母がよく言ってた。
「ご飯を食べるとすぐに
お腹がプーとふくれる」と。
ずっとその意味するところが分からなかったけど、
自分もその歳に近づいてみると、
母と同じように、食後
お腹がプーとふくれるようになってきた。
「アー、こういうことを言ってたんだ」
とその時に初めて体で分かるようになった。
でもそうこうしているうちに、
60歳から運動を始めてみると、
いつの間にか、食後
お腹がプーとふくれなくなっている。
以前よりもずっと多く食べているのにふくれない。
ある時、そのことに氣づいて、
これは一体どういうこと、と考えてみた。
そして、運動を続けることで、骨格筋だけでなく、
内臓も、内臓筋も鍛えられているんだ、と思い至った。
そして、そして、そのことが、
冬でも湯タンポなしで眠れるようになったことに
つながっていることが分かった。
起きて動いている時は、
食べたり呼吸したり動いたりして
体の熱を作っている。
じゃあ、眠っている時は?
眠っている時でも、心臓も肺も動いているし、
胃も腸も腎臓も動いている。
そして、この時の体温は内臓の働きと
内臓の筋肉運動で発生する熱で
保たれているんだ。
だから、内臓筋も丈夫になれば、
それによって作られる熱も増えて
寝ていてもより温かくなる、ということなんだ。
なるほど、なるほど。
湯タンポいらずになった体を
寝ながらじっと観察してみた時、
体の奥から温まってくる感じが
したのはそういうことだったんだ。
ホントに体ってうまく出来ているなあ。ファン鍼灸院の案内
お悩みの症状がある場合、ファン鍼灸院にご相談ください
↓↓↓