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キング・オブ・ヴァイブス、ロイ・エアーズ。

毎年夏になると聴きたくなる曲が何曲かあります。

その中の一曲にヴァイブ奏者ロイ・エアーズの「Everybody Loves The Sunshine」という曲があるんです。

80年代後半のアシッド・ジャズ・ムーブメントで彼の作品を知ったのですが、当時はレア・グルーヴとして支持され、ヒップホップ、ハウス、テクノなどのDJからリスペクトを受けていましたね。

彼は、ジャズとファンクを融合させた第一人者ですが、曲によっては ディスコ/メロウ・ソウル/フュージョンといったフィーリングのものもあります。

彼のプレイスタイルはヴァイブの本来が持っている部分もあるのでしょうが、非常にセクシーでエレガントで、
聞く人を官能の世界へと誘ってくれるんですよね。

キング・オブ・ヴァイブス、ロイ・エアーズ

今日のような真夏のねっとりとした夜にぴったりの名曲ですよ。


沖縄旅記

先日久しぶりに沖縄を旅行しました。

いつも感じるのは、人や自然や空気や流れる時間まで何もかもが優しい生命力に溢れていて、
日常でつい忘れがちな事を思い出させてくれ、ニュートラルな状態に戻してくれる そんな場所ですね。

レンタカーでいろいろ廻ったんですが、車で聴きたくなる音楽も都内にいる時とは全く違っておもしろいです。

80年代のロックやR&Bあたりの緩い感じが妙にフィットするんですよね。

週末に北谷という基地から近い繁華街に行きましたが、ここの場所は他とはちょっと違う空気で、
週末は黒人コミュニティーになっているんです。

あちこちのアメ車からHIP HOPが聞こえてきて、妙にギラギラしているんですよ。
一瞬 L.Aにでもいるような錯覚に陥りました。

これも又 今の沖縄の一つの感じとして決していやじゃなかったですね。

ということでたまにはHIP HOPでも。
悪趣味なPVも話題なタイラー・ザ・クリエイターです。

ジャケットアートワーク

The Wombats の『Proudly Present…This Modern Glitch』のジャケットアートワークで久々にストーム・ソーガソンの名前を発見 !

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トーム・ソーガソンは元ヒプノシスというアート集団の一員で、ヒプノシスは誰しも一度は目にした事があるだろう数々の名作ジャケットを手がけています。

例えば


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どのジャケットも、だまし絵のような奇抜な視覚効果で強く印象づけるのと、人間の内面をも描き出した メッセージが込められた表現方法が 手元に置いておきたいと思わせる力を持っています。

そしてもう一人。
そのヒプノシスとの関係も深い もう一人の巨匠 ロジャー・ディーン の作風は、透明で幻想的な雰囲気を持っていました。
最近、映画のアバターのセットが ロジャー・ディーン の作品にそっくりだと噂になっていましたね。


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アナログレコードの時代は凝ったジャケットはジャケ買いしてもほとんどはずれなかったですよね。
ジャケットを眺めながら音を聴いているとより深く入り込めた気がします。

僕はよく季節や気分ごとに部屋に飾るレコードを変えてました。
なんとなくその時々のテーマなんかを決めたりして...
何を飾るかを考えるのもなかなか楽しいですよね。

ロジャー・ディーン幻想画集

フジロックにukダブバンドが。

あらためてフジロックのラインナップを見た所 アフリカン・ヘッド・チャージ の名が...

アフリカン・ヘッド・チャージとは、エイドリアン・シャーウッドが主宰する ON-Uサウンド に所属するバンドで、呪術的なムードもあるサウンドとプリミティブなリズムを持ったUKダブの代表的バンドです。

UKダブとはブリストルという街から生まれたもので、その背景はもともとジャマイカからの移民が多く、彼らからレゲエが持ち込まれ、80年代のパンク、ニューウエィブカルチャーと化学反応を起こし、この地場独特のダブとして生まれたものです。

エイドリアン・シャーウッドは間違いなくそのシーンの核的な存在でしょうね。
その流れから80年代後半には、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンやKMFDM、ナイン・インチ・ネイルズなどインダストリアル・ミュージックのプロデューサーとしても有名になりました。

ON-Uサウンドには他に、惜しくも昨年亡くなってしまったスリッツのアリ・アップが参加したニュー・エイジ・ステッパーズやクリエイション・レベル、タックヘッドなどが所属してレーベルとして異彩を放っていましたね。
以前にブログで話をしたポップ・グループのVo.マーク・スチュワートもこのレーベルなんです。

ブリストルからはマッシブ・アタック、トリッキー、ポーティス・ヘッドなどのトリップ・ホップというジャンルも生まれましたが、これらの持つ独特のクールネスの根底にもUKダブの精神が宿っています。

ダンスホールレゲエも楽しくて良いんですが、野外で気だるくukダブもいいですね!





SINGER SONG GUITAR ×FUNDOM

SINGER SONG GUITAR (SSG)×FUNDOM コラボレーションモデルが遂に発売です!!

