遺品整理とは「亡くなった故人様に関する所有物や生活に使用していた家具など」を整理することを言います。愛用品整理とも呼ばれています。
故人様の生前に行うことを「生前整理」と呼ばれており、終活ブームの影響もあり、生前から断捨離を行う人の徐々にですが増えています。
しかし、ほとんどの整理はやはり「死後」に行われることが多く、本人ではなくその家族・親族が代わりにものの整理を行うことが大半です。
整理に必要な「お金・費用」「業者手配の段取り」など、本人に代わりに手配を行うため、時間と費用を使うことになり、家族や親族の負担になっていることが課題となっています。
遺品整理は「ものの量」で費用が決まる
遺品整理を行うにあたり、やはり気になることは「依頼をするとどれほどの費用が掛かるのか」という質問が最も多いです。
遺品整理をお願いするにあたり、まず整理を行う「現地の確認」が必要です。
中には現地写真を確認し、見積もりをお願いする方法もありますが、やはり「現地での確認が最も正確な見積もりを出すことが可能です」
また、遺品整理を依頼するための費用の大半は「不要物の処分費用」であり、
- 単純な物量
- 運び出すための人手
- 荷物を乗せるための車(トラック)
- 作業場所の難易度(作業のしやすさなど)
これらに費用が掛かります。
物量が依頼費用に影響するため、大きな家・間取りの満床であっても「整理整頓を常に行っており、ゴミが少ない家であれば、意外と費用を抑えられます」
一方、ワンルームのアパートでもゴミの量が多く、処分しなければならないものが多い場合は「予想以上に高い費用」となってしまいます。
日頃の整理整頓が費用にも影響するため、整理の習慣はとても大事であると感じます。
「分譲マンションで4LDK以上のお部屋で整理をされている部屋」と「1DKアパートでゴミが多く、ゴミ屋敷となってしまっている家」とでは「1DKのアパートの方が倍以上の費用が必要」となる場合が多いです。
空き家になってしまった実家の整理は早めに行う方がよい
核家族化が進みそれぞれで家を持ち、空き家となっている実家が多くなっています。
親の保有物なので、そのまま置いている人も多いと思うのですが、住んでいない家は老朽化が早く、これは家財にも影響します。
またお仏壇やアルバム写真など、なかなか処分しにくいものが実家に置いてあるケースも多いため、将来空き家となった実家を売却するとしても、遺品整理は早めに故人様の愛用品整理を含め、家財整理をしておいた方が良いでしょう。
これらは相続、遺品整理、不動産に関する窓口・専門家に相談してみることも解決方法のひとつとなります。