こんにちは、大阪市のフアン鍼灸院 です。
今回のケースは
【坐っていられない程下腹部がだるく痛くなる。病院での検査では異常なし。】
こんな症状が鍼灸治療で改善した症例を紹介します。
I さん 34歳 女性 会社員
I さん:
おなかの下の左側になんか固まりみたいなのがあって病院で検査しても
どこも何も悪くないって言われました。でも押さえると痛いし、坐っていると
その奥辺りが重だるくなってきて坐ってられなくなるんです。
私:
そうですか、ちょっと触らせて下さいね。ホントですね、この左の下の
方に結構大きな固まりがありますねえ。押さえてみますよ、どうですか?
I さん:
痛いです。
私:
おなかがとても冷たいですねえ。
I さん:
そうなんです。メチャメチャ冷え症なんです。足も氷みたいに
冷たくなるんです。
私:
分かりました。体全体も冷えていますが、特に骨盤の中の冷えがきつくて
そのために巡りが悪くなり体の中の代謝産物が代謝されずに固まりを作って
いるんだと思いますよ。体を温め巡りを良くして、その固まりをほどいて
いきましょう。
ということで鍼灸治療で全身の気、血、水(津液)の滞りを取り除き、体を温め
巡りを良くするようにした。足うらからふくらはぎに知熱灸(温かく感じると取り
除くお灸)をし、置鍼しながら仙骨の椎間(骨と骨の間)の反応点にも知熱灸を
していった。椎間の外側の圧痛点にも知熱灸をしていった。
おなかの臍下のツボにも知熱灸をした。
私:
終わりましたよ。坐ってみて下さい。どうですか?
I さん:
体がすごく温まっていて気持ちいいです。
坐っていてもだるさが少しましになった様な気がします。
私:
おなかの中にこれだけ大きな固まりが出来るには、それなりに時間が
かかっていると思いますので、治療を続けて様子を見ていきましょう。
その後、初めのうちに1週間に1度。楽になってくると2、3週間に1度のペースで
治療に来て下さり4か月後には固まりもほどけ、坐っている時の重だるさも
改善した。
I さんの様に冷えが生じ特に下半身の巡りが悪くなると、骨盤内腔で
気、血、水(津液)も滞りがちになります。それが長期間になると、
気、血、水の滞りが固まりを作る場合があります。
そんな時に鍼灸治療で体内の気、血、水の滞りを取り除き体を温め
巡りを良くしていくと固まりもほどけ始め、痛い、だるい、しびれるといった
症状も改善していくのです。
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