英語嫌いな中2の息子ですが2021年6月に英検3級を受験し、無事合格しました。
その勢いで今年(2022年1月)に英検準2級を受験し、無事、合格することができました!
親子の取り組みの記念にブログに書いてみます。
<目次>
はじめに
1.合格までギャップと課題・施策
2.スケジュール
3.結果
4.息子の感想
はじめに
英語が嫌いな息子ですが、以下の取り組みで去年の6月無事3級に合格できました。
そこで少し自信がつき英語嫌いもアレルギーが緩和されたような気がします。
3級合格の勢いで、半年後の2022年1月の試験で準2級も取ってしまおうと考えました。
1.合格までギャップと課題・施策
目標までのギャップを把握することが大切です。
仕事でよくやるAS IS(現状)とTO BE(理想)のフレームワークで整理して、
GAP(差)を明らかにして課題と施策を考えることにします(笑)
今から書く内容を1枚で表すと以下のようになります!
●TO BEとAS IS 課題と施策
TO BE(目標)は準2級への一発合格です。
AS IS(現状)は英検3級にギリギリ合格した現状の息子の実力です。
まずはGapを把握する必要があります。
(1)リーディングとリスニングのGapを把握
リーディングとリスニングのGapは、過去問を解くことで
合格点までの点数差がわかるので、それで明らかになります。
最初に週1回のペースで4つの過去問を1ヶ月かけて解くことにしました。
おすすめは旺文社の問題集です。3級受験の時もお世話になりました(*^_^*)
4回の過去問を解いた時点では
リーディングの正解率は43-54%、リスニングの正解率は66-70%でした。
リーディングは合格まで20%ほど正解率が足りず、
リスニングはギリギリ合格点、という水準でした。
リスニングの方がいいのは、基礎英語を毎日聞いているおかげだと実感できました。
リーディングのGapの原因を本人にヒアリングしたところ、
理由は主に2つのようでした。
課題①ボキャブラリ不足(知らない単語が出てきたらそこでつまずく)
課題②文法力不足(まだ習っていない文法問題はわからない)
課題①ボキャブラリ不足
英単語のボキャブラリーを増やす必要があると考え、単語帳を活用する計画としました。
準2級の合格に必要な単語に絞ったものがいいと考え、同じく旺文社の「出る順パス単」を選べました。
→施策①単語帳を3周してボキャブラリーを増やす
課題②文法力不足
まだ中学2年生の息子は、準2級で出てくる文法の全てはまだ学校の授業でカバーしきれていません。
→施策②過去問問題集を4回分を3周する
なので過去問題で間違えた問題については、2周目、3周目と繰り返し解いて、
間違えた部分の文法を理解することに努めることと、学校の授業の復習、予習でカバーします。
以上をまとめると以下の表のようになります。
●リーディングとリスニングの現状とギャップ、課題と施策
(2)ライティングのGapを把握
続いてライティングのGapです。
3級だとライティングで書く文章は25-35語ですが、準2級だと50-60語となり倍増します!
さらには書くべき内容も高度化します。
課題③倍の量を書けるようにする必要ありライティングについて息子は3級受験前は、もの凄くアレルギーがあり、嫌悪感をいだいていましたが
3級の時のライティング対策でコツがわかり、やっと30文字くらいの文章が書ける状態になりました。
倍くらいの長文が書けるようにすることが課題でした。
→施策③3級で効果があったライティング専用の問題集を解く
3級受験時は専用の問題集をやることでアレルギーを克服できたので、
今回も3級の時と同じ問題集の準2級版をやることにしました。
3回繰り返すほどの時間はないので2回繰り返すことにしました。
課題④書く内容の高度化
書くべき内容も高度化します。3級では自分に関すること質問に答えるだけでよかったですが、準2級では、自分の見解をある程度のボリュームがある文章で表現せねばならず、難易度がパワーアップ。ちゃんと質問の意図に答えなければならないのと文法的にも合っていなければならない。
→施策④親が添削してあげる
採点基準がHPに公開されていますが、子どもが自分で客観的に自己採点するのは難しそうです。
ここは親が軽くチェックしてあげることにしました。
息子は嫌がりましたが(笑)、私も面倒ですが(笑)書いた文章をチェックすることにしました。
以上をまとめると以下の表のようになります。
(3)二次試験(面接)のGapを把握
続いて面接のGapです。
・パッセージの文字数30語から50語、1.7倍に増量
・イラストの数が1つから2つに!
