項に問題があるが、一部の部位(臓器など)や疾病を保障の対象外とすることにより契約可能となります。
加入基準が緩い保険ほど、保障内容も少なくなる
通常タイプは補償額の範囲や保障内容の多さ(特約)などが多彩に用意されているため希望の保障を組み立てることができます。一方で引受基準緩和型となると補償額・保障内容ともに範囲が狭くなります。
補償額に関しては、契約から1年は50%になります。
無選択型についてはさらに保険料がアップし、保険金の額も小さくなるなどの内容になります。(2018/11/25)

2親等内の血族とは、祖父母・父母・兄弟姉妹・子・孫で、かつ血のつながりがある人を指します(ということにより、義理の父母・義兄弟・配偶者の子供(血のつながりのない)などはここに含まれません)。
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