前回の続きです。
MRIを撮る直前、メガネもはずしました。
私は視力がかなり悪いので一気に視界がぼやけます。
MRI室に入る直前、技師さんが金属探知機で最終チェックをしました。
でもそれが、頭部あたりをササッとかざしただけだったのでちょっと不安に。。。
MRI室に入るとすでに機械がゴォンゴォンと音を立てていました。
ウレタン製の耳栓をもらいはめました。
エアコンがひんやりして「やっぱりエアリズム着とけば良かった。」と思いました。
ですがMRIに横になると・・・。
「え…あったかい」
背面がほんのり暖かく、心地よかったです。
それから技師さんが、ふんわりとブランケットをかけてくれて
実はこの技師さん、さっきまで無愛想だったので
このブランケットをかけてくれるという行為が
なんだかギャップ萌え
横になっただけである程度は頭部が固定されるんですが
上からのキャッチャーミットみたいなのをかぶせてきました。
動かないようにですね。
まるで高級メロンの気持ちです。
緊急停止ボタンを右手に持たされ
いざ、MRIの中へ。
動き出した瞬間、少し怖くなりましたが
人生でこんな経験することそうそうないと思って
「ディズニーアトラクションぽいやん」って
テンションをむりくり上げました
すっぽり入ってしまったら確認したかったことがあって。
それは、MRIで「棺桶体験」ができるって読んでいたんです
棺桶の中ってこんな感じかなとか
いや棺桶はもっと天井低いでしょ…とか考えていました。
MRIが始まると、
私の思いかも知れませんが
体の細胞がぐわ〜〜っと上へ持ち上がる感覚がしました。
MRIは磁力での検査と聞いたのですが
本当に細胞が持ち上げられたのかな…?謎です。
それからMRIの音がガッコンガッコン鳴り出して
「おぉ〜これが噂で聞く”お隣で工事現場の音”かぁ〜」
テンションが上がったし笑いが込み上げてきました
背中はぽかぽか、
上にはふわふわのブランケット、
ガッコンガッコン、ビービービー
鳴り響く大音量の子守唄…(違うw)
そのうち眠くなってきました
寝ちゃいかん、寝ちゃいかんと思うけどついに「あ、いま私、口が空いてる。」と思うくらい、寝落ちしそうになっていました
意識は夢と現実をウロウロ。
完全に寝ないように踏ん張る。
寝ないように頑張ったのは、寝入る瞬間にビクってなって画像が乱れてしまわないか心配だったからです。
ポカンと空いた口を閉じたかったのですが
閉めたら逆に画像に影響ある気がして開けたままにしました。
「技師さん、こいつ口開けて寝てるわとか思ってないかな…。」と少し恥ずかしくなりました。
(余計な心配ばかりしていた気がします)
そうこうしていると多分、マジ寝をしちゃったんだと思うんです
ハッと気づくとまだMRIの中。
検査は20〜30分だと聞いていたのに
体感的にもう30分は経っているように感じました。
ずっと同じ姿勢なので後頭部が痛くて。
「なんか、長くない…?
長いよ!後頭部いたいよ!
動きたい!」
技師さんが「ちょっと長くなってるんですけど、大丈夫ですかー?」と声をかけてくれました。
途中で造影剤を入れると聞いていたので
「そのとき起き上がって頭ぐるぐる動かそう。」と虎視眈々とねらっていたのです
が、
「一旦止めて造影剤入れますねー。」とMRIから出ましたが
まさかの
「そのまま横になっててくださいねー。」と
これがショックで・・・!!!
高級メロン状態のまま、看護師さんが左手に注射器で造影剤を入れました。
ここから10分くらいで撮影が終わりました。
終わったあと、「なんか映ってました?」と聞こうかと思ったんですが
もちろんそんな度胸は安定して持ち合わせてなく
着替えるとき時計を見たら、
(開始時間をはっきり見てはいなかったのですが)
1時間弱は検査してたんじゃないかなって思います。
なんならベッドを借りて休憩して帰ってもいいくらいに
頭がぼ〜っとしていましたがそのままお会計して帰宅。
結果は翌日にまた聞きにくることになっていました
※「診断されるまで」が思いのほか長くなってしまいました
次回こそは診断されますのでっ…
お付き合いいただきありがとうございます
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