『いなかのせんきょ』
について
このブログで書いたところ、
同じ著者の『燃えよ、あんず』
を紹介されましたので、
さっそく読みました。
群像劇というジャンル
に分類されるのでしょう。
『いなかのせんきょ』同様、
登場人物が、みんな
「愛すべき」で
「愛おしい」。
この著者の、
人間を見る目が
「尊厳と滑稽」
なのだと思います。
「一人ひとりの人間は
どんなに滑稽に見えても
聞いてみないとわからない
さまざまな経験と想い
からできている。
でも、そんなことを知らない人からすれば、
とても滑稽に思える。」
ふだんは
だいたい、
他者の滑稽なところばかりに
目がいってしまい、
バカにしたり、
笑いものにしてしまう
私。
そんな私に気づかせてくれる作品
だと感じました。
しかも、
本作のテーマは
「世界」
でもあって、
大げさですが、
宗教的感覚も
下敷きになっている気が
します。