こんにちは!
先日、学生さんは、学校歯科検診で
歯並びに問題がある子どもには
きちんとチェックが入り、
歯科医院受診時に学校歯科検診の歯並びに問題がありますに☑が入っている学校医から出される紙を持参したら
保険診療(自己負担無料で)で矯正相談・検査・診断を受けることが可能になったことを記載しました。
地域によって多少異なるとは思いますが、
永年、公的な援助が何かと不足気味で子育て世帯にとってとっても冷たい印象があった岡山市でさえ、
政府(自民党)の意向に従ってか?
小学生の時期は医療費自己負担無料、
中学高校生の時期は医療費自己負担金1割だけで
済むように支援が大きく改善されていますから、
小児期にできるだけ歯並びが良い子に仕上げておくことが望ましい日本になってきているように
感じています。
子どもにとっては非常に恵まれた環境が整ってきている日本です。
ただ、そういう改善がされる以前は、
歯並びが悪くても保険診療に該当せず、
いきなり相談先を見つけ難く、相談や診断を受けるにも高額な自費治療費が必要だし、
歯列矯正の期間はみっともなくてさらに辛い矯正装置を
何年間もつけておかないと治せませんという暗黒の時代が長く続いていました。
その為、今の大人の多くは、歯並びが悪いままず~っと
そして今でも
国に見捨てられ
放置され続けてきているわけです。
そういう社会背景の中で
残酷にも、
こういう統計がよく知られおり、さらに歯科医による説明時に結構引用されています。
以下、日本臨床矯正歯科医会からの引用です。
中高年の方が社会生活に支障を感じることなく
オーラルフレイルからフレイルになることなく
健康でバラエティーに富んだ美味しいお食事を楽しみ、
明るく社交的に好印象を与える笑顔を振りまき、
引きこもりになることなく、
楽しくお喋りし、
お爺ちゃん、お婆ちゃんクサイ!と孫子に嫌がられることなく、
食べ方が汚いから一緒に食事したくないと言われることなく、
健康で明るい毎日を送る為には
80歳になっても20本は健康に使える歯を残すように
若い頃から歯を大切にしたいと社会全体で考え行動していくための
明確な目標が8020運動なのですが、
歯を失う大きな原因は以下の3大原因。
歯周病・虫歯・歯の破折です。
こういう何らかの原因によって
人は加齢とともに歯を失っていくのですが、
さらにその原因を遡れば、
歯周病、虫歯、破折が生じるのは、
な~ぜ?なぜ??
実は、歯並びが悪い事が大元の原因だったりするのです。
そして、その中でも恐ろしいのが、
「反対咬合(受け口)」と「開咬」で、
この二つに分類されてしまう人に(上図上段右端と下段右端)
8020達成者はいないという統計研究があり
歯科医の中で非常によく知られています。
イメージとして人生の後半、50歳過ぎぐらいから1本1本どんどん歯を失っていき
歯を失った際に受けるべき欠損補綴や歯冠修復の形が取り難くなり、
難症例に分類されるようになり近所の歯医者でろくな治療を受けられなくなり
酷ければいったんすべての歯を抜いてオールオン4やオールオン6または入れ歯にしてしまったほうが綺麗になったり
咬めますよと言われるようになってどんどん高額な医療費が必要になってしまうという印象があります。
数少ない噛み合わせの支えとなっていた主力の歯が長年の過重負担によってヒビが入って割れていくので
次からどうやってかませばいいの?どこで咬ませたらいいの?と
困った状態に一気に陥ってしまうというケースが非常に多いです。
若い頃は破折するほどに行かない為まだよいですが、老後に一気に困ります。
(若気の至りで歯並びが悪いままセラミック矯正を選択してしまい
早い時期に神経抜いて歯の無理な方向に力をかけ続けた場合も
セラミック矯正を受けた時期によって異なってきますが
早ければ40代で50代、60代とどんどん歯を失って来るのと似ています)
つまりはバランスが悪いのと機能的な問題を増悪してしまうので
歯にとって最悪なのです(見た目にも悪いけど)
ですから、
昨今は、人生100年時代と言われるようになり、
大体の人が50代までは非常に健康な身体を維持されていますから
50代半ばまでに矯正歯科治療を受け、
8020達成を目指しましょう!
