時宗の祖といわれる

一遍さんが主役の小説、

佐江衆一『わが屍は野に捨てよ 一遍遊行』(新潮文庫)。

 

久しぶりに読み返してみました。

 

ついでといってはなんですが、

栗原康『死してなお踊れ 一遍上人伝』(河出文庫)

も、おもしろそうなので、

読みはじめてみました。

 

佐江さんが描く一遍は

とても苦悩する人

という印象でした。

 

今苦悩中なので、

苦悩している人の物語を

再度読みたくなった

のです。

 

苦悩を解決できないので、

せめて苦悩している人の姿を見て、

苦悩を軽くしよう。

そういうケチな根性が動機

というわけです。

 

読み直してみて、

やはり

壮絶に苦悩する一遍さん

でした。

 

それに対して

栗原さんが描く一遍は、

もちろん苦悩する人なのですが、

勢いがものすごい人

という感じで、

おもしろいです(まだ読み終わっていませんが)。

 

一遍さんにかぎらず、

イエスさんや親鸞さんなどについて書く人は、

イエスさんや親鸞さんについて書くと同時に、

イエスさんや親鸞さんを鏡にして、

その鏡に映しだされた自分

を書いている感じが

します。

 

そこが

おもしろいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

つばめの行動が

また変化しています。

 

空高いところを

十数羽ぐらいでしょうか、

集団になって

ぐるぐる飛びまわっています。

 

渡りの季節が来たことを

教えてくれているような

感じがします。