お休みの方も多いと思いますがいかがお過ごしでしょうか?
さて、富士山バックカントリー道中編に続きまして、本編でもある
登頂に入っていきたいと思います。
その前に余談を1つ・・・
よく
「富士山って滑れるの?」
「富士山って滑っていいの?」
という質問を友人から受けます。
この場をお借りして我が輩なりの回答をしたいと思います。
Q, 富士山って滑れるの?
A, 富士山に限らず雪がついていれば山は滑れます。
ただしスキー場のようなリフトはありません。登る体力と知識、覚悟
があれば滑れない雪山はありません。
Q, 富士山って滑っていいの?
A, 奨励もされてませんが禁止もされてません。ということは滑走可です。
ただし、夏山シーズン以外は駐車場までの道のゲートは閉じてます。
そのゲートを自分で開ける=誰も管理していない(できない)ゾーンに踏み入ること
になります。要は万が一何かあっても自己責任です。
我が輩の個人的見解はこんな感じですかね。
いろいろな意見があるかと思いますが、結局は自己判断ということです。
さてさて、余談はこのへんにしときまして本題に入りたいと思います。
結局、一睡もしないで、テンションのままに準備し、アイゼンを装着、
登山口に向かいます。登山口で1枚パシャり。
(この時、まさか様々なトラブルに巻きまれるとは、まだ知らない我が輩なのでした 笑)

写真には雪が写っていますが、5合目から7号目はところどころ雪がなく、火山岩のような
石がむき出しになってます。
(これは年に寄るようです。我が輩が登ったときは例年に比べて残雪は多かったようです)
また、雪質は朝一だと結構カチカチです。スノーシューで登っていた人もいましたが、
アイゼンをお勧めします。
6号目くらいをハイクする我が輩

写真みていただければわかりますがこの日はものすごい青空でした!!
標高2500mから見る景色は絶景です!
7号目の鳥居

どうですか!?
この神秘的な景色!
この景色はこの時期の富士山でしか見れないと思います。
まぁここまで(7号目くらい)は順調だったんです。
しかし、7合目を過ぎたくらいから体調に変化が・・・
「く、くるしい、足が重い・・・」
7号目を超えてくると標高も既に2800mまで上がってきます。
標高が上がると必然的に酸素濃度も低くなり、地上にいるような呼吸ができなくなってきます。
ここからはひたすら自分との戦いでした。
薄い酸素に加え、慣れないアイゼン、気を緩めれば何百mも滑落しかねない急斜面。
5歩進んでは10秒休むという途方もない作業の繰り返し。
体力的にも精神的にも人生で味わったことがないくらいの疲労が2人を襲っていました。
(このへんから会話がなくなったのを覚えていますw)
こーなると悔やまれるのが、寝ていないこと。
少しでも寝ていれば・・・そんな気持ちが何度も心をよぎりました。
とはいうもののどれだけしんどくても登るしかありません。
ひたすら頂上目指して登り続けます。
しんどいながらも体にムチ打って鳥居と2ショット。
(鳥居がほとんど埋まっています。残雪の量が多いことがお分かりでしょう!)

しかし、登り続け何とかもうすぐ頂上というところで、事件?は起きます。
なんと斜面の途中、(上の方なので結構な急斜面)でピッケル(カマみたいな道具)
を雪面に刺したまま我が輩が気絶!w
当人である我が輩も覚えていませんが、狂言くん曰く、しばらくの間、ピッケルに覆いかぶさる
ようにして、動かなかったようです 笑
防衛本能なのか、ピッケルのおかげで滑落はしませんでしたが、まぁ危ない状態でした 笑
そんな危機的状況もくぐり抜け、何とか頂上に到着!
(この時の狂言くんの顔色とテンションは出発前とは別人でしたw)
写真を撮るだけでも2人とも動きが遅く一苦労・・・

ちなみこの写真で我が輩たちの足元にみえる茶色いトタンみたいなやつ。
これは頂上にある山小屋の屋根です!
夏富士に登られた方ならわかると思いますが、この遥か下に山小屋の入り口があります!
こんな感じで登頂には成功したのですが、問題は時間。
5時過ぎに5合目を出て、山頂に着いたのが、14時過ぎ・・・
登頂時間脅威の9時間!笑
そりゃ疲れますがな。。。
しかも山の活動において14時から下山というのは非常に遅いんです。
日が暮れたらアウト。それが山のルール。
そのため我が輩たちの他には、人がほとんどおらず、山頂は貸切状態。
山頂で休憩、写真を撮るのも束の間、すぐさま下山をするため滑走の準備に
取り掛かるのでした。
(滑走編に続く)