今から約20年前、バブル経済が弾けて以降に流行った言葉だが、未だにこの言葉を好きになれない。
理由はそれがいつの時点でそれが決まるのか分からないからである。
ブログの中でも、「成功する為の秘訣」等という言葉を頻繁に見かけるが、同様である。
10年位前だったろうか、日本マグドナルドの創業者である亡き藤田会長がマスコミにやたらと取り上げられ、「我々こそが、勝ち組だ」と盛んに自負していたことは現在でも鮮明に覚えている。創業以降の努力は並大抵のことではなかっただろうが、少なくとも勝ち組と称された当時の同氏の表情や言動の中に、かなりの慢心と欲を垣間見た。
翌年、急転直下、創業以来の赤字に転落。
結局、僅か一年後に身を引いてその翌年には、希望退職を募る事態に到った。
勝ち組から一転、負け組になった典型的な例である。
ユニクロで有名なファストリも概ね順調と言えるが1年単位で見ると極めて浮き沈みの激しい企業である。
マスコミのせいもあるが、浮いた時だけテレビ等に頻繁に登場してその秘訣を盛んに語る。
初めて柳井氏を見た時の謙虚な言動は一体何処に行ったのだろうか?
今の経済は何が起こるか分からない。
つい最近まで為替が1ドル=120円の頃に80円まで円高が進むことを誰が予想しただろう。
タバコが400円になることを何人が予想していたか?
酒の値上げが3倍にならない保障が何処にあるのか?
タバコは愚か、禁酒の時代が来ないという保障もない。
企業の経営力とは裏腹に近年、社会の流れや他国の政治経済によって状況が一変するケースが目立ってきたように思う。
勝ち組や成功した企業が果たしていつまで続くのか?
明日倒産しても決して不思議な時代ではないだろう。
もちろん、逆もあることは言うまでもない。
これまで多くのセミナー等で成功者の実例を聞いてきたが、未だに説得力のある講演者に出会ったことがないと感じるのはそのせいかも知れない。
さて、今日の日本シリーズ第3戦、勝ち組は?
ロッテファンには悪いが僅差で中日と見る。
果たして偽パウルの三度目の予想や如何に?(笑)