これが今どきのスローガンになってきているようです。
それでは60代での歯列矯正は無理なのか??
実は60代からでもうまくしてもらえば大丈夫です!!
様々な条件がどんどん厳しくなっていきますが、
骨粗鬆症のお薬を飲んで骨の代謝を薬理的に抑え込んでしまえば
歯は動かなくなりますが、
そうでなければ歯に持続的な矯正力をかけ続けば
歯は抜け落ちることなく矯正的な移動様式に従って動いてくれるでしょう。
(外傷や咬合性外傷、繰り返した慢性炎症などにより
歯根に骨性癒着が生じていると
追加で治療に工夫が必要になってきます。
つまり一筋縄では上手くいかなくなります)
高齢になればなるほど矯正治療の条件は厳しくなりますから
場合によって補綴や歯冠修復治療や保存修復のやり直しなど
多少の治療の追加工夫(矯正治療だけでは上手く仕上がらなくなる)が必要になってきたりします。
ただ、歯根の位置をより良い位置に移動させておくことが
後々の治療に非常に有利に働いたり、歯の健康に有利になったりもしますから
一般歯科医からも積極的に矯正治療を受けられてはどうですか?と
説明を受けるという事があったりします。
例えば、すでに入っているインプラントを固定源に使ったりする方法もありますし、
先にインプラントで欠損を補っておいて
それを絶対的固定源として使って歯の移動を可能にするという事も
高齢の方の場合の矯正治療時の工夫の一つになってきます。
歯が全部揃っていてガタツキ解消のために余計な歯を抜歯して
その隙間を使って歯を並べていくというような若い頃の単純な矯正治療とは
異なったアプローチが必要になって来たりしますから
一般歯科が主導して矯正していく必要があることが多くなったりします。
物事は単純なうちにある程度の形にしておくとよいでしょう。
ですから、
若いうちによい歯並びにいったんはしておくことが
今後は大いに望まれる時代になってくるでしょうね。
最後に、
岡山県の高梁市出身の
岡山県人ならば誰もが応援せずにいられない
東京ホテイソンのたけるさんも
成人矯正をはじめられたそうです。
26歳で10本奥歯全部が虫歯になっている事が
矯正治療をする際にわかって
歯科医に宣告される男子って
残念ながら、案外よくいます。
それくらい男性の一人暮らしの生活習慣は簡単に乱れまくってしまいますから
注意が必要!!
特に田舎出身者が都会に出ていきなりコンビニ食。外食続きで、
飲酒習慣がついたりして(炭酸やポカリスエットなどの甘いイオン系飲料、乳酸飲料危ないです)
いかにも身体のミネラル抜き取っちゃうよ内からも外からもというような
食生活、生活習慣に陥っていて
歯磨き能力がベタで、
フロスの習慣とかもなく、
歯がヌルついていたりザラついていても全然平気それが自然とか思ってしまうような
状況に陥っていると
虫歯は数年もあればどんどん進行しますからね。
歯科検診がない職場に勤めたり職種についてしまうとアウトですよ。
気をつけてください(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ただ、
虫歯治療は保険適用で出来ます。
また矯正治療前でも虫歯と診断がついているのであれば
保険医登録している歯科医院に行けば(地方ではそういう歯科医院がほぼ当たり前ですが
都会では保険医を返上して自費しかしない歯科医院が増えていたりします。要注意。
また、保険でできる治療なのにやたらと自費を勧めて来る歯科医院も多くなってきます。
都会あるあるですね。)
特に矯正歯科(自費専門)と連携をとる歯科医院に保険治療をないがしろにして自費との出来の差をつけている歯科医院が多い可能性っていうのがもしかしたらあるのかもしれません。
(何しろ、保険で提供できる治療を馬鹿にする傾向が都会にはある為=収益率の問題から。
矯正治療代を払えるステータスの人に対して自費治療を勧めがちになってしまう傾向は都会ではわからないわけでもないか・・・)
動画を見たらこんな説明ってありなのな????とおいおい大丈夫か??