SSGの特徴は、簡単に言ってしまうとスピーカー付きギターで、専用のヘッドセットマイクを付けるとこれだけで
どこでも弾き語りが可能になる優れものなんです。(臨場感もかなりあります)

アウトプット端子に繋げば普通のギターとしても当然使えます。

僕は学生の頃、楽器としてはギターから入ったんですが、楽曲のコピーをするのに何度も何度も繰り返しカセットテレコから音を出してやってました。

このSSGは インプットにAUXが付いているので、ここにi-Podなんかを接続すると、その再生音源もスピーカーから出てきて、セッションやら練習やらいろいろな楽しみが簡単にできます 時代は進化してますね。

実際に手にすると小振りな良いサイズ感で、Fundomカラーリングが非常に似合います。

これを手に、久々にマニアックな音源でも秘かにコピーしようかと思っています。

SINGER SONG GUITAR ×FUNDOM 

カースピーカー

どうやら無理な音を出しすぎたらしく、車のスピーカー(ウーハー)が飛んでしまっていたんです。

しばらくの間スピーカーのコーンがブルブル言う部分の周波数はカットして聞いていましたが、昨日ようやく新しいスピーカーにしました。

僕の場合、幅広いジャンルの音楽を聴くので、どの辺が良い線なのかチューニングにかなり時間がかかりました。
すべての音楽をジャストに聞かせてくれるような物は存在しないですから、許せる範囲のぎりぎりを探るんです。

ロック,ジャズ,クラブもの,ワールドものなどなど いろいろ試した結果、アコースティックな音源が得意な様でしたね。

自宅では、ここを追求して行った結果、いくつものスピーカーをセットし、音楽のジャンルによってスイッチャーで切り替えて聞く様にしてしまいました。

基本的にはソフトにお金をかけるソフト派でいたいと思っているんですが、聞くシステムにより感じ方も変わってくるので、ある程度自分で納得できる位に整えたんです。

家聴きもいいですが、この週末はいろいろな音源を持って、久しぶりにドライブにでも出てみようと思います。



システム的にも季節的にもこの辺が気持ちよく聞こえそう。

ディアハンターの激レアなツアーTシャツ

以前の僕の記事にも登場した、バウハウスやザ・ザなどが在籍していた老舗インディーズレーベルの4AD。

このレーベルは、他にコクトー・ツインズやピクシーズなどがいて、僕の中ではサイケで耽美な色気を持った印象が強かったのですが、実はこの4AD 最近も元気で、TVオン・ザ・レディオやブロンド・レッドヘッドなどなどかなり良いバンドが在籍し、いつの時代も見逃せない理想的なレーベルなんです。

その中でも注目度がかなり高いバンドのひとつディアハンターは、
何とも言えないサイケ感が、このレーベルの伝統を受け継いでいるように思います。

実はFUNDOMでは今回、このディアハンターの激レアなツアーTシャツを入手しました。
スカルピラミッド の2種のデザインがあり、どちらも希少なのでお早めなチェックをお勧めします!




ヨーゼフ・ボイス×アンディー・ウォーホル

現代美術の巨匠 ヨーゼフ・ボイスを池袋西武美術館に見に行った事があります。

彼は亡くなる2年前の1984年に一度だけ来日し、その時はアート界も超えてのすごい盛り上がりでしたね。

その流れだったと思います。

コヨーテやフェルトをモチーフにユニークな展示でした。

ボイスに興味を持ったのは、現代アート集団 フルクサスに惹かれてナム・ジュン・パイクを知り、その流れで興味を持ち好きになったんですよ。
ナム・ジュン・パイクは当時坂本龍一とも密に交流をしていましたね。

それらに影響されて、当時 美術部だった僕は音楽とパフォーマンスでの作品をたまに発表してたりもしていました。

そうそうその頃、ヨーゼフ・ボイスをモチーフにしたウォーホルの作品を部屋に飾っていたんですが、
対局にいる二人のコラボレーションがおもしろく、かなりのお気に入りでした。

急に懐かしくなったんですが、どこに行ってしまったんでしょうね...

謎のバンド WU LYF

ちょっと引っかかっているバンドの事を。

バンド名はWorld Unite Lucifer Youth Foundationで WU LYF
今年のFuji Rock Festivalの2日目Red Marqueeに出演するバンドです。

彼らはこのネット情報時代に極力情報を少なくして謎が話題を呼んでいるんです。

教会でライブをしたり、実際ライブがいいらしいというのも口コミで広がっています。

出身はマンチェスターということで、Joy Division,New Order,Happy Mondaysなどの流れも感じさせる、
由緒正しい典型的な英国バンドの音です。

下記のH.Pに行くとしばらくしたら音が流れてくるので是非聞いてみて下さい。

http://wulyf.org/

アート・リンゼイ来日!!

結局行けなかったんですが、アート・リンゼイが来日してたんです。

大友良英とのセッションでのライブだったらしく、行った人の話しによると全編ノイズの嵐だった様です。
最近はボサノバなどのアプローチが多かったんで、久々のノイズプレイは見たかったですね。
元々彼を知ったのは、NO N.Yの中のDNAからですから、僕の中ではラジカルなイメージの方が強いんです。

DNA以降の、フェイクジャズなんて言われてたラウンジ・リザーズ時代も良かったですが、その後のアンビシャス・ラバーズのソリッドな感じも好きで良く聞いてましたね。

ソロ時代はそんなには追っていないんですが、カエーターノ・ヴェローゾなんかのプロデュースをしたり、
キップ・ハンラハンのアメリカン・クラーヴェに参加したりと、近年のラテンミュージックに新しい息吹を吹き込んでいった重要人物でもあります。