柏・我孫子・九段下でランニング初心者の快適な走りをサポートするランニングアセスメントスペシャリストの涌田智昭です。
今月は数回に分けて、「筋膜」について書いています。
今日はその4回目、筋膜の役割について書いてみたいと思います。
筋膜には、下記の4つの役割があります。
1.支持・安定
2.老廃物の排泄と免疫機能
3.感覚を受信する
4.組織間の滑りを生み出す
1.支持・安定
筋膜は、筋肉や骨格、内臓、血管などをそれぞれの位置に収め、支持・安定させる役目を持ちます。
人体=テンセグリティ構造=張力に依存した構造
骨格や筋肉では人体構造は成り立たず、ガラガラと崩れてしまいます。
骨格や筋肉の内外部に張り巡らされた筋膜組織が存在し、その弾性性質が張力を生み出し、人体のバランスを構成しています。
2.老廃物の排泄と免疫機能
筋膜の中には全身に分布する多くのリンパ管があり、老廃物排泄の働きをします。
また、多くの免疫細胞も存在することから、バクテリアやウィルスを退治する
役目も担っています。
3.感覚を受信する
筋膜内には筋肉のおおよそ8~10倍もの感覚受容器が存在し、様々な自由神経終末や感覚神経終末が存在します。
これらは圧力、振動、ストレッチ、剪断力(せんだんりょく)を感知し、反応し、脳に伝えます。
筋膜組織内に存在する受容器終末が今までその役割を担っていると考えられていましたが、この発見により、筋組織内の受容器は筋膜を傾聴する、もしくは受け渡しをする役割を担っているとの考え方がされてきています。
4.組織間の滑りを生み出す
筋膜の主要な性質である粘性は、各筋膜間の滑りを生み出します。この滑りがなければ体の各組織は癒着を起こし、連動した力を生み出すことが出来ません。
この滑りは、体を動かす時、筋肉を可動させる際には必ず発生する現象で、筋膜組織に潤い(粘性)が無ければ正常に働くことはできません。
そして潤いと癒着や捻じれなどの筋膜ストレスは相互に密接な関係性があります。
(潤いの減少した筋膜は筋膜ストレスを起こしやすく、筋膜ストレスのある筋膜は潤いの減少を起こしやすくなります)
お肌だけではなく、筋膜にも「潤い」を与えましょう
筋膜リリースは、筋膜にこの「粘弾性」を与え、良い状態に保ち機能的に動く体作りに必要な作業です。
しかし、その筋膜リリースも正しく行わなければ、効果が上がりません。
正しいやり方を知りたい方は、ぜひF.H-Projectのパーソナルトレーニングプログラム「筋膜リリース×adidasパフォーマンストレーニング」
を受けてみて下さい。
マンツーマンで細かいポイントまで詳しくお教えします。
お申し込みはこちらの専用フォーム
からお願いします。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
柏・我孫子・九段下ランニング初心者の快適な走りをサポートする
トレーナー涌田智昭