と思わせる内容がてんこ盛りですが、
そこは、お笑い芸人!!
矯正の説明内容はすでにネタとして仕上げてあるのでしょう(笑)
どこまで歯科医の説明を反映しているのか?疑わしすぎてわかりません(笑)、
まったくトンチンカンで誰が聞いてもこれは完全なお笑いネタですね(笑)。
本当はきちんとした医学的な説明を受けていらっしゃるものと想像します。
(5分35秒から13分くらいの間)
いやもう、高梁の田舎に居て
小学校の頃に歯並びや矯正治療を受ける機会がなかったと想像できますが、
都会で活躍し始めると歯並びの悪さがコッパズカシくなって
矯正歯科に相談に行くという流れは
なんとなくよくある事だろうなと想像できます。
(田舎では当たり前によく見る歯並びでも、都会で活躍する人の中にいたら歯並びが田舎者って感じで
恥ずかしい気分になるのは致し方ないですよね。
洗練されてないって印象を受けたり与えてしまいますからね。
いつまでもいい歳して八重歯可愛いっていうのもないですしね・・)
たけるさんは、
まだ、セラミック矯正を受ける前に
矯正歯科を最初に受診されたようでよかったのでは?と思いますね。
かまいたちの濱家さんは
セラミック矯正を受けた後に
矯正治療の大切さを認識されるようになって
矯正治療を受けられることになり、
さらにセラミックもやり替えになっていくようですよ。
途中で出て来るギャグネタの
セラミック矯正したものを一枚板にして
宣伝広告板に使うというギャグを聞いて、
思わず、「令和の虎」の宣伝広告板などをセラミックにつけているセラミック矯正の伝道師の歯科医を思い出してしまい思わず吹き出してしまいましたw
歯科医がこれをしてフォロワー獲得に精を出す時代なのならば、
笑い芸人の濱家さんにも
ちょっと是非期待したいですかね(とはいえ、絶対しないでしょうけどw)
改造人間になってしまう人が急に増えてきていますが、
とりあえず、歯並びや咬み合わせが悪くお口の中の構造的な問題を解決することは
本来は疾病に分類されるべきで、
国が見捨てずに保険診療に組み込んでしまうのが望ましいのではないか?と
重いますね。
国税庁の見解では歯並び矯正もセラミック(ポーセレン)治療も治療の範疇であり
医療費控除の対象に含めてよいと正式見解を出しているのに、
厚労省は矯正治療は保険給付を原則認めないというダブルスタンダードで
歯科の医療費を抑制し続けているのは
なんだかおかしな話ですよね???
先日、矯正認定医の標榜がやっと公式にOKになりました。
(日本矯正歯科学会が認める認定医制度に基づく)
今までは矯正認定医と標榜する事すら本当は違法行為だったので、
矯正認定医が国に認めてもらえたというのは
矯正界にとって大きな前進なのではないでしょうか?
矯正認定医が国が認める資格制度に昇格したのであれば
矯正認定医が行う矯正治療は保険治療に組み込めばよいのではないか?と思ったりしますが
どうなるでしょうか?
案外矯正認定医自身が矯正は保険に組み込まれないほうがよいと
考えているのではないか?(この辺り複雑ですよね)
お笑い芸人の方々も
見た目改善のために
いきなりセラミック矯正に走るのではなく
歯列矯正を選択される時代になってきていますね。
その体験をもとにまたまた新しいギャグを開発してくれる時が来るのかもしれませんね。
今後の展開に期待したいです。
(治療がスムーズに進まれることを祈ります)。