なぜ大学へ行くんだろう・・・
やりたいことがあれば大学なんかねぇ。
寿司屋になりたければ、中卒で小僧に入ればよいわけだし、
やりたいことがないけど早く社会に出たければ、
高卒だっていくらでも仕事がある。
子どもたちの大学進学率は五割を超えて、
どんどん増え続けている。
けど、、、
なぜ大学へ行くのかが分かっていない子が大半じゃないのかな。
弁護士になる、
医者になる、
薬剤師になる、
学校の先生になる、
看護婦になる、
国家公務員になる。
または、
金融に勤める、
証券会社でアナリストになる、
最近はいるのかいないのか分かりませんけど、
メディアで仕事がしたい、
建築へ進みたい、
電気へ進みたい、
エンジニアになりたい、
などなど、
こんな夢があれば良いんですけど、ね。
で、こんな夢があれば、
結構、いきなり初任給で500万~800万円取れたりする。
まぁ、学校の先生じゃあそんなに取れませんけどね。
でも、一方で夢もなんもなくて、
しかも本気で勝負することから逃げて、
AOや推薦で大学へ進学して、
(スポーツとか一芸なら別ですよ)
高校生活の延長線で大学生活を漫然と送る。
で、三年生になれば就活。
で、とりあえず何でも良いから就職口が見つかればホッとする。
で、初任給は20万円。年収で250万行けば御の字。
どっちが良い?
いや、お子さんにはどっちの道を進ませたいですか?
前者? 後者?
大抵の親御さん達は、
「そんなの本人次第」と言います。
でも、前者は偶然作られるモノではありません。
「お前はこうなるんだ」と言っている親の元に育つ子が、
前者で高給取り。
「お前はお前だ」と言っている親の元に育つ子が、
後者になる。
まぁ、全てが全てとは言いません。
稀に例外もあります。稀に、ごく稀に、です。
しかし、こんな現実を観ていると、
次の世代は大丈夫か?と感じます。
今でこそ、まだ昭和の財産が残っていて、
子どもたちを大学まで進学させることが出来ますが、
これからの子どもたちが大人になる頃、
親たちの遺産を食い尽くしたあとに、
彼らの給料で彼らの子どもたちを大学へ進学させることが出来るんだろうか・・・
ちょっと心配。