・質問の質が高度化!自分に対する質問から意見を述べる形式へ!
3級の受験の時は 面接官がたまたま外国人でした。
外国人アレルギー?の息子は緊張でガチガチとなり、合格ラインスレスレでした。
課題⑤パッセージの文字数が大幅に増量し、質問内容も高度化
外国人がくると実力が十分発揮できないリスクあり
→施策⑤面接専用の問題集を使った親子模擬面接
この教訓を生かして面接対策については、念入りにリハーサルし、
外国人が来ようと 大丈夫なだけの訓練を積み重ねることにしました。
以上をまとめると以下の表のようになります。
●面接の3級と準2級の違い、課題と施策
2.スケジュール
以下の3つの点に留意してスケジュール化しました
(1)学校の試験などもあるので、特定の時期に集中するのではなく、少なめの量を長めの期間でやる
(2)やることを忘れないようにスケジュールをリスト化して壁に貼る
(3)勉強する順番やタイミングを考慮する
結果、以下のようなスケジュールになりました。
3.結果
結果です無事合格しました東京都受験者の上位9%に入ることができました。
以下のような正解率でした。
<一次試験>
リーディング78%
リスニング85%
ライティング80%
<二次試験>
面接 77%
合格基準は6割程度とされているので
結果的には、もうちょっと手を抜いても合格できたのかもしれませんが、
今回については3級受験の時よりも一層計画的にできたので
期間なゆとりをもってやることができたと思います。
4.息子の感想
最後に息子に感想を聞いてみたところ、以下のこと教えてくれました。
・過去問を繰り返し解く中で、文法をならってない部分がわからない、知らない単語が出てくるのが苦痛。
・文法については、やっぱり学校の授業や教科書が一番役に立つ。
・単語は「出る順」をやったことである程度効果があったが、3周くらいでは覚えられない。
・面接は同じものは内ので繰り返しやるより、レパートリーを増やす方が効果があると思う。
5.私の所感
自分が英検を受けたのはあれこれ かれこれ30年ぐらい前ですが、
その頃と比べて変わったのは 合格発表が Web で見れること、
英検バンドという考え方で、合格であれ、不合格であれ、
自分が受験者の中でどのくらいのポジションにあることがわかるなど、
IT面で便利になったと実感しました。受験料も大分高くなったような気がします(笑)
今回の取り組みが英語嫌いなお子さんがいる方の参考になれば幸いです。
余談ですが自分で書いていて若干、過保護な感じがしたので(笑)
中3からは本人にまかせようと思います(*^_^*)
今回お世話になった本たちです。合格4点セット!
6.後日談
(2023/4/1追加)2級にも合格できました(*^_^*)
英検準2級に合格した1年後、そのままの勢いで2級を受験し、無事合格しました!
中2で英検3級、英検準2級に合格し、中3で英検2級に合格したことになります。
英検2級はリーディングはすれすれだたのですが、リスニングでカバーできました。
これというのも中学生になって以来、
ほぼ毎日欠かさずラジオ基礎英語を聞いているから
ではないかという気になってきました。
基礎英語を継続するポイント
毎日聞き続けることのはとても大変!
3年間息子が継続できたのは、以下のような工夫があったからだと思います。
①スマートスピーカーが毎日リマインド!
我が家のアレクサに毎日、ラジオの10分前にタイマー設定しています。
忘れそうになることがあってもアレクサが教えてくれます。便利!
②どこでも聞けるラジオを用意
この十数年、我が家ではまったくラジオを使っていませんでした。
息子の基礎英語のため、専用機を購入しました!
いつでもどこでも基礎英語ができるように考え、選定のポイントは以下の通りです。
<電池で動く>
コードがあるとそれだけでめんどくさくなる。気分によってどの部屋でも聞ける。
たとえ旅行やキャンプの時であっても、気軽に携帯できるように電池式にしました。
<防水>
お風呂でも聞ける!実際、結構、お風呂で聞いてます。
テキストはしわだらけになりますが(笑)
●いつものシリーズの本たち
2級の時も同じシリーズの本たちにお世話になりました。2級合格4点セットです!